こんにちは。ディレクターの北川です。
Gear8では通年でデザイナー・エンジニア・ディレクターなど広く募集をしています。現在は特にディレクターを募集し続けています。なぜか。拠点拡大や事業の多様化にともなって海外でも国内でも動ける人が常に足りないからです。(2015年にタイに法人設立。現在は台湾、マレーシアへの進出を模索中)
ではなぜ拠点を拡大するのかというと、色々ありますが、結局おもしろそうだから・・・です。2020年までにアジアに10拠点をつくってみんなでぐるぐる移動しながら仕事をしてみたい・・・という夢があります。
■2020年にむけたGear8の目標
また、ディレクターは募集をしてもなかなかマッチングしないという現実があります。なぜか。デザイナー・エンジニアは何をやるのか想像がつくのに対し、「台北・福岡・札幌を飛び回るディレクター」は何をやるのかすごくわかりにくい、、、ですよね。なので、せめてもう少し何をやるのかお伝えしたいと思います。
1、Gear8がやっている仕事
まず、Gear8で提供しているサービスは大きく分類してブランディング、デザイン、プロモーション、アジアマーケティングの4つです。これは各国どこへ行っても変わりません。
たとえば新しい商品を世に売り込みたい会社があり、どうやって売っていったらいいでしょうか?という相談があります。競合の製品や市場を調査し、ネーミングを考え、ロゴをデザインし、写真や映像を撮影し、展示会出展のためのポスターやパンフレットを作り、それらを集約させたウェブサイトを作成する。その後オウンドメディアやSNSでのプロモーションを立案し、その効果や影響を検証し、次のプロモーションにつなげていく、といった一連の流れをチームで取り組んでいます。その一部分だけをお手伝いすることもあります。
■クライアントと一緒に商品のイメージを言語化していくところ
■札幌の制作チーム
私たちの本分領域はウェブサイト制作ですが、その目的は商品やサービスを知ってもらい売ること。であれば、そのために必要なことや最適な手法は何なのか考え、できることには挑戦していきます。これまでやったことがなくても挑戦します。少人数で行っているので、ナショナルクライアントの大規模案件などは得意ではありませんが、クライアントの想いに共感しながら一緒に商品やサービスを育てていく、というような仕事をしたい方には合っている会社だと思います。
> ケーススタディに、具体的なプロジェクトの紹介がありますのでこちらもご覧ください。
2、海外進出と同時にはじめた自社メディア「Trippino」
さらに、海外進出するうえで「何をやってるのか」をもっと端的に説明できる自社サービスがほしいね、ということになり、「Trippino HOKKAIDO」というタイ人向けの北海道旅行メディアを運営しています。自社サービスなら自由に新しい手法に挑戦できるし、運営で得た知見をクライアントワークにも活かせるし、両輪がうまく作用するようにしたいと考えています。
■タイの旅行博に出展し、現地メディアとタイ人に北海道とTrippinoを売り込むところ
ちなみに、この人は自社メディアだけ、この人はクライアントワークだけ、というような垣根は一切ありませんので、全員が何かしら色んなプロジェクトに絡んでいる状態です。今後は「台湾のデザイナーズプロダクトを日本に売りたい」とか「タイ人観光客をもっと台北に誘致したい」とか日本以外をターゲットにしたプロジェクトも増えてきて、海外スタッフとのやりとりも、より頻繁になっていくと思います。
■バンコクでオリジナルグッズをデザインするデザイナー
> Trippino HOKKAIDO 誕生についてはキタゴエさんの記事もご覧ください。
株式会社Gear8がタイに進出した理由。Trippino HOKKAIDOを作った理由
3、ディレクターがやっている仕事
もうお分かりだと思いますが、かなり幅広く色んなことをやっています。
- クライアントからのヒアリング・要件定義 ・見積作成
- ウェブサイト制作のディレクション全般:コンテンツ企画・サイト設計・ワイヤーフレーム作成・品質および進捗管理
- 必要に応じて取材・撮影ディレクション
- 運用計画やプロモーション戦略の立案
- 必要に応じて紙媒体やCI等も含むデザインまたはアートディレクション
などが主な業務ですが、
- 新拠点でのマーケティング、メンバー採用、クライアント開拓
- 自社メディアの運営ディレクション
なども時には担います。大きく2つに分かれていて、
国内クライアントをメインに、札幌拠点でウェブディレクションを行うディレクター
■ 撮影ディレクション、奥はモデル出演のデザイナー
こちらはウェブサイト制作に必要な要素や業務の全体像を見ながら、プロジェクトメンバーのかじ取り役をするのがメインの仕事です。時には商品開発にまで深く関わりながら、自ら考え手を動かして幅広く挑戦します。クライアントと長期的に信頼関係を築けるように、持てる力を思い切り注ぎます。責任は重いですが、その分クライアントや関わったクリエイターからの評価はすべて担当ディレクターに集中するため、非常にやりがいがあります。じっくりとことんやりたい!タイプが向いてます。
現在のメインディレクターメンバーだと、待島・秦野・杉澤がこのタイプです。
【北川の実感】
大規模案件だとディレクションだけでも役割分担せざるを得ないですが、Gear8は北海道内のクライアントが7割で、1人で全部を担うタイプのディレクションが大半です。クライアントからするとGear8というよりは担当ディレクターと一緒に作ったという気持ちが強いと思います。打ち合わせでも熱が入りがちなので、「御社のサービスは・・・」というべきところが「うちのサービスって・・・」と言ってしまうことがよくあります。また逆も然り、クライアントの熱量ひとつで仕上がりが相当変わると思っていて、いかにプロジェクトをお祭りにして盛り上げるかっていうのも一つの大きな役割です。毎回、どこまで深く広くやれるか?どれだけ楽しいプロジェクトにできるか?の記録更新をする気持ちでやってます。
海外新拠点の調査とクライアント開拓もしながら、アジアと日本をつなぐディレクター
■台湾FS調査の様子
こちらは一言でいうと、新拠点の立ち上げメンバーです。もちろん一人ではできませんので、他メンバーと一緒に新拠点のチームをつくってまとめ、通常のいわゆるウェブディレクションも行いながら成功に導くポジションです。スタートアップの経験や海外での勤務経験がある方はもちろんその経験を活かせますし、それ以外の方でも意欲があれば挑戦できます。新しい働きかたを自ら切り開いていくチャンスかもしれません。新しいことに挑戦したい!タイプが向いています。
現在のメンバーだと、梅木・山田がこのタイプで、両方の中間にいるのが北川です。
【北川の実感】
このタイプのディレクターの動きは、例えばとある山田と北川の海外出張だとこんな感じです。文字通りあちこちを飛び回りながら(札幌→仙台→台北→チェンマイ→インチョン→札幌 とか)、スマホチャットツールで連絡をとりあい、アポの隙間にカフェでノートを開いてメールやデザインチェックと各方面の進捗管理をして、ホテルにいる夜と朝に出張先の作戦とか企画書ほか作業をやる。せわしないけど脳みそフル回転でアドレナリンめっちゃ出るやつです。きっと、世界中どこでも働けるなという実感が持てるようになると思います。なにを誰とやるか。場所は関係ない。
4、どんな経歴の人がディレクターをやっているのか
Gear8はいろんなバックグラウンドをもつ人が働いています。今回はディレクター陣に入社までの経緯やどういうことをやってきたかを自己紹介してもらいましたので、こちらのインタビューもご覧ください。
- 秦野「お客様の考える一歩先をゆく提案を」
- 山田「世界中が仕事場に。」
- 梅木「誰も知らない、だからやる。」
- 待島「もっと考えて、もっと面白い仕事を」
- 杉澤「Gear8は「自分」と「自分のやりたい」に向き合う場所」
- 北川「わがままに生きる」
5、働く環境
札幌
本拠地札幌は、2017年10月に新オフィスに引っ越したばかりです。倉庫だった場所をゼロからGear8仕様につくりましたので、かなり仕事に集中できるようになりました。また、ミーティングスペースも増えて社内でアイデア出しなどもやりやすくなりました。
福岡(糸島)
こちらは拠点の中でもトップクラスの快適さ・・・。なんといっても目の前に広がる海。ちょっと快適すぎるかもしれません。息抜きもかねて1年に1回行き、順番に全員でリモートワークをしています。
台北
まだ試験的なスタートですが、台北中心から少しはなれたサッカー場を改装したところにあります。フードコートも隣接していて美味しいものが食べられる&のんびりしています。
バンコク
サラデーンとシーロムの間に位置するラマランドビルに入っています。最もオフィスビル感。
チェンマイ
バンコクから飛行機で北に1時間、ちょうど東京札幌間くらいの距離です。チェンマイ旧市街から少し離れた緑豊かな場所にあります。マイナスイオンがすごいです。オフィス内も植物だらけです。
6、働きかた、Gear8のこれから
メインの札幌オフィスは2017年10月に札幌市内で新オフィスに移転。福岡拠点はシェアオフィスで海に面しており、波の音を聴きながら自分のペースで働けます。現在は常駐しているスタッフはいませんが、札幌のスタッフは年に1度好きなタイミングで福岡拠点で2週間ほど勤務することが出来ます。
国内外どの拠点をメインに働いていても、将来的にはアジアの各拠点を行き来しながらスキルを磨くチャンスがあります。全員が働く場所を問わず、一定の高いパフォーマンスが発揮できるような働き方ができるよう、模索しています。
ゆくゆくはアジア10か国に拠点をつくり、場所を変えて刺激を受けながら働くスタイルを実現したいと考えています。(冒頭に戻る)
ちょっとでも興味がわいた方はぜひお問い合わせください。
ちなみに、今週末11月25日(土)に東京大手町で開催される「#みんなの札幌移住計画3」に参加しています。直接話をきいてみたい、つながっておきたいという方は是非会いに来てくださいね。