コープさっぽろの4つの事業の柱のひとつ、エネルギー事業を展開されているエネコープ様のウェブサイトリニューアル。一般的な会社情報と利用者向けのサービスコンテンツが混在していたこれまでのサイト構成を、メインは利用者むけのサイトとして大きく転換することになりました。企業としての理念、他社エネルギー事業者との違いを可視化し、サービス利用者にも伝わるようにしました。また、同時期に創刊された電気についての知識を盛り込んだタブロイド紙「SWITCH」をウェブサイト上でもウェブメディアの形で見られるようになっています。
コープの想いを伝えるコーポレートサイトへ
トドック電力
コープの4つの柱の一つであるエネルギー事業
生活協同組合「コープさっぽろ」の4事業の柱の一つであるエネルギー事業を担っているのが「エネコープ」であり、そのうち新電力を取り扱う会社が「トドック電力」です。リニューアル前のウェブサイトでは、サービスラインナップの紹介をメインとする構成で、非営利団体がエネルギー事業を展開していることの意義や使命感が十分に伝わっていな状態にありました。
特に新電力事業は組合員さんの声から生まれたもの。環境エネルギーの普及に取り組む意義や、もっと組合員さんに再生可能エネルギーについて知ってもらえる場としたい、というご要望を受けて、リニューアルのプロジェクトがスタートしました。
「安全・安定・安心」のエネルギー供給
コープの事業に共通しているのは「安全・安定・安心」を届けることです。これはエネルギー事業を通しても変わらない考えであり、ガスも灯油も電気もライフラインだからこそ、利用のしやすさや安さの前に安全・安定・安心がなくては成り立ちません。
コープさっぽろが母体となっていること、全道180万世帯以上の組合員さんに支持されていること、将来にわたって持続可能な社会のため積極的に行っている環境への取り組みなど、取材を通して受け取ったメッセージをもとに、構成や表現方法を改善していきました。
ドメインについてもこの機にコープさっぽろ本体の「.sapporo.coop」のサブドメインへ集約され、見た目にも管理体制にも安心してもらえるようになりました。
再生可能エネルギーってなんだろう?
特に注力している再生可能エネルギーについては、もっと北海道で理解を浸透させる使命があるとの思いが強くありました。一般的に環境問題というと立派で高尚なことのように捉えられがちです。まずは身近にある電気を通して再生可能エネルギーとはなんなのか、興味を持ってもらえる伝え方をしたいということで、信頼感がありつつ身近に感じられるデザインが必要でした。
コンテンツ面では、サイトリニューアルと同時に電気をもっとよく知るためのタブロイド紙『SWITCH』が創刊されました。紙面でもウェブでも同時に情報発信ができるよう、コーポレートサイト内のスペシャルコンテンツとしてウェブメディアの形で掲載しています。
数字のメリットもカンタンにわかりやすく
さらに、新電力を取り扱う「トドック電力」のサイトでは、具体的な利用メリットを伝えることも重視した構成になっています。コープのでんき契約者数や、料金の割引金額などを掲載するほか、他社から乗り換えた際の電気料金比較ができるシミュレーションを刷新。季節変動なども加味し、より高い精度で電気料金を算出できるようになっています。
エネコープとトドック電力、どちらも事業への取り組みの意義が伝わり、それぞれのサイトを利用する方が迷わず目的の情報へアクセスできるよう考慮しました。