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Gray Wolf in Snow --- Image by ゥ Royalty-Free/Corbis

オオカミ(lupus)

主にタイリクオオカミ(ハイイロオオカミ、Canis lupus)、またはギアエイトスドウのこと。
ネコ目(食肉目)イヌ科イヌ属に属する哺乳動物。
かつて日本に分布していたニホンオオカミやエゾオオカミは、駆除や餌の減少、伝染病などにより絶滅している。

 

オオカミは北半球に広く分布していますが、亜種が多いため体格なども種によって異なります。体長は100〜160cm、体重は25~50kgほどで大きいものには50kgを超えるものも。平均すると40kg前後のようですが、寒い地域に住んでいるものほど大きくなる傾向があります(シロクマやエゾシカが大きいのと同じで、ベルクマンの法則というのだそう)。

オオカミと犬はよく似ています。もちろん犬の種類はあまりにも豊富なので、小型犬などと比べれば似ている部分がないようにも思えてしまいますが…犬の祖先はオオカミであるという考え方が科学的にも一般的で、近年では犬はオオカミの亜種のひとつとされています。オオカミのなかに「イエイヌ」(いわゆる犬全般)という亜種がいるという分類です。オオカミを人間が馴らし、家畜化することで犬として分岐していったのですね。オオカミと犬は交配が可能なため、狼犬というハイブリッドも存在します。
ちなみに、遺伝子的にオオカミに最も近いと考えられているのは日本の柴犬だそうですよ。最近人気の柴犬はもふもふもちもちしているのでピンときませんが、顔立ちは確かにきりっとしている子もいますよね。

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身体的特徴の違いを比べても、野生のものと飼いならされたものとの違いという見え方が自然です。オオカミは獲物を捕らえるために顎が強く、歯が大きい。より速く長い時間走るために肉球も縦長く、前足の位置も犬より後ろにあります。体の色は灰褐色のものが多いですが、白から黒まで様々です。

オオカミは一組のつがいとその子どもたちを中心にパックと呼ばれる群れを作って行動するのが特徴です。厳格な階級社会を形成していて、最も上位のアルファと呼ばれる雄がトップに立ち、最下位のものはオメガと呼ばれます。最上位のペアだけが子供を持つことができますが、順位は入れ替わることもあり、常にお互いの順位や絆を確かめあっているそうです。
成熟した子どもが群れから離れる場合や、順位争いに敗れて群れを離れる場合には単独で行動することになり「一匹狼」の状態になります。このことから、人間でも孤独を好むひとや集団に属さないひとのことを一匹狼と呼んだりしますね。

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日本では秩父や奥多摩を中心にオオカミを眷属として祀る神社もあります。狛犬の代わりに狼の石像が建立されていることも。オオカミは大神であり、狼信仰は古くは田畑をあらす害獣を食べてくれる狼を好ましく思い、尊んでいたことから信仰されたそうです。人間を襲うものではなく農作物を助けてくれる存在だったんですね。そこから今日まで災難除けや火難除け、安産など色々なご利益がある神様として祀られていったようです。アイヌでもエゾオオカミのことを「狩りをする神(オンルプシカムイ)」などと呼び、やはり神様のひとりとして信仰していました。

ここまで書いて、オオカミが登場する多数のアニメ作品が連想されてしまって懐かしくてしかたない筆者ですが…神秘的でビジュアル的にとてもカッコイイ動物である、というのがオオカミの圧倒的な魅力のひとつですよね。

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さて、真面目な話に戻りますと、絶滅してしまったオオカミについて調べていくと「再導入」という言葉がちらほらと見受けられます。

オオカミの再導入。それはオオカミが絶滅してしまった土地に、人間が再びオオカミの群れをつくることです。
オオカミが姿を消したことにより増加した、シカなどによる農作物や山林への被害によって生態系が変わってしまったことなどを受けて検討されます。アメリカでは成功した実績があり、再導入により結果的に動物だけでなく植物や川の性質、土壌にも変化が起きて徐々に本来の姿を取り戻しているのだそうです。
近年は日本でもオオカミの再導入について検討のため議論が続いています。日本オオカミ協会などに詳しく説明されているほか、賛否両意見とも書籍やウェブサイトで多くの意見を読むことができますので、興味のある方はぜひ調べてみてくださいね。

 

* * *

北海道でオオカミに会えるのはこちらの動物園。(2017年11月現在)

札幌市円山動物園
旭川市 旭山動物園

さて、今回とりあげたオオカミも、弊社スタッフのキャラクターになっている動物です。
代表の水野に選定理由をきいてみました。

「見た目のクールな印象と違い、感情表現が豊かで仲間を大切にするところ。実は食物連鎖のバランサーとしての役割を担ってるらしく、これも会社での役割に似ているかも。最近選定理由が良すぎますかね?」

とのこと!食物連鎖のバランサーというのは、まさしく上記の再導入につながる部分ですね。
しかし本当に、どんどん理由が素敵になってきてますね…見た目とか鳴き声がどうとかだったのはなんだったんでしょう…。
ちなみに、前回へそを曲げていたペンタブさんはドライバをインストールしなおしたらご機嫌を直してくれました。今回はアナログとデジタルのミックスです。

以上、G8動物図鑑をおおくりしました!

このコーナーでは不定期にスタッフのキャラクターになっている動物について紹介していく予定です。
(あくまでも素人が調べられる範囲のものから気になったことをまとめています!正確な情報は専門の方にご確認くださいね。)

▼#1 オウサマペンギン編
#2 エゾリス編
▼#3 シマウマ編
▼#4レッサーパンダ編