2024.09.14

Webデザイナーに向いている人の特徴とは?向き不向き・適正を現役webデザイナーが解説。

Yurina Takahashi

WebデザイナーはWebサイトのデザインを作成することが主な仕事ですが、どんな人が向いていると思いますか?

これからWebデザイナーになりたいと考えている、またはもうWebデザイナーとして働いていても、果たして自分が向いているのかどうなのかがわからないときはありますよね。

私もWebデザイナーを目指していたときは、自分は向いているのか、長く続けることができるのか・・などがとても気になり、事前調査をたくさんしていました。

そんな経験や、今実際に働いてわかったことなども踏まえ、実際に感じる向き不向きについてお伝えいたしますね。

Webデザイナーに本当に向いているのはどんな人?

まず一番重要なのは、「デザインが好きでデザインと向き合っていて苦にならない性格である」ということです。

色の組み合わせやレイアウトのバランスなど、特に学ばずとも抜群にセンスが良い人がいたとしても、デザインを作ることに興味が持てなかったり、やる気がでない、作業が苦になるような場合だと、長く続けることが辛くなりがちです。

また、好きでなかったりモチベーションが継続できないと、常に新しいトレンドデザインやテクノロジーに対して関心を持ち、自分自身の成長を継続的に追求することも難しくなります。

なので、デザインが好きであるということがとても大事になります。

Webデザイナーに向いている人の6つの特徴

Webデザイナーにとって一番重要な点をご理解いただいたところで、現役Webデザイナーの目線から、Webデザイナーに向いている人の特徴を6つご紹介していきたいと思います。

1 些細なことにじっくりと向き合うことができる

Webデザイナーの仕事は主にデスクワークのため黙々と作業することが多いです。地道で緻密な作業に集中でき、苦にならない人はデザイナーに向いています。

また、Webデザイナーは「情報をより効果的に分かりやすく伝えるレイアウトや見せ方を考える」作業を行う仕事のため、どうすれば分かりやすいか、どうすれば伝わりやすいかを考えていく必要があります。

そのため、些細なことでもじっくりと向き合う力が大切です。

2 客観的な思考

Webサイトはクライアントのその先にユーザーが必ず存在するため、見た目だけでなく使いやすさや見やすさを考えることが大事です。

ターゲットを意識しつつ、情報を正しく伝え、より魅力を感じてもらうためにデザインを思考する必要があるため、さまざまな角度からモノを見る力が必要となります。

3 作業効率を意識することができる

Webデザイナーが関わる仕事は、一人で完結する仕事ではないため、納期を守ることは最低限のお仕事です。

効率を追求することでより多くのプロジェクトに取り組み、スキルや経験を高める機会を増やすことができるため、普段から効率重視で動くことができる人はより向いています。

4 Web関連技術への好奇心

デザインを通じてユーザーにとって使いやすく魅力的なサイトを作るためには、技術の進化やトレンドを把握することはとても重要です。

クリエイティブなアイデアを実現するための手段を理解することで、技術とデザインの融合が、魅力的なWebデザインを生み出す鍵となります。

技術的な知識があれば、アニメーションを考慮したデザインができるなどの幅が広がり、より最新のデザインを再現することができるデザイナーとして重宝される可能性が広がります。

Web業界はトレンドや技術の変化スピードが速い業界なので、専門技術やツールの最新動向に興味を持ち、常に学びや成長を追求することを楽しめる方は向いています。

5 コミュニケーション力

Webデザイナーはデザインだけでなく、クライアントやディレクターとの円滑な対話を通じてアイデアやビジョンを共有し合うことで、最終的にユーザーにとって魅力的で機能的なWebサイトを作成する必要があります。

コミュニケーション力は、クライアントの要望やフィードバックを正しく理解し、適切に反映させるための重要なスキルです。

また、チーム内でも積極的にプロジェクトの進捗を報告することができれば、全体のスムーズなプロジェクトの成功に導くことができます。

良質なクリエイティブを作るためには、エンジニアやディレクターと情報共有することがとても重要であるため、クライアントやチームと円滑なコミュニケーションを取ることができ、共同でプロジェクトの成功に導く意識がある方は向いていると言えるでしょう。

Webデザイナーに向いていない人の性格・特徴

Webデザインの本質は、ターゲットに対してより魅力的に、分かりやすく情報を伝えることであるため、自分の好きなデザインだけを作りたい!という場合だとWebデザイナーとして活躍するのは難しいでしょう。

クライアントやユーザーの気持ちを想像することが苦手で、自分本位なデザインを押し付けてしまうと、クライアントの満足度低下やコンバージョン率の低下など、ウェブサイトの効果が損なわれる可能性が高まるため、クライアントやユーザーの期待に応える洗練されたデザインには、多方面からの視点が必要になります。

こだわりを持つことはとても大事なことですが、誰のための何を解決するデザインなのかを考え、クライアントに寄り添う意識を持つことが大切です。

デザイン系の学校に行ってなかったり未経験だとwebデザイナーになるのは向いていない?

デザイン系の学校に行っている人やデザイン業界で働いたことのある方と比べると、レベルの差が出てしまうのは仕方のない職種なのですが、学生のうちからデザインに触れていなかったり未経験でもWebデザイナーになることはじゅうぶんに可能です。

なぜなら、私自身もデザイン系の学校ではなく、未経験でWebデザイナーとして入社することができたからです。しかも、同じようにデザイン系の学校に行っていなかったWebデザイナーは世の中にたくさんいます。

実際に私がWebデザイナーになるためにしていたこととしては、Webデザインの専門学校に通いながらポートフォリオを作る、さまざまなWebサイトの模写をする、イラストの模写をする、Webデザイン関連のYouTubeを閲覧するなど行っていました。

まとめ:webデザイナーの向き不向きは気にする必要なし!

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Webデザイナーに向いている、向いていないということをここまでたくさん書いてきましたが、実はwebデザイナーの仕事は適性があるかどうかよりもスキルや人間性を重要視する傾向にあります。

一番大事な「デザインが好き!」という気持ちがあれば、経験を積んだり学んでいく上で、必要性を感じコミュニケーションスキルを磨く意欲が沸いたり、トレンドに興味を持てたりするようになるので、まずは自分が本当にデザインを仕事にしたいかどうかを第一に考えることをおすすめします。

実際の現場では、コミュニケーションが苦手であったり時間管理が苦手であるといった人でもWebデザイナーとして活躍している方はいるので、安心してください!

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Yurina Takahashi

1994年札幌の山間生まれ。幼少期を主にインドネシアで過ごしていた経験から、大人になっても東南アジア好きが止まらず。好きで数回訪れていたチェンマイに拠点を持つGEAR8に親和性を感じデザイナーとして入社。

人生のテーマは「ワクワクを追求し続ける」。そんな思いから、仕事は常に自分をワクワクさせる職に。飲食業をメインとし、特撮好きが高じ"ソフビ販売員" 麻雀好きが高じ"雀荘スタッフ" 60'sカルチャー好きが高じ"古着販売員" 放浪旅の中で出会った"レモン農家さんの元で働く"など。

それらの経験を活かし、デザインだけでなく海外新規事業設立のサポートや、社内の環境整備等も担当させていただいております。
プライベートでは、おでん屋さんのお手伝いや音楽イベントの運営サポートなど幅広い活動により、人間力向上を意識した生活を送っています。