2018.11.05

バンコクからアユタヤ歴史公園まで~日帰り旅の楽しみ方 後編

Wataru Machishima

自転車を借りて自然あふれるアユタヤを気ままにぐるり
歴史遺跡に迷い込む、タイで過ごす休日のすすめ

 

こんにちは!ディレクターの待島です。

前回の記事で、バンコクのフアランポーン駅から、国鉄アユタヤ駅に到着し、川を渡ったところまで来ました。
ここから、目的地のアユタヤ歴史公園まで向かいます。

船から降りてすぐに、レンタサイクルショップがあります。受付でデポジット金額込みの料金を支払います(50バーツくらいだったはず)。パスポートのコピーを取られるので、持参しましょう。支払いが終わると、自転車を準備してくれ、オススメルートをマップを見せながら教えてくれます。

 

 

ワット・マハタートへ

マップの右端の地点からスタートして、15分ほどまっすぐ走ると、アユタヤ遺跡のひとつ目、ワット・マハタート(Wat Maha That)に到着。

 

 

入口が看板のすぐ隣ではなく、ややわかりにくいのですが、この看板を見てる状態で左手側に進むと入口があります。ちょっとした雑貨やお土産物、水も買えます。水は10バーツくらいで高すぎないので、売っている場所があればこまめに買って水分補給しましょう。

 

 

(動画を再生すると音が出ます)

 

ワット・マハタートへの入場料は、タイ人が無料、外国人は50バーツです。日本人観光客の方も結構いました。近くに駐輪スペースもあるので、停めて中に入ります。

 

 

遺跡内にたくさん見られる頭や上半身のない仏像は、13世紀のビルマ軍の侵略の際に打ち壊されたもの。完全に破壊しないで体だけ残っているのは、侮蔑の意味を示しているという説や、ビルマ軍の兵士が頭部を勝利の印として持ち帰ったという説などがあるそうです。

 

 

写真を撮ったりしながら、ぐるっと回ると、30分くらいで一回りできるかなと。
ふと横を見ると、ひときわ人が集まっている場所が。

 

 

 

そう、アユタヤ遺跡の中でも有名な、木の間に埋まった仏頭がありました。長い年月をかけて仏頭のまわりの木が成長していて、まわりに沿うように育ったらしく、まるで木が仏像に絡みついたように見えて印象的でした。

ちなみに写真を撮る際は、立ちながらの撮影は避け、手前にある板のスペースに腰かけて行いましょう。仏頭よりも自分の頭を低くすることで、敬意を示す意味があるそうです。(ぼくは知らなくて近くにいるスタッフさんに注意を受けました…)

一人で行っても、スタッフさんが撮影してくれたり、みなさん交互に撮影したりしていたので、お願いすれば何とかなると思います!

 

ワット・タミカラット

2つ目からすでに迷い、オススメルートに無い寺院にたどり着きました。その名もワット・タミカラット(Wat Thammikarat)。一番大きな寺社には、金の衣をまとった仏像があります。

 

 

作法がわからず右往左往していたら、スタッフの方が身振り手振りで教えてくれました。参拝したあとには僧侶の方が水をかけてお祈りをし、最後にミサンガのようなひもを結んでくれました。「~~Buddha…」のところだけは聞こえたので、健康や家族の安全をブッダに祈ってくれた…のだと思います。

こちらはあまり観光客を見かけず、地元の方が多い印象でした。静かで厳かな雰囲気に浸り、個人的には一番好きな寺院でした。

 

 

 

ウィハーン・プラモンコンボーピット

すでに迷っているので、気ままに自転車をこいでいると、車がたくさん停まっている広い駐車場が見えました。果物やお菓子、お土産物の屋台が連なって賑わっています。

 

 

奥に進むとどでかい三角屋根の建物が。
オススメNo.4の、ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット(Wihan Phra Mongkhon Bophit)でした。

 

 

アユタヤの中心地では最も参拝客が多いようです。

夕方になり暗くなってきたのと、下調べの無さと疲労でここで遺跡巡りは終了。

迷ってしまったので、オススメルートの8つは回り切れませんでしたが、じっくり制覇したい方は午前中にアユタヤに着くようにすれば、一日でも4~6か所は余裕を持って回れると思います。
*ただ、本当に寺社や仏像が好きじゃないと、途中で飽きちゃうかもなので買い物などはさみましょう

ぼくは帰りの時間が迫っていたので体験しませんでしたが、象に乗れる場所もあります。

ちなみに、自転車の道と象の道が同じようで、スレスレであぶなかったです…!すれ違いには十分に注意を!

 

elephant_anime

 

アユタヤからロットゥーに乗りバンコクへ戻る

来た道帰り道で電車も良いですが、特急列車でないとちょっとしんどいので、ロットゥーという乗り合いバスを使うのもアリです!

 

乗り場は変更になる場合もあるようですが、このあたりでした。
(クリックでGoogleマップにリンクします。左にアユタヤ遺跡、右に川を挟んで国鉄アユタヤ駅があります)

 

 

 

近くに行けば看板がわかるのですが、たどり着くまでは4、5人に聞いたので、迷うことも想定して、時間に余裕を持ちましょう。最終便は18時発。レンタサイクルを返すことも考えると、遺跡観光は16時くらいまでにするのが無難と思います。

 

乗り場は左奥の紫のテントの中。パッと見ではわかりにくかった

 

何台か停まっているが、バンコク行きなのかどうかはスタッフさんに聞きましょう

 

座席は普通にきれいだった

一番後ろの席から見るとこんな感じ

 

席が埋まるまでは発車しないので、時間には余裕を持とう。20~30分ほど待った

 

18時過ぎに出発して、バンコク市街についたのが19時半くらい。終点まで乗るつもりでしたが、中心部に向かう道路が混んでいたので途中で降りて歩くことにしました。
*地下鉄(MRT)のパホンヨーティン(Phahon Youthin)駅から帰路に着きました。

特に次のバス停を教えてくれる、ということはなく、みんなそれぞれドライバーに声をかけて降りていたので、言葉に自信が無い場合は、乗車する時にあらかじめ降りたい場所を伝えておくと良いでしょう。

ぼくはWi-Fiを持っていたので、Googleマップで大体の位置を把握しつつ、ほかの人が下りるのについて行きました。最後に、結構ドキドキしました。笑

 

まとめ

  • バンコクからの日帰りでアユタヤ遺跡は十分に楽しめる
  • 行きの電車は普通列車でのんびりタイの空気を感じるのがおすすめ。15バーツで乗れる
  • 川を渡る船で小銭が必要なのであらかじめ用意しよう
  • 大人だけならレンタサイクルがベスト
  • レンタサイクルは川を渡ってから借りよう
  • 水分補給はこまめに
  • 遺跡めぐりは迷っても良いように時間に余裕を持って
  • おすすめルートでなくても良い寺院があるかも
  • 帰りの手段によっては18時で終わってしまうので注意
  • Wi-Fi+モバイルバッテリーはマストで持っていこう、Google Maps最強説
  • ロットゥーに乗る場合は乗車時に降りたい場所をドライバーに伝えよう

 

余談

レンタサイクルを返しに向かう道で、こんな趣のある石橋がありまして。

 

 

この写真だとわかりにくいですが、そこそこ急で、登りは降りて押したくらい。

逆に下りは、てっぺんから意気揚々と自転車に乗って駆け下りる!!

 

 

 

 

はしゃいだ結果

 

 

 

 

 

 

 

チェーンがはずれる事態に

これのおかげで、本当は帰りにも電車(特急電車)に乗るつもりだったのが間に合わず、ロットゥーを選んだというのが本当の話…でした…

 

まとめ2

  • レンタサイクルの自転車はちょっと古いのでチェーンが外れた時の練習はしておこう

ぼくはこの動画を見て直せました。とても感謝しています。

 

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Wataru Machishima

1985年3月北海道登別市生まれ。小樽、函館を経て13歳から札幌在住。パンダは特別好きではなかったですが、10年も担当動物として一緒にいて今や愛着もひとしおです。

大学在学中のインターン経由で翻訳会社へ入社し営業マンとして外国語のツールやウェブ制作に携わりました。制作会社に移り3ヶ月だけウェブデザイナー、その後ディレクターとなり2年で167件のディレクションを担当し精神を鍛えたのち、2012年からGEAR8でディレクターです。

夏は主にファミキャンで道内キャンプ場にいます。テントはOGAWA(2022年〜)、良さげなギアを見てはポチり過ぎて赤字になります。ディレクションという仕事が好きで、担当するクライアントのためにいろいろ思考を深めます。国内のウェブ系勉強会に参加とたまに登壇も。気軽に声をかけてください!