2019.12.18

カンボジアでGEAR8は何をするのか?

アジア10拠点設立を目指して

GEAR8はアジアに10拠点を構え、80名体制のチームを作ることをひとつの目標に約5年前から活動してきました。2016年にはタイ・バンコクに法人を設立し、2018年には2拠点目となる台湾・台北に法人設立をしました。そして3拠点目の候補としてあがったのがカンボジアです。

なぜGEAR8は海外へチャレンジするのか

カンボジアの話をする前に、そもそもなぜGEAR8は海外へチャレンジするのかというお話しをしたいと思います。結論としてはとてもシンプルなのですが「面白そうだから」ということです。もちろん一般的に言われているように、日本の市場は人口減少にともないマーケットは縮小していくから海外進出が必要だ、人・情報・モノ・カネのグローバル化が急速に進む中、海外進出は避けられないみたいな話もない訳ではないですが、そういったことよりも、もっとシンプルな理由が根底にあります。

僕たちがアジア10拠点を構えて実現したいのは、チームと働き方の再定義です。

異なる文化、言語、習慣、宗教をバックグラウンドにもつメンバーが各組織を横断的に移動しながらデザインやサービスを作り上げていく、そんなチームや働き方を整えたいと思っています。

カンボジアで何をするのか

カンボジア進出を検討するにあたり、これまで2回のFS調査を実施しました。

調査の中で分かったことは、現状ではGEAR8がこれまでやってきたWebサイト制作のニーズは極端に低いということです。仮にニーズがあったとしても、制作単価が低いため今の私たちのやり方ではビジネスにならないことが早い段階で分かりました。

そこで、アプローチの方法を変え受託型の制作ではなく、Trippinoのように新規でサービスを開発する方法に切り替えました。まずはアイディアをいくつか出し、それに対して現地の人からフィードバックをもらうことにしました。

ビジネスアイディア

全部で20個程度のビジネスアイディアを社内で出しましたが、最終的に4つまで絞りました。

IDEA 01 /  子ども向けオンライン塾

年7.5%の高い経済成長を続けるカンボジアは、プノンペンを中心に富裕層や中間層が増えてきています。また、カンボジアの平均年齢は25.6歳とかなり若いです。今後さらに子どもの数は増え、経済成長とともに子どもにかける教育費は増えていくはずです。プノンペン市内の富裕層や中間層を狙った子ども向けの補助教育ツールとして、子ども向けのオンライン塾のニーズはあるかもしれません。

IDEA 02 / ハウスメイド マッチング アプリ

夫婦共働きが増えるカンボジア。現在ハウスメイド を雇えるのは本当に一部の富裕層だけのようです。メイドさんをシェアすることで、今まで個人では雇うことができなかった人もメイドさんのサービスを受けることが出来るようになれば、自由な時間を確保できるようになります。このサービスが広がれば、地方の人にも雇用を生み出せるのではないかと考えました。

IDEA 03 / デジタル絵本

日本を含めた海外の絵本をクメール語に翻訳して、月数ドルで読めるサービス。絵本を通して子どもの情操教育に寄与できるのではないかと考えました。

IDEA 04 /カメラマン マッチングサービス

さきほどもあったように、カンボジアの平均年齢は25.6歳と非常に若いです。今後は結婚、出産などライフイベントを控えている世代が多くいます。シチュエーション、場所、日時を指定してプロのカメラマンとマッチング出来るサービスがあればカンボジアの人たちにとって便利と思ってもらえるのではないかと考えました。

今回の出張では現地のカンボジア人、現地に暮らす日本人にこれらの4つのアイディアを見てもらい率直なフィードバックをもらいました。次回の記事では実際にどのようなフィードバックがあったのかをまとめて紹介したいと思います!

Facebook
Twitter