こんにちは、沖田千尋です! 本日は夏に入社した藤原 ひとみさんの新入社員インタビューをお届けします。
藤原さんは社内では「ひとみちゃん」と呼ばれていて、いつも落ち着いた雰囲気でコーディングに向き合っている姿が印象的です。
実は管理栄養士からエンジニアへ、大きなキャリアチェンジを果たしたひとみちゃん。「ものづくり」への想いを胸に未経験から飛び込んだ彼女の、今までとこれからをお届けします!
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– ひとみちゃん、よろしくお願いします!では、まずお名前と出身地を教えてください。
藤原ひとみです。生まれも育ちも札幌市で、2025年で27歳になります。
-小さい頃はどんな子どもでしたか?
お絵かきや工作が大好きで、運動は苦手の専らインドア派でした。漫画の絵を描いたり、ペーパークラフトを作ったりしていて。中学の吹奏楽部では、卒業する先輩のために楽譜をデコって寄せ書きを添えて贈ったりしていましたね。
「競技」ではなく、純粋な「ものづくり」を求めて
–昔から「何かを形にしたい」という気持ちが強かったんですね。部活は吹奏楽部だったんだよね?
中学と大学は吹奏楽部でクラリネットを演奏していました。高校は合唱部を選んだんですけど、実は絵を描くことも好きだったんです。でも美術部には進まなくて。
–それはなんで?
アートが競技のようになってしまうのが、なんだかしんどいなと思って。勝ち負けではなく、純粋に「作ること」そのものを楽しみたかったんです。
栄養士として働いた1年間。理想と現実のギャップから見えたもの

–そういえば、大学は栄養学を学んでたって聞いたけど、どうしてその道に?
私は美味しいものを作りたくて管理栄養士になりました!大学卒業後は老人ホームで管理栄養士として働いていて、3食の献立作りから食材の発注まで、厨房全体を管理する仕事でしたね。
–なるほど。管理栄養士としてどのような苦労や学びがありましたか?
現実は予算や使える食材、栄養バランスなどの制限が多くて悩む場面もありました。それでも、利用者様の声に耳を傾け、制限の中で工夫を凝らし、喜んでいただけるのが嬉しかったです。食事って、何歳になっても毎日の楽しみだと思うので、食事を通して笑顔になってもらうことにやりがいを感じていました。
–その後、時計屋さんで販売員を2年間経験したそうですね。
はい。管理栄養士として再就職することも検討しましたが、学生時代のアルバイトで接客がとても楽しかった経験があったので、販売にチャレンジしました。お客様に寄り添う接客を大切にしている会社だったので、そこが私の価値観と合っていました。管理栄養士から販売員、異業種の転職でしたが、「人に喜んでもらいたい」という思いは同じでした。
「本当にやりたいことは何だろう?」人生を左右する大きな決断

–26歳を目前に、大きな決断に・・・?
20代半ばで、自分の本当にやりたいことはなんだろう?って立ち返って考えてみたんです。本当にやりたいことをやるなら、今がラストチャンスかもしれないって。
–それで幼い頃から好きだった「ものづくり」に戻ろうとしたのはどうして?
はい。ものづくりが好きで、視覚的なものづくりをしたい、目で見て楽しい!素敵!と感じるものを作りたかったんです。でもグラフィックデザインの分野では、美術大学で専門的に学んできた人たちと同じ土俵で戦うのは難しいなと感じていて。
–それでWeb業界を選んだんだね。
ものづくりは好きだったけれど、ゼロから何かを生み出すことよりも、ある程度方向性やゴールが決まっているものを作り上げたり、より良くするためのアイデアを出す方が得意だったんです。webは自分一人じゃなくてクライアントさんやディレクターさんと一緒に作り上げるので自分に合っていると思いました。未経験でも勉強すれば確実に力になる点も魅力でした。
-入社当日のひとみちゃん。緊張の初日から数ヶ月、今では楽しく仕事に取り組んでいるそうです。
職業訓練校での6ヶ月。「コーディングはめっちゃ楽しい!」
–それで職業訓練校に通うことに。どんな勉強をしたの?
平日5日間、6ヶ月間、Webデザインとコーディングを勉強しました。デザインも楽しいんですけど、コーディングはめっちゃ楽しくて!デザインという設計図に、自分の手で動きや機能を与えて形にしていくプロセスが、まるで命を与えるみたいな感じで。心が動くものを作りたい、それを実現できるのがWebエンジニアの仕事だと思いました。
狙うは一社のみ。「絶対に受かりたい」から始めた就職活動

–就職活動はどうだったの?いろんな会社を受けたの?
もうGear8一筋でした(笑)
–え〜!嬉しいです!ちなみにそれはなんで?
Gear8の理念が私のやりたい仕事の形に近かったんです。言われたものをただ提出して終わり、ではなくて、どうすればもっと魅力的に、便利になるか?を考えて工夫することにやりがいを感じるので。Webサイトを見て、働いている人たちが楽しそうで、シャッフルランチも面白いなと思って。価値観が合うなって感じました。どうしても入社したかったので訓練校卒業後、すぐには応募しませんでした。1ヶ月間みっちりとポートフォリオ制作に専念して、「これなら!」と思える作品ができてから応募しました。
–面接はどうでした?緊張した?
カジュアル面談からはじまって、課題を出してもらってこなして、最後は対面でトップページのコーディング課題をやりました。
面接自体は、俗に言う「面接」というより「対話」だったんです。水野さんが「私という人」を見てくれている感じがして、とても印象に残っています。。技術面に自信がなかったんですけど、数年経験あるレベルと言ってもらえたのがすごく嬉しくて、今でも励みになっています!
入社して5ヶ月。毎日楽しく、着実に成長中
–入社してみてイメージとのギャップはあった?
ギャップはあまりなかったです。ただ、飲み会やイベントが多いのでワイワイしている会社というイメージだったんですけど、皆さんお仕事モードの時はものすごく集中していて、切り替えがすごいと思いました。
–不安とかはなかった?
最初は、皆さんお仕事中の集中力がすごかったので話しかけていいのかわからなかったです。先輩たちの「今話しかけていいですか?」「いいですよ!」というやり取りを見て、集中していても怖がる必要はないとすぐにわかりました!先輩たちが優しくサポートしてくれて、すぐに馴染むことができました。
–今はどんな仕事をしているの?
Webサイトの構築を担当しています。最近、自分が担当したサイトが公開されて、クライアントさんがSNSで喜んでくれている投稿を見た時は、大きなやりがいを感じました!

これからの夢は、デザインもできるエンジニアに
-Gear8でやってみたいことってある?
自分でデザインからコーディングまで一貫してできるようになりたいです。特に可愛い系とかカラフルなデザインが好きなので、そういうのを手がけたいですね。
あと、スクロールアニメーションとかもやってみたいです。自分で動かせるのがWebの強みだと思うんです。ユーザーが自分で操作することで世界が変わっていく面白さ、「動かして気持ちいい」体験を作りたいんです。
-それ面白そう!実現したら教えてね。
オフタイムは編み物とカレーと睡眠。「好き」を慈しむ暮らし
-仕事以外で息抜きってありますか?
編み物、睡眠、カレーを食べることですね。この3つがあれば幸せです(笑)
-編み物!?すてき・・!いつから始めたの?
1年前くらいです。訓練校に行き始めたのがきっかけで、本とかYouTubeで勉強しました。最近は仕事しながら1ヶ月でカーディガンを編んだりしています。

-すごい!それは趣味の域を超えてるね。
手間をかけて作ったものは愛着が湧くし、手編みのものは本当に温かいんです。いつか編み物の作品を販売してみたいんです。人に編み物の楽しさ、魅力を伝えたいですね。
-カレーはどこがおすすめ?
おすすめは「スープカリーキング」ですね。ラムか納豆挽き肉カレーがおすすめです!スープが少し白く濁った「白濁」タイプで、まろやかだけどスパイシーで美味しいんです。ぜひ食べてみてください。

ひとみちゃんの新入社員インタビューをお届けしました。
栄養士からWebエンジニアへ。一見すると大きなキャリアチェンジに見えますが、その根底には「好きを形にしたい」という子供の頃から変わらない純粋な想いがありました。
「この道なら自分の力で切り拓けるはずだ」という冷静な視点と、「好き」を追いかける情熱。その両立が、彼女を未経験からの挑戦へと導いたのです。

さて、Gear8といえばスタッフ一人一人に水野さんから動物をプレゼントされることで有名です。ひとみちゃんは雪豹ということで、選定理由を水野さんに聞きました!
「雪豹は高地に住む孤高の動物で、めちゃくちゃ慎重に行動するんだよね。ひとみちゃんの落ち着いた雰囲気と、丁寧に仕事に向き合う姿勢が似ているなと。あと、雪豹は環境に適応する力が高くて、未経験からエンジニアに転身したひとみちゃんの柔軟性とも通じるところがあるかな。静かだけど確実に成長していく感じもぴったりだと思います。」
….なるほど〜!確かに雪豹のイメージぴったりですね。静かに、でも確実に成長していくひとみちゃんの姿が目に浮かびます。間を惜しまず、使う人のことを想って形にする。この温かく、実直なものづくりへの姿勢こそが、ひとみちゃんという人間の核を成しているようでした。
新しく加わった仲間のひとみちゃんとGear8を今後もよろしくお願いします!






