こんにちは。Gear8山田です。
タイ現地法人を含むタイへの出張や、新規設立予定の台湾への出張が多い弊社。特に海外出張の多い私は、北海道内の移動よりもアジア圏への移動の方が楽に感じるようになりました。その理由の一つにLCCの普及があります。今回、北海道からLCCだけで弾丸出張を試みたので体験談をお送りします。
今回の出張の目的
【メインイベント】
・チェンマイで「Trippino CHIANGMAI ローンチパーティー」を開催すること
・台湾での設立準備とクライアント訪問
【個人的なイベント】
・トランジットの5時間でマレーシアの「ピンクモスク」を観に行く。
トータル移動距離は約13,540キロ。飛行機に乗る回数は
1.札幌→台北 2,710km
2.台北→クアラルンプール 3,240km
3.クアラルンプール→チェンマイ 1,810km
4.チェンマイ→バンコク 700km
5.バンコク→札幌 5,080km
の5回です。日数としては、全10日間。ちょっと長めのアジア滞在です。
✈1 Peachを使って札幌から台北へ!
まずは昨年就航したPeachの「新千歳⇔台北」直行便で台北に移動。
Peachの台北直行便は16時45分発なので、札幌駅を14時に出発するとOK。ということは午前中に札幌で打ち合わせや仕事ができるんです。出張族になって感じるのは「移動のタイムスケジュールの作り方で1日の予定が大きく変わる」ということ。仮に午前中の飛行機であれば、現地に早く到着するというメリットはありますが、社内のメンバーとの打ち合わせや確認事項が着陸後になってしまうので、時差を考慮するとほぼ丸一日移動しかできないということになります。
同じ移動日であれば、午前中は仕事をして午後に移動、到着後は翌日の準備に備えた方が「到着後すぐに連絡しなきゃ!」という焦りもなく、「到着まで打ち合わせができなくて困った」という状況を避けられます。
機内での過ごし方はそれぞれですが、原稿を書いたり、まとめ読みしようとしていた本を使ってインプットの時間にするなど、飛行時間はトータル4時間以上でも、実際集中して作業ができるのは2時間弱と計算して、2時間以内で完了できる作業を機内作業にすることが多いです。
札幌・バンコク間の移動に慣れてしまっているので、台北はあっという間に感じてしまいます。
4時間15分のフライトを経て、台北着は現地の20時に台北の桃園空港第1ターミナルに到着。この日は特別遅延もなく、全てオンタイムでした。桃園空港からは台北市内までMRTが走っているので、空港から外に出ることなく乗車して約40分もあれば台北駅着。滞在先にもスムーズに移動できます。
ちなみにこのフライトの価格、1つの預け手荷物込で15,000円を切りました。15,000円でサクッと海外に行けるなんて、一昔前なら想像もつかなかったと思います。
✈2 Airasiaで台北からクアラルンプールへ!
3日間の台北出張を終えて、タイへ。今回の目的地はチェンマイということで、台北からはエアアジアでクアラルンプール国際空港を経由してチェンマイに向かいます。
日数が少ない弾丸出張の場合は、出張後の移動を深夜便にすると滞在時間を確保可能。台北を23時過ぎに出発する便を選択し、「フライト=睡眠時間」としてみます。ちなみに翌日も朝からアポイント!という強行スケジュールはやめた方が安全です。理由はのちほど。
深夜の桃園空港第2ターミナル。金曜の夜だったこともありこれから週末旅行に出かける家族が多かったです。フライト前にしておくことは、「スマホ・PCの充電」ですね。LCCには座席で充電できるポートがない機体の方が多いので、長時間のフライトの前には充電が必須です。この搭乗口前のスペースにも充電スポットがあったので便利でした。
今回も遅延することなく定刻フライトでした。さあさっそく眠りにつこう!と思ったのですが、機内の空調が強く寒かったり、初めて降り立つくマレーシアにテンションがあがってしまい、なかなか眠れず。やはり、翌朝重要な仕事を入れていなくてよかったとほっとしました。強行スケジュールを避けるのはこういう事態があるからです。
移動が多くて大変じゃない?とよく言われますが、「どこにいっても同じ」という定番アイテムがあると、非日常ではなく日常モードになれるのでいつも同じものを持ち歩くことなどを意識しています。ちなみに私は「札幌のラベンダーの香り」のアロマが出張の供です。
番外編:マレーシアのピンクモスクへ!
出張レポートというよりは観光レポートになりますが、今回LCC出張を活用して出張だけでなく観光もしてみよう!ということで(勝手にですが)、台北からチェンマイまでの経由地としてマレーシアを選択しました。今は新千歳から直行便が出ていますし、暮らしやすい街として日本人にも人気なので旅行経験のある方も多いと思います。弊社でもFSを兼ねて水野・梅木・北川が滞在したことがありましたが、私は乗り継ぎしか経験がなく、初のマレーシア入国でした。
と、いいつつもクアラルンプール国際空港到着から、チェンマイ行きのフライトチェックイン時間までは約5時間。初めて訪れる街での5時間は、あっという間です。悩んだ挙げ句、空港から近く、SNSのタイムラインで友人が訪れていたのを見て気になっていたピンク色のモスク「プトラモスク」を観に行くことに絞ることにしました。
クアラルンプール国際空港に午前5時に到着し、預け入れ荷物はそのままチェンマイへフライスルーすることができるので体一つでマレーシアに入国。空港直結の駅から新幹線に乗り、「プトラジャヤ」へ。タイミングよくバスにも乗車でき、目的地に到着。乗り継ぎ時間を利用した数時間でしたが、マレーシアを満喫。
こうして出張のタイミングを活用して「観光客気分」を味わうことで、「空港周辺の数時間の楽しみ方」や「観光地の情報だけでなく往復のアクセス方法」もまとめて1つのブログに掲載されてると嬉しいな・・・とか、Trippino HOKKAIDO、Trippino CHIANGMAIのコンテンツ制作ヒントを得ます。
✈3 同じくAirasiaでクアラルンプールからチェンマイへ
早朝にクアラルンプール入りし、5時間滞在した後に最終目的地チェンマイへ移動します。クアラルンプールからチェンマイまでは約5時間のフライトです。昨夜台北の空港で預けたスーツケースが約20時間かけてチェンマイで受け取ることができるのか…!という一抹の不安を抱えつつ、30分弱の遅延がありましたが、トラブルなく出国。同じ機内には日本人は見かけませんでした。
クアラルンプール国際空港のLCC専用ターミナル(KLIA2)は、とにかく広いので早めに搭乗口を目指します。レストランではここにも「HOKKAIDO」が。抹茶×北海道というキーワードはもはや日本のスイーツを表現する定番ワードになっているのかもしれません。
見事にエア・アジアのみが並んでとてもきれいでした。
16時過ぎにマレーシアを出発し無事に最終目的地チェンマイに到着。スーツケースを受け取り翌日からのイベント・出張に備えます。単純な移動も、ちょっとの工夫で2国間の移動を3カ国にし新しい国を楽しめたので非常に満足度が高い移動となりました。
チェンマイでは、先月ローンチしたアウトバウンドメディア「Trippino CHIANGMAI」 ローンチイベントを実施。この模様はまたの機会にご報告いたしますが、チェンマイの緑あふれるおしゃれカフェで実施した雰囲気をちらっとどうぞ。
無事に今回の出張のメインミッションを終え、あとは3,000キロ離れた札幌へ戻ります。
✈4 Airasiaでチェンマイからバンコクへ!
チェンマイからバンコクへ移動し、その後バンコクから札幌へ。全てエアアジアでの移動です。チェンマイからバンコクへは「国内線」ですが、チェックインカウンターは「国際線」のため国際線ターミナルから出国します。同じようにチェンマイからバンコクを経由して出国する便を利用する外国人が私以外に1名しかいなかったため、国際線の搭乗口で仲間の少なさに少し焦りました。
時間が来るとCAさんに案内され国内線の搭乗口へ移動します。そこで他の乗客の方と合流し、バンコクへ。チェンマイバンコク間のフライト時間は約1時間、あっという間です。データ整理をしているうちに到着です。
✈5 Airasiaでバンコクから新千歳へ帰国!
そろそろ読み疲れてきている方もいらっしゃると思いますが、最終の移動です。21時、バンコクに到着し23時55分の便に乗り継ぎます。あとは帰国するだけの機内泊準備をして搭乗、あとは6時間のフライトで目覚めると新千歳です。
今回はチェンマイからの遅延もなく、バンコク発の遅延や変更もなかったためにスムーズでしたが、過去には空港を猛ダッシュしたこともあるのでフライトスケジュールはよく考えて組む必要があります(これはLCCに限らない話ですが)。
無事にバンコクを出発し北海道に到着。荷物もロストバゲージすることなく問題なく受け取ることができました。
タイ・エアアジア(AirasiaX)さんとTrippinoHOKKAIDOとのコラボレーション も始まり、日本からのアウトバウンド促進として新メディアを立ち上げたことをきっかけに今回はLCCで出張!をしてみましたが、スケジュールを上手に組めば快適に気軽に移動ができることがわかりました。ちなみに気になるコスト面ですが、台北・マレーシア・チェンマイを回ったトータル航空券代金は 『72,635円』でした(全てエコノミー・荷物預け1個追加込)。海外旅行の概念が変わりますね。
真っ赤な機体にも書かれている、AirAsiaの掲げるスローガンは”Now Everyone Can Fly”。誰もが気軽に国を超えることができる毎日がすぐそこに来ているのだなあと実感しました。
北海道だから、時間がないから、と言い訳せずに世界を楽しむ若者が増えたらいいなと思う今日この頃です。今度はLCCを活用してタイからさらに遠くを目指してみようと考えている私でした。