2024.12.18

企業がSNSを運用するメリットと効果的な運用のための注意点は?

Tomoki Ishioka

現代のビジネス環境では、ウェブサイトと共にSNSは欠かせないツールのひとつとなっています。企業が公式SNSを運用することで、顧客との関係を強化し、新しい顧客を獲得することができます。また、ブランドの知名度を高め、販促活動を行うこともできます。

しかし、SNSを運用するには、適切な戦略とプランが必要。

ということで、本記事では企業がSNSを運用するメリットと効果的な運用のための注意点を紹介します。

企業がSNSを運用することの5つのメリット

BtoC企業だけでなく、BtoB企業にもSNS運用におけるメリットはあります。
5つのメリットを以下にまとめました。

1、ブランド認知度の向上

SNSは、企業にとって、ブランド認知度を向上させるのに非常に有効なツールです。SNSプラットフォームを利用して、企業は自社製品やサービスに関する情報を共有できます。また、SNSを通じて、企業は消費者や取引先に製品やサービスに関する情報を提供することができ、ブランドの知名度を高めることができます。

2、ターゲット層の拡大

SNSプラットフォームには、さまざまな年齢層や性別、国籍のユーザーがいます。特に新規顧客獲得にも有効です。SNSを通じて、自社の製品やサービスに関する情報を幅広いターゲット層に届けることができます。さらに、SNS上の情報共有は、口コミによる効果も期待できます。ターゲット層が自然に広がり、新しい顧客を獲得することができます。

3、顧客との直接的なコミュニケーション

SNSを利用することで、企業は顧客と直接的にコミュニケーションを取ることができます。顧客は、自分たちの意見や感想をSNS上で共有し、企業はそれらのフィードバックを受け取ることができます。企業は、そのフィードバックをもとに、自社の製品やサービスを改善することができます。また、企業は、SNS上でのコミュニケーションを通じて、顧客の問題を解決することができ、顧客満足度を高めることができます。このような直接的なコミュニケーションは、顧客との信頼関係を築くためにも重要です。

4、新しいビジネスチャンスの創出

SNS上での情報共有は、新しいビジネスチャンスを創出することもできます。例えば、SNS上で企業が自社の製品やサービスに関する情報を共有すると、他の企業から提携やビジネスの話が持ちかけられることもあります。また、SNS上での口コミやシェアによって、新しい顧客やビジネスパートナーを獲得することができるかもしれません。

5、マーケティングの効率化

SNSを利用することで、企業は、マーケティングの効率化を図ることができます。SNS上で、広告やプロモーションを実施することで、企業は、広告費用を抑えながら、より効果的なマーケティングを実現することができます。また、SNS上でのデータ分析によって、より効果的なマーケティング戦略を立てることができます。

以上のメリットが、企業がSNSを運用する価値や意味となります。

炎上リスクや運用コストという課題も多いですが、それでも運用メリットの方が大きいと言えるでしょう。次に、企業のSNS運用を効果的に行うために抑えておきたい5つのポイントをご紹介します。

企業が効果的にSNSを運用するための注意点・ポイント

個人ではなく企業が効果的にSNSを運用するためには、以下の5つのポイントを踏まえたうえで、継続して更新・分析ができる仕組み作りが重要です。運用開始前、または運用開始後も定期的にポイントに沿って見直しをしていくことをお勧めします。

1、コンテンツの質を重視しよう

SNS上での情報共有は、量よりも質が重要です。企業は、コンテンツの質を重視し、共有する情報を慎重に選ぶことが必要です。また、共有する情報は、常に最新の情報であることが望ましいです。

2、フォロワーとの関係を大切にしよう

企業がSNSを運用する際には、フォロワーとの関係を大切にすることが必要です。企業は、フォロワーからのフィードバックや質問に対して迅速に回答することが大切です。また、フォロワーとの対話を大切にし、信頼関係を築くことが重要です。

3、目的やターゲットを明確にしよう

SNSを運用する際には、まず目的を明確にすることが重要です。企業の目標や戦略に合わせて、SNSの活用方法やメッセージを考えましょう。例えば、ブランド認知の向上、商品の販促、顧客とのコミュニケーション強化など、具体的な目的を設定しましょう。さらに、ターゲット層を正確に把握することが重要です。BtoB事業なのか、BtoC事業なのか。また、アカウント運用の目的が採用の場合は、よりターゲットが明確になり、コンテンツもターゲットに合わせて考えていく必要があります。

4、目的やターゲットに合った媒体を選ぼう

目的やターゲットに合った媒体を選ぶことは非常に重要です。企業のブランドイメージやアカウント運用の内容と、ターゲットや媒体に大きなずれがあると期待できる効果が得られない場合があります。自社のターゲット層がどのSNSを利用しているかを把握することも重要です。若年層や特定の業界に関わる人々は特定のSNSを好んで利用する傾向があります。ターゲット層の利用傾向や行動パターンを調査し、どのSNSプラットフォームに集中的に展開すべきかを判断しましょう。

5、炎上リスク対策を実施しよう

炎上リスクはSNS運用において避けて通れない課題の一つです。企業アカウントとして、炎上をまねかないよう、以下の対策を実施しリスクを軽減しましょう。

・ユーザーの反感を買う内容を避ける

企業はSNS上での発信に慎重になる必要があります。ユーザーが不快や反感を抱く可能性のある内容やトピックについては避けるべきです。政治的な議論や宗教的な表現などのテーマは慎重に扱いましょう。公正性や配慮を欠いた発言は、炎上の原因となりかねません。

・誤った情報を流さない

SNSは情報拡散のスピードが非常に速いため、誤った情報を拡散してしまうと大きな炎上を招く可能性があります。情報をシェアする前に、事実確認を怠らず、信頼できる情報源からの情報を提供しましょう。また、迅速かつ適切に訂正や謝罪を行うことも重要です。

・トーンとマナーに注意する

SNSでのコミュニケーションは言葉だけで行われるため、トーンや表現には特に注意が必要です。冗談や皮肉が誤解を招く場合もありますので、誤解を避けるためには明確な表現や丁寧な言葉遣いを心掛けましょう。また、ユーザーからのフィードバックやクレームに対しても、感謝の意を示し、適切に対応することが重要です。

・過去の事例から学ぶ

過去の炎上事例の内容やその後の対応、また過去には問題がなかったが、おそらく今の時代では炎上ずる、というものもあります。過去の事例や最新情報を学び、時には運用チーム全員でセミナーを受講するなど知識のインプットも重要です。

まとめ

以上のように、企業がSNSを運用することで、ブランド認知度の向上、ターゲット層の拡大、顧客との直接的なコミュニケーション、新しいビジネスチャンスの創出、そしてマーケティングの効率化など、多くのメリットがあります。しかし、効果的な運用のためには、コンテンツの質を重視し、フォロワーとの関係を大切にすることが必要です。

また、SNSは常に変化しているため、企業は常に最新のトレンドやプラットフォームの動向に注意を払い、適切な戦略を立てる必要があります。さらに、SNS上での情報共有にはリスクもあるため、企業は法的な問題や倫理的な問題にも十分に注意を払うことが必要です。

以上の点に留意しつつ、SNSを適切に運用することで、企業は多くのメリットを得ることができます。ギアエイトでは、現在運用中のアカウントのチェックや運用アドバイスから、新規でのSNSアカウント立ち上げ・運用計画立案などそれぞれの企業のフェーズに合わせたサポートが可能です。ぜひ一度お問い合わせください。

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Tomoki Ishioka

1991年9月生まれ。ディレクション業務を主に担当。担当動物はトナカイ。

不動産営業を経験したのち、没頭できるような楽しめることを仕事にしたいと思い2018年1月にWeb業界へ転職。デザイン・構築・ディレクションを一通り経験したのち、ディレクションをより深く突き詰めたいと考え、2022年5月にGEAR8へ入社し今に至る。入社前にタイと台湾にプライベートで旅行した過去がありGEAR8とは謎の縁を感じる。

好きなことは食べること。好きな食べ物は寿司・蕎麦・蟹。この順位は数年更新されていない不動のランキング。趣味はキャンプ。最近油絵を始めました。