シマウマ(Equus quagga)
和名:シマウマ(縞馬)またはギアエイトヤマディ。
哺乳綱ウマ目ウマ科ウマ属 (Equus) のうち、白黒の縞模様を持つ系統。
グレビーシマウマ、サバンナシマウマ、ヤマシマウマの3種に分類される。
Equus quaggaという学名はサバンナシマウマのもの。
シマウマ、というと文字通り縞模様のある馬というイメージですが、実際にはロバに近いそうです。
どちらかというとシマロバなんですね。
なぜシマシマ模様なのか、という疑問はみなさん一度は抱いたことがあるかと思いますが、実際のところ正確なことはまだ解明されておらず、百数十年も議論が白熱しているんだそうです。
そのせいで以下のように諸説あるのが現状です。
・天敵に見つかりにくくするため
(色を識別できない動物から見ると、遠目には草原と同化する、何頭いるかよくわからなくなる、大きく見える….?)
・体表の温度を下げるため
(白い部分と黒い部分で熱の吸収が異なるので、小さな空気の渦が生まれてちょっと涼しい…?)
・自分と同じ種を見分けるため
・縞模様で天敵に目を回させるため
・虫除けのため
中でも最近一番有力なのは、虫除け。シマウマが苦手とする血を吸うハエが寄ってきにくいという説のようです。
今後これだという答えが出ることはあるのでしょうか…
ちなみにシマシマなのは毛だけで、地肌の色は黒っぽい一色なのだとか。
縞模様の生き物といえば、最近水族館に行った時に「お魚の縞模様は頭を上にして考えるので、泳いているところが縦縞に見えるお魚は実は横縞」という話を聞きました。かの有名なカクレクマノミも縦縞ではなく横縞なんだそう。
ということで、動物学ではシマウマの縞模様も、縦ではなく横縞なのです。ボーダーなんですね。
地面に平行かどうかで考えると縦縞な気がしますが、頭からお尻までの背骨を軸に、それに対して平行なものが縦縞。
縞模様の話ばかりになってしまいましたが…
性格としてはパニックに弱いものの気性は荒く、年齢を重ねるにつれさらに荒々しくなるようです。
草食動物で数の多い群をつくるのでよく肉食動物に狙われますが、走れば時速65kmほどともいわれる速さですし、いざという時の後ろ足の蹴りはなかなか強いとか。
北海道でシマウマに会えるのは、下記の場所ですよ。(2017年8月現在)
▼釧路市動物園
▼おびひろ動物園
▼ノースサファリサッポロ
▼札幌市円山動物園
* * *
さて、今回とりあげたシマウマも、弊社スタッフのキャラクターになっている動物です。
代表の水野に選定理由をきいてみました。
「物事に白黒つけるという強い意志を感じたので。あと馬のように乗りこなしたり飼いならしたりすることが出来ない点も似てる気がする。ちなみに鳴き声はロバ。」
…鳴き声絶対関係ないですよね。
余談ですが、円山動物園で最近(2017年8月1日)公開されたシマウマの名前が「DJ」というんです!
これがGear8内でちょっとした盛り上がりになったのですが、なぜかというと山田は以前にラジオDJをやっていたことがあるのです。
サバンナから遠く離れた札幌で、同じシマウマ、同じDJ。円山動物園によると雨が嫌いなところもそっくり。
性別はオスだそうですが、ちょっと運命を感じちゃいますよね。(弊社だけ?)
なんていうことを今、福岡のオフィスで執筆していたんですが、なんと福岡市動物園には「ミズキ」というシマウマがいらっしゃるようです。DJもミズキも、広島の安佐動物公園というところから来たんだとか。
これはもう、山田はシマウマ間違いないですね(笑)
あまり考えたことがありませんでしたが、日本中の動物園を考えるとかなりの数の動物たちに愛称が付いているはず。自分と同じ名前や関係のある名前の動物を探してみるのも楽しいかもしれませんね。
以上、G8動物図鑑をおおくりしました。
このコーナーでは不定期にスタッフのキャラクターになっている動物について紹介していく予定です。
(あくまでも素人が調べられる範囲のものから気になったことをまとめています!正確な情報は専門の方にご確認ください。)