2018.12.03

5回目のチェンマイで考える、<br>チェンマイ旅のおすすめ基本編

Fukumi Kitagawa

こんにちは。怒涛の年末進行中、みなさまいかがお過ごしでしょうか。先日ついに雪も降りはじめ、いよいよ今年も大詰め感が強くなってまいりました。

 

今回もTrippino CHIANGMAIのこと。

さて、何回か書いているのですが、私は通常のウェブ制作関連業務とまったく異なるプロジェクトも担当しています。タイ・チェンマイの旅メディア「Trippino CHIANGMAI」の運営です。このメディアのコンセプトは「新しいタイの魅力が感じられる、はじめてのチェンマイ旅」で、タイの中でもチェンマイだけを特集したメディアです。

チェンマイといえば、毎年11月の満月の夜にあるお祭り「ロイクラトン」が日本人観光客に大人気です(上記写真)。ロイクラトン=ランタンフェスティバルは、ディズニー映画「ラプンツェル」の無数のランタンが舞う湖のシーンのもとにもなっていて、非常に幻想的な光景を見ることができます。この時期は飛行機もホテルも軒並み価格が高騰、チェンマイは日本人だらけになります。それでも一度は見てみてほしい、圧倒的なスケールのお祭りです。

あれ、そういえばTrippino CHIANGMAIではそもそもコムローイのちゃんとした紹介さえ掲載していないじゃない・・・。テーマが「はじめてのチェンマイ」なのに。他媒体やメディアで見つけられない魅力を取り上げたい、「ロイクラトンはすごいけど、でもチェンマイの魅力はそれだけじゃないんです!」という想いが高じてややマニアックな方向に寄りすぎなのではないか・・・。

 

初心に帰る、ミモリと行くおさらいチェンマイ旅。

ということで、今回は本当にタイに初めて(チェンマイだけでなくタイも初めて)行く沖野が取材担当になりました。

前段が長くなりましたがそんなわけで、「はじめてのチェンマイでおさえておきたい、基本コースをおさらいしよう」をテーマに、今回で5回目のチェンマイとなる私がプランを立てました。限られた日数で、でもちゃんとチェンマイのよさを感じてもらうには。あ、メディアコンセプトこれだったわ、と。

●チェンマイ中心部のエリアは大きく4つ

 

正方形のお堀に囲まれた「旧市街」、旧市街から西にある繁華街「ニマンヘミン」、旧市街から東側にある「ナイトマーケット」、さらに東側のピン川を越えた「リバーサイド」にわかれています。

この4エリアとそれぞれのよさをおさえつつ、6つのテーマに沿ってランナー様式のホテル、お寺、タイ料理、マーケット、工芸・雑貨、カフェ、などチェンマイらしい特徴的な場所をまわることにしました。また、郊外にあるアクティビティも王道の観光として(※これは沖野の初心者目線のリサーチによる希望)。

 

テーマ01/タイ料理あれこれ
ちょっと特別なタイ・ベジタリアン料理。

- ターおばさんオリジナルレシピのタイ・ベジタリアン料理。

Trippino CHIANGMAIとTrippino HOKKAIDO、共通のコンセプトテーマは「世界の誰かに会いに行く。」ということで、毎回チェンマイでも誰かに会いに行ってお話をうかがっています。今回はチェンマイ在住25年のayumiさんに紹介していただき、タイベジタリアン料理の第一人者で知る人ぞ知る「ターおばさん」のお家にお招きいただきました。

ayumiさんの運転で中心部から1時間、崖のような山道をぬけて森の中へ・・・。そこには農作物や美しい花、巨大なバナナの木に囲まれた家がありました。色鮮やかで美しくしかも美味しいタイ料理をご馳走になったあとは、ごはんを食べて眠かったらお昼寝していいんだよ、と枕をすすめてくれるターおばさん。広い農場をお散歩がてら案内してもらっていると「なんかウルルン滞在記ですね」と沖野。初めてのタイなのに初日のインパクトがちょっと強すぎたかも知れません。わたしもこんなチェンマイは初めてでした。

 

詳しい紹介はもうすぐTrippino CHIANGMAIで記事になるはずなのでご期待ください。ちなみにターおばさんに会いに行きたい方は「ターおばさんのベジキッチンツアー」をご覧ください。

12.3追記:Trippino CHIANGMAIでのご紹介
絶品ベジタリアン料理との出会い。チェンマイで暮らすこと、食べること、生きること

 

●イサーン地方・北タイの料理にも挑戦

タイ人にも人気の北タイ料理屋さん「Huen muen jai」で、丸いお盆にのった宮廷料理にも挑戦。なすやトマトの唐辛子ディップ?といったら伝わりますでしょうか。これに蒸し野菜などをつけて食べます。ピリ辛と塩辛い感じのお料理が多く、辛い物が苦手な沖野にはちょっとハードルが高いかなと思いましたが何事も挑戦です。ちなみにカオソイという辛くないカレースープ麺もあり、こちらは専門店もあるくらい軽食で人気です。札幌でいうスープカレーのように、お店によって麺やスープの味が違いますので、何軒か行っても楽しめます。

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テーマ02/朝と夜のウィークエンドマーケット

●キラキラ・メラメラのナイトマーケット

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- ナイトマーケットの一画・屋台がならぶスペース

チェンマイ初日の夜、土曜日に見ておかなきゃいけないのが「サタデー・ナイトマーケット」です。もっとも大きい市場が、旧市街の真ん中をほぼ東西に貫く形で開かれます。この日は残念ながら雨で中止だったので少し先のナイトマーケットまで行きました。雨上がりというシチュエーションで、ネオンが余計にあたりを照らします。屋台がならぶフードコートのようなスペースではライブもあり。ここはお酒とちょっとした料理をつまみながら夜を楽しむ欧米人だらけです。

マーケットなので普通にお土産を買ったりしてもいいんですが、色んなものが、数の暴力のように並べられているので、その光景を見るだけでもちょっと面白いです。沖野は突然布を買ってました。

●日曜日は朝から、オーガニックマーケット

チェンマイのあちこちで、日曜日の朝はサンデーマーケットが開かれています。今回はone nimmanという場所で隔週日曜に開催されているオーガニックマーケットへ。朝ごはんがわりに、謎のお菓子とフレッシュジュースをいただきながら、ぶらぶら。初日に布を買って勢いがついたのか、沖野はここでチェンマイ産のコーヒー豆や紅茶専門店でお土産買ってました。

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テーマ03/仏教美術がすばらしい寺院
チェンマイを代表する3つのお寺と、洞窟の瞑想のお寺

チェンマイには100以上の寺院があるんですが、その中でもまずこれは訪れておきたいという4つを選びました。基本的にお寺は、東の方向を仏像がむくように本堂が配置されていることが多いので、朝訪れると朝日が入って、静かで、とても厳かな雰囲気を味わえます(こういうのがマニアックなのかも・・・)。ちなみに今回は夕方と夜にしか行けませんでした。

いずれもその歴史的な背景など一口に語れないですが、初心者としてはまずは見た目が派手で圧倒されます。視覚的なインパクトだけちょっとご紹介すると・・・

● チェンマイで一番格の高いワット・プラシン

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- 日没前。日が差していると異様に神々しい黄金の仏塔

黄金に黄金が写り込む、この世のものとは思えない色です。とくに仏塔から生えている黄金の像に目を奪われてしまいます・・・。快晴のお昼間や夕方、太陽が反射する時間帯がすごいです。

●チェンマイ最古で最も大きな仏塔があるワット・チェディルアン

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- 夜間拝観もできます。暗闇にライトアップされる巨大パゴダ

どちらかというと遺跡感のつよい堂々たる仏塔がメインの寺院ですが、もちろんメラメラの寝仏像などもあります。そして仏塔のあちこちに配置されている仏像もすべてメラメラです。仏塔にかかる巨大なナーガの階段や立ち並ぶ白象も圧巻です。

こちらはぜひ30 secounds trip さんがまとめてくださったムービー、タイ・チェンマイ「ワット・チェディルアン」編をご覧ください!

●チェンマイ市街を一望できるワット・プラタート・ドイステープ

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- 英語が堪能なお坊さんに、清めの水をかけられているところ

ドイステープ寺院も夜のライトアップがすごそうなので一度薄暮のあたりに来てみたいところですが、山の上なのでちょっとハードルが高めです。境内はもちろん一面黄金です。

メラメラの境内が気になる方はぜひこちらの記事もご覧ください
白象伝説に伝わる寺院ワット・プラタート・ドイステープ|Trippino CHIANGMAI

●苔むした入り口と洞窟が印象的なワット・ウモーン

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こちらは唯一目が休まるかとおもいきや、洞窟内を進んでいくと暗闇の中でタイルに明かりが照り返して違った意味で幻想的な空間になっています。入り口の一面苔むした壁面も印象的です。

 

基本おさらい編なのでさらっとと思いましたが、だらっと長くなってしまいました。編集って大変ですね。。後半編はまた次回・・・

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Fukumi Kitagawa

1982年2月大阪生まれ。京都府立大学入学を機に京都に7年住み、2007年縁があって札幌に来ました。

両親ともにデザイナーで母は染色作家という家庭環境の影響と、学生時代の趣味の延長でウェブデザイナーとして社会人スタート。ウェブデザイナーとして3年、水野との出会いとなった前職でウェブディレクター兼デザイナーとして4年を過ごし、「北海道を旅立つ前の最後の仕事」という気持ちでGear8に入社(結局16年を札幌で過ごし完全移住)。Gear8ではディレクション、新拠点・オウンドメディアの立ち上げ、広報・採用でのブランディング面などほぼ全般に関わっています。

プライベートでは生田流箏曲の師匠試験に合格。週末はほとんど三味線と箏の練習ざんまい。音楽文化を通じた日本美の追求がライフワークです。