2023.10.23

【G8海外拠点/GEAR8新入社員インタビュー】動物はコヨーテ。クールなデザインで自分の道を切り開くデザイナー!

Natsuki Sato

こんにちは、佐藤夏希です!
本日はGear8 Thailandに入社したサーイさんの新入社員インタビューをお届けします。

・・・いつもならこの流れでスッと始まるのですが、今回のインタビュー、サーイさんと私には言葉の壁が立ちはだかっていました(笑)
サーイさんは、メイン言語がタイ語。英語は少し喋れるけど、日本語はNG。私は日本語のみです。
事前のSlackでのやりとりは、英語で(テキストなら私もなんとか伝えることができました)、お互いなんとなくテキストでは会話できていたのですが、オンラインで話すときはそうもいかない!ということで。同じくGear8 Thailandのチェンマイ在住・アイスに登場してもらいました!
アイスはタイ語・英語・日本語喋れるので、間に入ってもらい通訳をお願いしてインタビュースタートです。

バンコク・チェンマイ・札幌を繋いでのサーイさん新入社員インタビューをどうぞ!

*****

子どものころから芸術好きで、デザインの道へ。

右からアイス、サーイちゃん、私です。

夏希:サーイちゃん、初めまして!佐藤夏希です、よろしくお願いします。アイスも忙しいところ、ありがとう!今日は通訳よろしくお願いします。

アイス:夏希さん、お久しぶりです。よろしくお願いします。(ここからアイスは通訳に)

サーイ:初めまして、私の名前はタンヤラット・ウィルンチャータパンです。ニックネームはサーイと言います。タイ人はみんな本名と別にニックネームがあるので、サーイと呼んでください。

夏希(以下夏希省略):サーイって可愛い響きだね。では、早速だけどサーイちゃんの今までについて聞かせください。

サーイ(以下サーイ省略):子どものころから絵を描くことや、芸術全般が好きでした。広告ディレクターをしていた叔父の影響を受けて、小学生の頃にデザインに興味を持ちました。当時、広告ディレクターという仕事はメジャーではなく、叔父さんに「どんな仕事をしているの?」「つくった広告を見せてほしい」といっても見せてくれなくて、自分で探して見つけていました(笑)

よく見つけたね(笑)でもそれくらい興味があったんだ。

はい!高校の時に雑誌を読むことや、装丁にハマりその影響で、大学は視覚伝達デザイン学部に進学しました。大学ではデザイン制作を学び、卒業後は出版社にグラフィックデザイナーとして入社しました。このころタイでは雑誌のオンライン化が進んでいった時期だったので、私の好きな雑誌も徐々に休刊していくものが増えていきました。でも、出版社で働くことが、私のやりたいことだったので、新卒から6年その職場にいました。

出版社で働いていた時の作品。表紙やページのデザインを担当していました。

デザインの仕事のキャリアは、紙媒体からスタートしたんだね。

2社目は「紙以外にも、もっと色々なことに挑戦してみたい」という思いもあり、デザイン会社に入社しました。ここでは、ロゴ制作やブランディング、展示会でのブース作りなど様々なことに挑戦することができました。この会社で働き始めた当初、同じグラフィックデザインでも、出版社とは違うことが多く、必死に勉強しました。展示会ブースを担当することもあったので、時間制約がある中で、「この紙の素材はなに?」「あれはなんと呼ぶの?」などインテリアチームと立体的なデザインを学び、考えたりしました。

この時のポートフォリオ見せてもらったけど、サーイちゃんのデザインめちゃくちゃかっこいいね!

こちらが2社目のデザイン会社の作品。

ありがとうございます。制作したようなスタイルのデザインが好きで。たくさんデザインの勉強をしました。Instagramで良いなと思うデザインのアカウントはフォローして、他にもデザインまとめサイトをいつも見ています。バンコクはタイの首都なので、大きいデザインの展示会も多く、面白そうなテーマの時には行くようにして、生活の中でもデザインに触れるようにしています。

ふと見たGEAR8のデザインが、デザイナーとしての新たなキャリアのきっかけに。

3社目がGear8 Thailandです。いろんなデザイン会社のサイトを見ている時に、Gear8のサイトを見つけて、Worksに惹かれてしまって・・・。こう言ってしまうと自意識過剰ですが、見た瞬間に「私はGear8で働くしかない!」と思いました(笑)
ただもう1つの理由があり、自分が新しい環境に身を置きたかったということがありますね。今まで外国の人と働いたことがなかったので、入社する前は「職場の人たちと上手く話せるだろうか」「彼らのお荷物にならないだろうか」と、ずっと考えていました。でも、入社後はそんな悩みは必要なかったくらい、みなさん私を助けてくれています。

そうだよね、田澤さんも福村さんもフレンドリーだし頼りになるよね。Gear8に入社したいと思ってくれた理由で、ちょっと深掘りしたいところがあるんだけど、元々日本への興味あったのかな?GEAR8台湾で働くメンバーは、日本に元々興味があって、Gear8にも興味を持った部分もあるんだよね。

Gear8に興味を持ったら、たまたま日本にも会社があった感じですね。制作しているデザインが好き・外国人と働ける会社がGear8だったっていう感じです。日本への興味に関しては、タイでは日本食レストランが街中に普通にあるので、日本の文化が生活の中にあるんですよね。なので、興味があるかないかもあまり考えたことがなかったです。

なるほどね〜。では話を戻しまして、入社するときの印象に残ってるエピソードってありますか?

1回目の面接は、一般的な面接で応募の動機やポートフォリオの説明でした。2回目の面接が印象に残っていて、とても緊張したのを覚えています。「Webデザイナーとグラフィックデザイナーの違いはわかりますか?」と聞かれて、正直違いがあるのをわかっていませんでした。後々に違いを理解するのですが、その時は少し濁して答えたのを覚えています(笑)

濁したんだ(笑)緊張してると、パッと答えられないときってあるよね。正直に話してくれて嬉しいです。今後GEAR8でやってみたいことはある?

せっかくタイと日本に会社があるので、国境にとらわれないプロダクトブランディングをやってみたいですね。日本で流行っている商品をタイへもってきて、どうしたら売れるか・よく見えるかのブランディングをしたいです。

ラベルデザインも合わせてやってみたりしたら楽しそう!

いいですね!おもしろそう!デザイン業務以外では、個人的にはこの1年で英語を流暢に喋れるようになることが目標なので、その目標と合わせて頑張りたいです。

あまり無理しすぎないようにね!たまには息抜きして、自分のペースでやってね。

ありがとうございます、私の息抜きはお菓子にチョコやパンを食べることなので「疲れたな」「しんどいな」って言う時には、昼休憩で買ってきて食べています。

え!お菓子にパンを食べるの?主食じゃなくて?

アイス:タイ人にとって、パンはお菓子ですよ。みんなパンをお菓子として食べてます。(アイス調べ)

サーイ:(タイ語で同じ内容を投げかけられ)はい、そうです。

やっぱり国が違うと文化が違って楽しいね。今日は忙しいところアイスもサーイちゃんもありがとう!

*****

サーイさんの新入社員インタビューをお届けしました。

実直にデザインと向き合ってここまで来たんだなというのが、すごく伝わったインタビューでした。GEAR8のデザインが好きだとずっと一貫して言ってくれていて、アイスの通訳がなくてもその気持ちは画面越しでもわかるぐらいでした。彼女自身、すでにかっこいいデザインを作っているのに、もっともっと上に行きたいという向上心に刺激を受けた時間でしたね。

海外チームも動物を与えられるので、水野さんから選定理由を聞きました。サーイさんの動物はコヨーテです!

「コヨーテは身体能力が高く、都会でも暮らせるほどの環境順応力が高い動物です。小規模なコミュニティを形成し、集団で狩りをするのが特徴的です。加えて時速65kmで疾走する俊敏さも持ち合わせており、スマートで頭の良い印象がありますね。サーイさんの環境適応能力やデザインのキレなどを見ていてコヨーテが思い浮かびました。人数の多くないチームの中でもしっかり存在感を出しているサーイさんらしいと思います。」

スマートで頭の良い印象という言葉がまさにサーイちゃんにピッタリですね!しっかり存在感っていうもの納得です。

最後にこぼれ話なんですが、アイスの通訳がすごすぎて何故か悔しくなった私は、スクショを撮る声かけをタイ語で「1.2.3」と言うから教えてと、アイスに頼みました。
優しいアイスは教えてくれたのですが、変な発音だったのでしょうね(笑)
その時のサーイさんの笑った笑顔が忘れられなくて、かっこいい女性だけど普段はとっても笑顔の可愛い方なんだろうな〜と思って見ておりました。


これがタイ語で「1.2.3」と言っているところ。ちなみに「またね」は何ていうの?とアイスに聞いたところ「See Youです」とアイスジョークを言われました(笑)

新しく加わったサーイさんとGear8 Thailandを今後もよろしくお願いします。

Facebook
X

Natsuki Sato

2014-2021年の7年間Gear8に在籍。2022年からは外部広報として、Summit記事の執筆を担当しています。
動物はエゾリス。たまにGear8オフィスに現れて、にぎやかして帰っていく謎の存在。