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シンガポールが想像以上にスゴかった話

お久しぶりです、梅木です。3年ぶりに出張でシンガポールに行ってきました。

シンガポールは3年くらい前に出張で行ったっきりで、そのときはイベントのお手伝いでしたのでほとんど街も見る時間もありませんでしたが 今回は色々な企業にも訪問出来お話をお伺いする機会がありました。その中でも特に衝撃的だったのがシンガポールの教育についてでした。

小学校卒業時に人生が大きく分かれる

シンガポールでは小学校を卒業するとPSLEというテストを受け、この結果によって進学できる学校が決まるそうです。日本だと大学に進学する際のセンター試験のような イメージでしょうか。どんな問題が出題されるのか調べてみました。

 

【出題例】

Jess wants 200 ribbons of length 110cm for party.However,the ribbons were sold at 25m per tape. How many tapes will jess need?

長さ110cmのリボンが200個必要です、お店には25mのテープしか売っていません。Jessはいくつ買えば良いでしょうか。

【考え方】

1)必要なあリボンの長さは合計で110×200=22,000cm

2)1つのテープの長さは25mなので25×100=2,500cm

3)22,000÷2,500=8.8 4)端数の0.8があるので9個テープが必要 9個が正解に思えるのですが、正解は10個。

【正解】

正解を導くために必要な考え方として「リボンは1つ1つ独立している。」という前提が必要になります。

つまり、2,500cmのテープから作れるリボンの数は

1)2,500÷110=22.7個となるのですが0.7はリボンに出来ずゴミになってしまいます。

2)正しくは200個リボンが必要な場合は、200÷22=9.09個のテープが必要になります。

3)端数の0.9があるので答えは10個のテープが必要というのが正解になります。

 

具体的にリボンとテープをイメージしなければ正解を導き出すのが難しい問題です。 日本語でも難しい問題を英語で出題された時に今の日本人の小学6年生が解けるでしょうか。

少なくとも僕が小学生の時にこの問題が出されていれば絶対に解けなかったと思いますし、むしろ今やっても解けませんでした(泣) こうした教育の成果なのか、シンガポールは近年世界の大学ランキングでも上位にランクインしています。

 

アジアで最高位のシンガポール国立大学

シンガポール国立大学がアジアの大学としては最上位にランクインしており、日本の最高位の大学である東京大学は46位という結果になっています。 どういった基準でランキングをつけられているのかということにもよるので、一概に東京大学がシンガポール大学より劣っているというような話ではないと思うのですが、 1つの指標として注目すべき指標ではないかと思っています。

 

足りない人口は外国人移民で補完する

シンガポールも日本同様に少子高齢化が進んでいます。シンガポール人口白書によると少子高齢かで縮小する人口については外国人移民で補完し、国民の高学歴化で 2030年までに約3分の2を専門職・管理職・幹部・技術職にし、不景気に解雇できる雇用調整弁の労働力については外国人で補完するとしています。 高給な仕事はシンガポール国民に、低給な仕事は外国人に任せシンガポール経済を支えるという方針を明確に打ち出しています。 これを実現するためにはシンガポール国民への高度な教育の提供は個人レベルだけでなく国として非常に大切な取り組みなのだと感じました。

 

増加する世帯所得

以前シンガポールを訪れた際も物価が高いという印象がありましたが、今回はタイから行ったこともありさらに高い印象を受けました。 シンガポールは物価の上昇にともない世帯平均月収(中央値)も増加しています。 2015年で見ると、日本の平均月収が約35万円なのに対してシンガポールでは69万円と2倍近いひらきがありました。 シンガポールは共働きが多いなどの要因もありますが年々、世帯所得は増加傾向にあります。たった10年で30万円以上、上昇しています。

シンガポール出張を終えての感想

シンガポールはグローバル化を前提に語学教育(英語・中国語)を幼児期から徹底しているのに加え、専門性の高い教育環境を提供することで 教育水準の高い人材を多く輩出し経済を支えています。20年後、30年後国内のマーケットからいよいよ出なければいけなくなった時 否応無しに僕たちはこのような人たちと競争したり、一緒に働く時代がやってきます。

30年後でも僕はまだ59歳です。きっと、現役で頑張っているはずです。 自分が理想とする仕事や生活をするためには、目の前のことに一生懸命取り組みながらも周りで起きている変化について積極的に情報収集をし、 これから自分や会社はどう変化していかなければならないか真剣に考えていく必要があるのではないかと思いました。