制作実績

宿泊体験を経て感じた空気感をパッキングしたウェブサイトへ。

ホテルサンダルウッド

  • 旅行・観光・宿泊・交通・貿易
https://www.hotel-sandalwood.com/

ホテルサンダルウッド ウェブサイトリニューアル

ホテルサンダルウッド様のウェブサイトをリニューアルさせていただきました。
元のサイトも10年以上前の創業時にギアエイトで制作を担当しており、それ以来のリニューアルとなりました。

島に来てのんびりと過ごして欲しいこと、お食事やお料理などの島宿の魅力を誠実に伝えたいといったオーナーの想いを受け取り、写真の質やコピー選定をはじめ、アニメーションの時間調整など細部まで丁寧に構成することで、宿の「温度感」を感じてもらえるようなウェブサイトに仕上げました。
第一印象を左右するメインビジュアルは、3パターンの中からランダムで表示される仕掛けを施し、何度見てもワクワクするような工夫を仕込んでいます。
また、耳でも島を感じていただけるようオリジナルのBGMも流れるようになっています。

実像とWebのギャップを埋めるために

種子島にあるホテルサンダルウッド様のウェブサイトは、GEAR8が数十年前に制作したもので、それ以来大きなアップデートが行われておらず、実像とWebで乖離が生じていました。ちょうど今年、創業15周年を迎えるということでしたので、それを機に私たちからリニューアルのご提案をさせていただきました。

また、業界的にもコロナ禍が落ち着き次のフェーズに差し掛かるというタイミングもあり、選ばれる宿として確立する必要がありました。

宿泊体験を経て宿を深く理解し再現する

私たちには、お客様に提供できる8つの価値があります。その一つが「お客様のことを徹底的に調べます」という姿勢です。お客様の商品やサービスは可能な限り体験し、理解を深め、ウェブサイトの企画やデザインに反映させています。

今回も同様に、ホテルサンダルウッド様へお邪魔し、実際に宿泊させていただきました。これまでは距離が離れていたためZoomでやり取りしていましたが、宿泊体験を通して、画面越しでは捉えられなかったオーナー様の想いや、宿の温かさ、島時間を感じ取りながら、アイデアを膨らませることができました。

滞在中は、ただ宿泊するだけでなく、お食事に使われる野菜の収穫や、お刺身になる魚の競りの現場にも同行させていただき、宿の裏側を学ぶことで、より深く理解することができました。

島時間と空気感をパッキング

最も意識したのは、ゆったりと流れる「島時間」と宿の「空気感」です。
そのため、華美なデザインやトリッキーな演出は控え、島と宿のそのままの魅力をたっぷりと感じてもらえるよう、お客様目線で撮影した写真や、細部にこだわったアニメーションのスピード感にこだわりました。

例えば、五感の一つである「耳」でも島時間を感じてもらえるよう、BGMを取り入れています。BGMは任意でオン・オフが選べるようにし、「おもてなし」を再現。
また、マウスをホバーした際に水面が揺れるような「小さな遊び心」を取り入れ、視線を惹きつける工夫を盛り込んでいます。

メインビジュアルには、朝・昼・夕と時間帯によって表情が変わる種子島の広大な自然風景を採用しました。訪れるたびに異なる種子島の魅力を感じていただけるよう、3種類のビジュアルがランダムで表示される仕掛けを施しました。

手書き要素と動きでメリハリを

今回の制作では、デザイナーと何度もミーティングを重ね、ホテルのイメージを共有しながらデザインとアニメーションを調整していきました。縦に長いページの構成となったため、ファーストビューで何を見せ、どこで手を止めてもらうかを考えながら、デザインとアニメーションのバランスをとりました。

特に、デザイナー直筆の手描きイラストや、看板犬のロッタちゃんとルイくんを切り抜き、少し動きを加えるなど、小さな仕掛けを盛り込み、ページ全体にメリハリをつけました。

長く愛されるウェブサイトへ

15周年のタイミングでのお披露目には間に合いませんでしたが、これから長く使っていただけるウェブサイトとして、少しずつ手を加えながら一緒に育てていきたいと思っています。
とても素敵なホテルですので、ぜひ一度足を運んでみてください。ありがとうございました。

Client

ホテルサンダルウッド

旅行・観光・宿泊・交通・貿易

https://www.hotel-sandalwood.com/

ホテルサンダルウッドは、種子島宇宙センターに程近いエリアに、ひっそりと佇む温泉付きホテルです。自家農園で育てた無農薬野菜や、幻の地鶏インギー地鶏のお食事も楽しめます。

Credit

企画・設計 / ディレクション / デザイン / マークアップ / JSアニメーション / コピー・ライティング /  撮影 /
Director:北川ふくみ、沖田千尋
Designer:高橋優里菜 
Engineer:ツクリテ小川保 
Photographer:石塚竣也