2022.10.18

~2年ぶりのニセコ合宿でアイディアソン~

Mizuki Yamada

こんにちは。広報兼任中の山田です。あっという間に10月、ギアエイト14期がスタートしました。

13期の終わりに、新メンバーを迎えて久しぶりの合宿を行いました。今回は合宿でのアイディアソンの様子を中心にレポートいたします!

 

中山峠から見える羊蹄山、本当に天候に恵まれました!

台風や雨の影響が心配された9月下旬、合宿先のニセコAYA VILLAS へ。現地参加のメンバーは車4台に分かれ、移動車ごとに好きな場所でランチ。山盛りご飯とザンギのゴリゴリ男飯!を極めるチームもあれば、うどんの名店でするっとさわやかをセレクトするチームも。休憩タイミングやランチでも個性が出ますね。

 

こんなに晴れている合宿久しぶりでは?と口々に羊蹄山の美しさに浸りながら、いざ目的地へ。

滞在先として選んだのは、ミーティングも宿泊も十分なスペースを確保でき、キッチンや温泉もついていて自由に過ごすことができるという観点からAYA VILLASを選びました。

A棟・B棟の2棟をまるごとお借りし、アイディアソンに臨んだのでした。全3階建てで最上階の3階にキッチンとダイニングがある構造。普段の札幌オフィスでは味わうことのない大きな窓。笑  チェックイン早々、部屋の中を探検して楽しむメンバーたち。

 

いざ、アイディアソン開始

今年の合宿はハイブリッドモード。ニセコに集合しているメンバーと、水野含むオンライン参加のメンバーとで行う新しい形。時代の流れに合わせて、合宿の在り方も変わる試される年となりました。ギアエイトのアイディアソンは、4チームに分かれ、水野からのお題に関するアイディアをまとめ、翌日の夕方にプレゼン発表するというもの。

日常の業務とは離れた視点でテーマをとらえ、このアイディアソンのためだけのチームで、発表まで準備していきます。 気になるテーマは・・・・

オンラインで登場した水野から出されたテーマは「日本と北海道をアップサイクルせよ。」

北海道の地域課題を解決するアイディアを、ゲーミフィケーションの要素を取り入れてデザインせよ!というテーマです。(年々、テーマの難易度が上がっている気が・・・・)

テーマとルールとタイムスケジュールが発表されたのち、さっそく4チームに分かれてのアイディアソン開始!発表までの限られた時間で、課題の洗い出しとゲーム要素をどのように持たせるかを考えます。タイムマネジメントと役割分担、どのような発表と方向性にするか、なども短時間で決めていく必要があります。

テーマを決めるにあたって難しいのは、「各グループらしい地域課題の抽出と選定」。ご存じの通り、北海道が抱える課題は山ほどあります。数年、いや数十年にわたって向き合っていく必要がある課題も多く、「ゲーミフィケーション」と相性の良い課題とは一体?そして年齢もバックグラウンドも違うメンバーが集まったグループでは、何を共通課題として選ぶのか??・・・・課題のセレクトからもチームの「色」がうかがえます。

今回の4チームの編成はこちら。

チームごとにミーティングスペースを決め、いざ打ち合わせ開始。

「無駄なく・早く・効率的に」アイディアを出していくことも重要ですが、効率化を重視してしまうと、「埋もれてしまうアイディア」や「取り上げられないアイディア」が生じてしまいます。一見関係がなさそうでも、湧き出てきたアイディアや言葉を無駄にしないよう、すべて付箋にまとめてジャンル別に整理していきます。ジャンル名はグリーン、アイディアはブルーと付箋の使い方が規則的なチーム。

色も、書き方も、ノールールなチーム。思いつく限りに洗い出した後で、関係性の高いものをジャンル分けしていきます。

アイディアソン開始から数時間、初日はそれぞれのチームの方向性を決めるところでタイムアップ。翌日は終日プレゼン発表に向けての仕上げ、というスケジュールでした。

そしてプレゼン発表の時。

チームパンダ「除排雪に関する地域課題を、そもそも除排雪自体を最小限にできないか?」

具体的な3つの施策で、雪活用都市札幌へとアップデートするという斬新なアイディア。某ゲームからインスピレーションを得た雪掃除機や、実現したら面白そう!と思う地下の自転車通行ルート開発など、札幌で暮らしているからこそ出てくる発想をわかりやすくまとめたチームパンダ。

アイディアのネーミングやイメージイラストまで仕上げてきたチームレッサー。それぞれが身近に感じていた就農者不足を解決するために、ビル一棟がそのままスマートファームになる、という構造を発表。若者が農業に関わるきっかけを作り、アプリで管理した収穫物をUFOキャッチャーのようにGETする「新しい農業の形」を提案しました。

チームトラは「インフラ課題と高齢者になっても暮らせる街つくりのために、今からスーパーシティを育てる北海道あつ森計画」

実際に考案されている「スーパーシティ構想」のアイディアと、スーパーシティの実現を目指して、いずれ北海道で高齢者になる私たちが今から快適な北海道作りをするための仕組みを提案。バーチャルでスーパーシティを作り上げ、未来を先取りしていくという発想です。広大な土地の移動がシームレスに行うことができれば、高齢者になっても好きな場所で身軽に暮らすことができる魅力的な場所になればいいね、という想いが込められています。

 

チームワシは「SHAVEL QUEST」とネーミングし雪かきをゲーム化。雪かきをする人を「ショベラー」とし、人手不足にゲーム要素を追加し課題解決へ。

チームパンダが「除雪を不要にする」という観点で除排雪問題に向き合ったとすると、チームワシは「除排雪を楽しくする」という観点で向き合っていました。雪かき自体をアクティビティ・ゲーム化することにより、人手不足や高齢者の雪かき事故等を解決していこうという発想です。フードデリバリーサービスの普及のような拡大といわれるとイメージしやすいのは、ここ数年での生活の変化が大きく影響しているように感じました。

 

全チームのプレゼンを聞き、質疑応答を終えた後は結果発表へ。お題を出した画面の向こうの水野が今回のチームの中からナイスアイディア賞として1チーム選出します。

1日半フルで頭を使いきったメンバーたちは、バーベキューに誕生日会にクイズ大会と、アイディアソンからの解放感あふれる時間を過ごしました。

 

今回の合宿、とても楽しみにしていたのがこのSENBA BEER。ボドゲメーカーが作ったボドゲ好きのためのビール!ClaGlaさんの謎解きゲームクリエイター、センバさんがプロデュースしたこのビール、ネーミングやデザイン、コンセプトを聞いた時からわくわく。合宿という社内のメンバーがあつまり本気でゲームするように楽しむ時間にぴったり!と思い、持っていきました。飲みやすく、少しぬるくなってもおいしいビール!ビール好きのメンバーはもちろん、普段あまりビールを飲まないメンバーにも好評でした✨

こうして楽しんでいるうちに水野の選考タイムが終了し、結果発表へ。

ギアエイト合宿2022アイディアソン、ナイスアイディア賞は「チームパンダ????」の皆さん!

斬新な発想の転換と、実現したら面白そう、という期待感からの受賞✨おめでとうございます~!!

こうして、久しぶりのニセコ合宿アイディアソンは無事終了。普段プロジェクトでなかなか一緒に仕事をしないメンバーとのチームワーク、楽しむことができました。

来年こそは、台湾・タイのメンバーと一緒に合宿ができることを願っています!

 

天候に恵まれ、素敵な滞在先と久しぶりのニセコ合宿にテンションがあがったメンバー。秋の夜長は、まだまだ続くのでした・・・

 

以上、2022年の合宿レポートでした。同じ時期に、ギアエイト台湾チームも合宿を開催!その様子は別途お届けします✨

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Mizuki Yamada

1987年札幌生まれ。動物はシマウマ。広告代理店のインバウンド事業部で営業を経験し、北海道の魅力を外国人に発信する仕事の面白さを覚える。 タイ人向けのインバウンドメディア「Trippino HOKKAIDO」のローンチ直後のタイミングでギアエイトに入社。主にインバウンドマーケティング及びSNSやウェブ広告の運用を中心に担当。 プライベートではロードバイクのNPO法人理事を務め、北海道内を中心に自転車での旅を楽しむ日々。自分が実際に経験したリアルな北海道を伝えることを大切にしている。最近の興味関心は「新規事業の戦略立案」と「企業のストーリーブランディング」。好きな街はチェンマイとニューヨーク。