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神社寄り

日の目を見ることのなかった力作コピーや企画書の数々。
まじめに供養して、次への活力にするお話。

 

突然ですが、札幌コピーライターズクラブ(通称:SCC)という団体をご存知でしょうか。
北海道在住の現役コピーライター、CMプランナーなど、広告、販売促進に関するコピーライティングを主たる業務としている会員により運営している団体で、広報の仲吉も社会人1年目から運営委員を務めています。

毎年4月に、前年度に北海道内で掲出された広告の中から最も優秀なキャッチコピーを決める審査会を開催したり、クリスマス忘年会でプレゼント交換をしたりと、笑いあり涙ありの楽しい活動を続けています。
そんな中で、秋の始まりに行っているのが「ボツコピー供養祭」。社内外からあんな理由やこんなダメ出しで「ボツ」となってしまったコピーや企画書、字コンテなどを持ち寄り、そこに込められた魂…いや、怨念を供養するイベントです。ゴミ箱に捨てたりシュレッダーにかけるのではなく、神社で供養することで次のいい仕事へつながりますように、と願いを込めてたくさんの方が参加しています。

南1西8にある三吉神社全面協力の元、10年以上続いているSCCの恒例行事。今年は9月28日(土)に開催されました。

神社札幌中心部にある三吉神社。明治11年に秋田県の太平山鎮座三吉神社の分霊を祀ったことが始まりです。

 

神主さんが祝詞を奏上してくださり、御幣を振るなか参加者全員でお祈りをします。短い時間ではありますが、とても貴重な経験をしているなと参加するたびに思います。

供養中みなさん真剣な表情をしています。残念ながら殿内は撮影不可

 

集合写真参加者全員でパチリ。神主さんにお声がけできなかったのが心残りです

 

このあとはみんなで飲み会…なのですが、その様子はSCCのブログで見ていただくとして。実は供養祭の前にもう1つの企画、コピー勉強会が行われました。昨年から、それまで金曜日の夜に開催していた供養祭を土曜日開催に変更し、ワークショップやトークショーなど、供養する前にタメになる(打ちのめされる人も多々)企画をすることになりました。

今回は札幌で大活躍しているコピーライター、デザイナー、CMプランナーの3名に、それぞれの立場から仕事術を教えてもらい、そこで得た知識やワザをさっそくワークショップで活かそう!というプログラム。内容を少しだけご紹介します。

 

【池端宏介さん/コピーの作り方】

・2012年のSCCスローガン「うまいこと言っている場合じゃない。」をいつも意識してコピーを考えている。
・今年のSCC最高賞(冒頭で記した審査会で決まった最優秀作品)を受賞した北見藤高校の「男子に、第2志望はなかった。」のコピーを元に、ちょっと長めの素案から最終コピーになった経緯。
・短いコピーが良い、そして「ほんとうのことコピー」が強い。
・うまいこと言ってみてもいいよね、全部が悪いわけではないから。

 

【佐孝優さん/コピーとデザインの二刀流】

・永遠の課題(闘いでもある)、デザイナーはなぜコピーを小さくするのか。
・デザイナーにとってコピーは、店舗情報やURL、日時、会場などの情報と同じ。
・コピーライターは「コピーをでかくしろ!」と声を大にして言おう。
・いいコピーは論理的な思考をもとに作られている、文字だけでビジュアルが浮かぶ。
・デザイナーも論理的な思考をめぐらせよう、協力していいものを作ろう。

 

【滝田陽介さん/コピーとCM企画術】

・時間があると、変化が生まれる。
・CM、映画、ドラマなど映像には必ず「はじまり」と「おわり」があり、その間に変化がなければ面白くならない。
・幸せな結末は、必ず不幸な出来事から始まる。
・コピーでも映像のような「時間」や「変化」を生み出せる。
・広告論やデザイン論をアツく語るのもいいけど、いろいろな語り口の幅を持っておくといい。

勉強会

 

学生にとっては現場のリアルなお話を聞けたり、自分の書いたコピーを直接講評してもらえる場になりますし、社会人にとっては日々の仕事を見つめ直したり、今の実力を改めて知る場になります。勉強会というと堅苦しい印象を持つ方もいると思いますが、SCCはとにかくあたたかい!はじめてコピー書きます、なんて方も大歓迎です。ご興味ある方はぜひ参加してみてください。まずは12月に開催されるクリスマス忘年会でお会いしましょう!