こんにちは、ギアエイト梅木です。気がつけばもう12月で2017年も終わりに近づいていますね。
2017年の8月からGEAR8 THAILANDは2期目を迎え、スタッフも2名から4名となり総勢5名のチームになりました。現在はタイでの業務に加えて、来年のGEAR8 MALAYSIAの設立を目指してマレーシアでのフィジビリティースタディーを開始しました。今回はマレーシアの概要についてまとめてみたいと思います。
■ロケーション
マレーシアはタイの南に位置し、タイ、インドネシア、ブルネイ、シンガポールと国境を接している国です。時差については日本、タイともに1時間の時差があります。
■多民族国家
人口は日本の人口の24.9%の3,166万人で、首都クアラルンプールには179万人が居住しています。マレーシアは大きく分けてマレー系、華人、インド系の3民族が共存している多民族国家です。1967年にはマレー人と華人との民族衝突事件が発生しましたが、以降、現在まで民族間の大きな衝突は起きていないようです。マレーシアに住む在留日本人は23,000人いると言われており年々日本人の人口は増加しているそうです。特にリタイアした日本人に滞在先として人気があり移住や海外暮らしをテーマにした番組にたびたび取り上げられています。マレーシアには「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム」という仕組みがあり、これを利用すると10年間の滞在ビザを取得することができるそうです。取得要件は35万リンギット(約950万円)以上の流動資産及び月1万リンギット以上の国外での収入があることを証明する財務的証拠を提出することが申請条件です。
クアラルンプールアロー通りの中華料理レストラン。
■公用語
言語はマレー語、英語、中国語、タミル語が話されています。首都であるクアラルンプールではホテルはもちろんタクシーからレストランまでどこでも英語が通じる印象でした、さらに日本人にも理解しやすい平易な文法や単語が使われることが多かったように感じました。
■マレーシア進出の魅力
マレーシアの魅力としてあげられるもののひとつが「英語力」です。前述したとおりクアラルンプールでは苦労することなく最低限のコミュニケーションをとることができました。この点はタイと比べて大きなアドバンテージになると感じました。また、マレーシアの30歳未満の割合は全人口の53.9%と消費の活発な層が厚く今後の経済の成長が期待できます。ちなみに、日本の30歳未満の割合は27.1%で65歳以上は27.3%と65歳以上が30歳未満を上回っている状態です。GEAR8としてのマレーシア進出の魅力は、エアアジアが新千歳-クアラルンプールの直行便を飛ばしており、マレーシアにおける北海道への関心が高まっていること、北海道の情報を専門に提供しているメディアがないといったことも僕たちにとって進出のメリットがあると考えています。
Air Asiaを中心に日本だけでなく世界各国へのフライトが充実している。
■IT企業を後押しする優遇制度「MSC」
マレーシアの外資への優遇制度としてマルチメディア・スーパーコリドーという制度があります。この税度は100%の外資保有を認めること、マルチメディア関連機器の輸入関税免税、10年間にわたり法定所得の100%に対して免税措置を受けれらるなどの恩典が与えられます。タイでいうところの「BOI」と同じような制度です。GEAR8 MALAYSIAを設立するにあたり、MSCを取得をしたいと考えています。次回の出張時には実際にMSCを管轄するMalaysia Digital Economy Corporation(MDEC)を訪問し具体的な申請のプロセスについて聞いてきたいと思います!
BangsarにあるコワーキングスペースThe Co.
目指すは2018年GEAR8 MALAYSIA設立!
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