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目でみる漢字

著者:おかべたかし/文 山出高士/写真
出版社:東京書籍
発売年月日:2015年8月28日
ページ数:176頁
判型:A5変形

 

◎概要

「田」「虫」「夏」から、「椿象(カメムシ)」「天牛(カミキリムシ)」「鳥/烏」「駝鳥/駱駝」まで、38の「漢字」を実際撮ってみた。
見れば納得!「漢字の成り立ち」漢字でわかる「名前の由来」「似ている漢字」の謎…漢字にまつわる知識・雑学が直観的に理解できる写真集。

 

◎レビュー

本書は『漢字の「形」をみる』『漢字の「意味」をみる』『「似ている漢字」をみる』という3つの章と、7つのコラムで構成されています。「写真に収めた漢字の姿をみてみよう」という企画意図のもと、たしかにこの漢字に見える!なるほどこういう意味があったのか!こんな成り立ちだったの?と、ページをめくるたびに面白い発見がある一冊となっています。
驚いたのは、すべての写真を現地に赴いて撮影していること。カメラマンの山出さん、大変でしたでしょうね…想像しただけで気が遠くなります。そもそも「山に見える山ってあるのかな?」と考えたとて、どのようにスポットを探すのでしょうか。もしコツがあれば聞いてみたいものですが、そのあたりの苦労は、本書の「おわりに」に山出さんの叫びとして少し書かれています(笑)。

3つの章と7つのコラムの中で、特に気になったもの・好きだったものをそれぞれ簡単に紹介します。

漢字の「形」をみる:旦
写真がとても美しく、解説を読んで納得。これを読めば、誰もが「元旦」の意味を正しく理解できるのではないでしょうか。隣のページでは「旦」の撮影スポットも紹介されています。ちょっと行ってみたくなりました。

漢字の「意味」をみる:菊石
こちら「アンモナイト」と読みます。解説文の最後に『なお、北海道では特定のアンモナイトのことを「かぼちゃ石」とも呼ぶ。」と書いているのですが、道民の私は知りませんでした…。隣のページでは、菊つながりで「なぜパスポートには菊が描かれているのか?」という解説もあります。菊が国を代表する花であることは知っているけど、理由は果たして…?
ちなみにこの章では野菜の漢字も多く紹介されているのですが(竜髭菜/陸蓮根/鹿尾菜など)、ついつい平仮名やカタカナで書きたくなりますね。

「似ている漢字」をみる:小豆と大豆
大きさに大差はない小豆と大豆。ではどういう意味が込められているのか?が解説されています。併せて「大蒜と小蒜」の違いも紹介されています。写真が国産の大蒜と中国産の大蒜というのも、また面白いです。

コラム:「訓読み」の訓(くん)は音読み~意外な読みの話~
すべての漢字には音読み・訓読みがあり、その法則性も一般的に知られている…が、実は大別すると3つのパターンがある!?というお話。オチがタイトルでわかってしまっているのが多少残念ですが、漢字の具体例とともにわかりやすく解説されています。

 

他にも、誰かに話したくなる漢字のヒミツが満載です。機会がありましたらぜひ読んでみてください!

 

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以上、G8図書の記念すべき第1回をおおくりしました。
まずは気軽に読めるものから始めようかな~と見つけたのが本書。『目でみることば』シリーズ、他のも読んでみたくなりました。

このコーナーでは不定期にGear8社内にある書籍を紹介していく予定です。会社にどんな本が眠っているのか意外と社員も知らなかったりするので、ちいさな発見と読書のきっかけになる連載を目指したいと思います。私も読まなきゃ。。。

次回もお楽しみに!