積丹半島に位置する古平町で、百年超の歴史を持つ福津組様のウェブサイトを担当しました。明治43年に宮大工棟梁だった創業者が、地域の神社仏閣の建築工事に着手したことが事業の始まりとのこと。当時から地域住民に暮らしやすさを提供する企業として、信頼を得ていたそうです。
担当したウェブサイトの主な目的は、第二創業期として会社の今を正しく伝えること。それに伴いこれからを担う若い世代の人材採用を積極的に実施することでした。「地方＋建設」という難易度の高い条件で採用活動を行う福津組様をサポートする役割として、お声がけいただきました。
デザインは、ダイナミックなレイアウトと繊細なアニメーションを両立させ、歴史深い会社でありながら、次代をイメージさせるデザインを実現しています。老舗企業にある堅実な見せ方だけでなく、チャレンジを忘れない企業精神があることをウェブサイトでも表現できました。
また今回はアニメーションを精緻に制御できるjsライブラリGSAPのScrollTriggerを初めて取り入れました。これによりスクロールボリュームに合わせ、ビジュアルやテキストを心地よくコントロールすることに成功しました。
調査の段階で、会社沿革だけはなく古平町の歴史を紐解くことで、北前船が北海道経済や文化形成に与えた影響や、北海道の交通インフラを整備する為の計り知れない苦労を学ぶことができました。先達の礎があって、快適な暮らしができていることを改めて知る良い機会となりました。
今回はデザイナーの川島さん＆韓、カメラマンの古瀬さん、エンジニアの須藤、ライターの仲吉、インターンの内藤と仕上げたウェブサイトです。
