2017.10.19

G8動物図鑑 #4 レッサーパンダ

Gear8

レッサーパンダAilurus fulgens

別名:アカパンダ、またはギアエイトアサカ。

いろいろ紆余曲折あったものの、今は食肉目レッサーパンダ科レッサーパンダ属。1種だけでレッサーパンダ属を構成しています。シセンレッサーパンダとネパールレッサーパンダの2種類の亜種がいますが、日本の動物園でみられるのはほぼシセンレッサーパンダです。
学名の意味は、”光輝く猫”。中国のほかネパールやミャンマーの山地に生息しています。

レッサーパンダとパンダの話をすると、レッサーパンダを拝命している弊社スタッフの朝香が必ず「私のほうがオリジナルパンダだ」という主張をしてくるのですが、「パンダ」というのはもともとレッサーパンダのことを指していたんです。

でも後から見つかったクマっぽい白黒のほうの「(ジャイアント)パンダ」が有名になってきて、そちらに名前をとられてしまった…。そのため、「ちっちゃい方のパンダ」ということで「レッサー(lesser)パンダ」という名前が与えられました。
中国語で大熊猫と小熊猫と書くのも感覚としては近いですが、クマっぽいのはジャイアントパンダ、猫っぽいのはレッサーパンダという感じがしますよね。
ただ、lesserにはネガティブな意味合いもあって蔑称とされるので、英語圏では使わないほうがよいとされてたり。赤いパンダということで、”Red Panda”と呼ばれるそうです。
ほかにも英語だとウェブブラウザでお馴染みの”Firefox”という呼び方もあったりします。でもウェブブラウザのほうのFirefoxさんはそのままキツネがモチーフだそうなので、よりややこしいですね…。
学名にも炎色の、という意味合いもあるようなので、格好よく呼ぶと「炎のように光り輝く毛色の猫」といったところでしょうか。猫ではないですけど…確かに、アライグマやタヌキと見分けるには毛並みの色が一番特徴的な気がします。

「炎のように光り輝く毛色の猫」?

混同されがちなアライグマ、レッサーパンダ、それからタヌキ。
パンダというのは元々竹を食べる生物を指す、という説もあるくらいなのでレッサーパンダもタケノコや竹を食べます。でも虫や小さい動物も食べるし果物も食べるので、雑食。前足の親指側に突起になった骨があり、ものを掴むこともできます。
アライグマも雑食ですが、どちらかというとカエルや魚、海辺だとエビなどの肉食が中心で虫や果物なども食べるという感じだそうです。タヌキも雑食でかなりなんでも食べます。ということで雑食性なのは共通ですね。あと3種とも基本的に夜行性でもあります。
見分けやすい見た目での違いは毛の色や模様、しっぽの長さなど。比べてみると結構違いがあります。

レッサーパンダとアライグマ、タヌキの違いはだいたいこんな感じのはず。

レッサーパンダが2本足で直立している姿が印象的な方もいらっしゃると思いますが、あの仕草は本来は威嚇のポーズだそうです。ほかの生物でも体を大きく見せようとする行為がよく見られますが、レッサーパンダも驚いたときや相手を威嚇するときにできるだけ体を大きく見せるために立ち上がるのです。また、警戒して周りの様子を伺うときにも立ち上がります。これもほかの小動物もよくやっている気がしますね。

個人的には、立ち上がっている姿よりも暑さに夏バテして溶けたように伸びているレッサーパンダのほうが好きです。

横に並んで寝そべりたい。

 

* * *

北海道でレッサーパンダに会えるのはこちらの動物園ですよ。(2017年10月現在)

釧路市動物園
札幌市円山動物園
旭山動物園

さて、今回とりあげたレッサーパンダも、弊社スタッフのキャラクターになっている動物です。
代表の水野に選定理由をきいてみました。

「小さくて愛嬌ある動きと、笑った顔が似てるところ。動物園の人気者にあやかってGear8の人気者にもなって欲しいという願いも込めて。なんと時々口笛を吹くらしい。」

珍しくとてもすてきな選定理由!朝香は口笛が苦手だそうですが、レッサーパンダの口笛のような鳴き声とどちらが上手か比べてみたいものです。

以上、G8動物図鑑をおおくりしました。
ちなみに、学生時代から長い付き合いのペンタブさんのご機嫌が悪く、すべてアナログ絵となった今回。いかがでしたでしょうか?ペンタブさん、スタッフIくんに「すごい旧いペンタブですね!」って言われたのがよほどショックだったのでしょうか…ご機嫌なおりますように。

このコーナーでは不定期にスタッフのキャラクターになっている動物について紹介していく予定です。
(あくまでも素人が調べられる範囲のものから気になったことをまとめています!正確な情報は専門の方にご確認ください。)

▼#1 オウサマペンギン編
#2 エゾリス編
▼#3 シマウマ編

 

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Gear8

Gear8卒業生による記事です。