本日は、2024年4月に入社したデザイナー渡邉愛梨さんの新入社員インタビューをお届けします。
GEAR8メンバーから「アイリ」や「愛梨ちゃん」と呼ばれることが多く、みんなから愛されている愛梨さん。私も何度かオフィスで会うことがあり、明るいキャラクターが魅力的なアイドルのような女性だなと感じていました。
しかし今回のインタビューで、愛梨さんのイメージをガラリと変える発言が出てきました。GEAR8メンバーもまだ知らないかもしれない、愛梨さんの意外な一面をここだけで紹介します!
****
コロナ禍の出会いが、大切なことに気づかせてくれた。
-愛梨さん、本日はよろしくお願いします。
こちらこそよろしくお願いします。
-それでは、まずお名前と出身地を教えてください。
渡邉愛梨、旭川出身です。
-旭川出身!GEAR8は、意外に旭川出身者が多いですよね。
そうですね。エンジニアの匠さんやプランナーの明香里さんも旭川出身ですし、あとは旭川から近い名寄(なよろ)出身だと、エンジニアの竣也さんもいます。
-愛梨さんは、デザイナーということで昔から絵を描くのは得意でしたか?
美術は好きでしたが、絵を描くのは楽しいけど上手くはないレベルでした(笑)。どちらかというと立体的なものを作るほうが好きで、段ボールに絵の具を塗って巨大な看板を作ったりするのが好きでしたね。
-いつまで旭川に?
高校生までです。2020年に、東海大学国際文化学部デザイン文化学科へ進学し、札幌でひとり暮らしを始めました。だけど、同時にコロナ禍が始まってしまい、大学1年と2年生はほぼオンライン授業でしたね。学校に行けないのは残念でしたが、札幌に仲の良い友だちがいたので、気持ち的にそこまで落ち込むことはありませんでした。
-よかった!初めてのひとり暮らしで、ずっと外に出られないと気が滅入ってしまいそう。
あ、でもアルバイトはしていたんです。企業が複数出展するイベントのイス除菌のアルバイトだったんですけど、この時にひとつ出会いがあって…。
-聞いてもいいですか?
介護施設を運営している企業が出展していて、そこの担当者と雑談している時に「将来、デザイン系の仕事がしたい」と話したんです。そしたら「うちでやってみたら?」と声をかけていただいて…。後日連絡させてもらい、実際に介護施設で配布しているお便りのデザインなどを担当しました。
-すごい出会いですね。どこにチャンスがあるかわからない。
本当にそう思います。自分がやりたいことを人に伝えるのは、とても大切だと感じましたね。それから少し経って、コロナも収束へ…大学3年生の後半くらいから世の中も動き出して、少しずつ学校で授業を受けられるようになっていきました。
2度のインターンを経て、GEAR8へ入社。
-GEAR8のことはどこで知りましたか?
非常勤講師の先生が、GEAR8と知り合いだったことがきっかけです。その先生の授業がウェブデザインだったのですが、面白くて!毎回1番前の席を陣取り、たくさん質問していたんですよ(笑)。先生も私を覚えてくれたようで、ある時に「GEAR8っていう会社があるんだよ」と教えてくれ、すぐに会社見学を希望しました。
-GEAR8を見学した時のことは覚えていますか?
第一印象は、オフィスがおしゃれだなと思いました。呼び鈴もインターホンじゃなくて、チリンチリンと鳴らす鈴だったりして…ソワソワしていた気がします(笑)。水野さんがGEAR8の事業内容を話してくれたんですが、他にも札幌にはこういう会社もあるよと自分の会社じゃない他の道も教えてくれたのが印象的でしたね。
-水野さんらしい。
その時にインターンも募集していると聞いたので希望し、インターン入社の課題に挑みました。「北海道と広島を比較するサイト制作」という課題だったのですが、「北海道と沖縄」のように比較がしやすい地域ではなく、絶妙な比較対象なのがGEAR8らしいなと感じましたね。合否と共に、課題のフィードバックもいただけるということだったので、自分の力を試してみたいと思い挑戦し、無事合格しました。
-インターンは、どれくらいの期間だったんだろう。
2023年の冬から春にかけて、3ヶ月の短期インターンでした。そのまま継続も考えましたが、その頃の私には迷いがあったので「他の会社も見てみたい」と水野さんに相談して、札幌のグラフィックデザイン会社で10日間のインターンを経験します。
-何に迷っていたのですか?
私がやりたいデザインは「グラフィックデザイン」か「ウェブデザイン」なのかが、定まっていなかったんです。だけど、私はいろいろな媒体のデザインに挑戦したい想いがあったので、ウェブデザインの他にも幅広い媒体のデザインを手掛けているGEAR8に、2023年10月に長期インターンとして戻ることを決めました。
-2回目のインターンを開始したんですね。
はい。戻ってからは、デザイナーの仕事を手伝ったり、バナーをひたすら制作したりなど、あっという間に過ぎていきました。
-「ウェブサイトの全デザイン」や「パンフレット1冊丸ごとデザイン」など、自分のやりたいことに沿ったものをやりたいという気持ちは湧きませんでしたか?
(少し考えてから)…逆にそんなに大きなお仕事の依頼があっても、今の私の力じゃできないんじゃないかなと思って。「バナーを完璧に作れるようになる」「他のデザイナーからの依頼を完璧にする」とかを積み重ねてやっと「愛梨にお願いしてみようか」となる気がしています。
-冷静に自分を分析していますね。話を戻しまして、2度のインターンを経て、正社員として入社を決めた理由を教えてください。
2回目のインターンで戻った理由と同じかもしれませんが、ウェブサイトデザインの他に、ロゴやパッケージ、パンフレットなど様々なデザインができるのがGEAR8だと思ったからです。あとはGEAR8は海外展開もしているので、タイに行けるかもしれない…と思ったのもあります。
-急にゆるめの理由が…(笑)。タイは好きなんですか?
タイの食事に興味があって…あとゾウにも乗ってみたいんです…。この会社にいたら、いつかそういう夢も叶いそうだなって思っています。自分のデザインの力が、そこまで運んでくれるような気がしていますね。
-入社してから半年が過ぎましたが、入社後に嬉しかったことや苦労したことはありますか?
まずロゴやパッケージのデザインに、挑戦させてもらっていることが嬉しいです。あと、お菓子屋さんのロゴをデザインした時に、担当の方からディレクター宛に私がデザインしたものを「すごく気に入ってます」と連絡があって、それをディレクターが教えてくれた時は喜びしかなかったですね。苦労しているのは、海外案件のデザインです。情報を間違えてはいけないのは理解しているのですが、タイ語の表記が難しくて、いつもデザインをする時に緊張感があります。
夢はいっぱい。でも一歩一歩、進んでいきたい。
-これからの夢、教えてください。
新規のウェブサイトデザインを全て担当したいです!あとはアートワークを継続的にしていきたいですね。その一環として先日ポスター展に出展し、GEAR8のメンバーが見にきてくれたことが嬉しかったです。直近だと「NEVER MIND THE BOOKS」というイベントに出展し、ZINE(小冊子のこと)やステッカーを展示販売する予定です。最終的に個展とかも開きたいですね。
-それだけ精力的に活動していたら、個展はすぐにできそうですが…。
個展には、力量とお金と人脈が必要だと思っているので…まだまだ先になりそうです…。
-たまにすごく冷静になりますよね(笑)。ありがとうございました!
***
渡邉愛梨さんの新入社員インタビューをお届けしました。
冒頭でもお伝えしましたが、愛梨さんは快活なイメージが強く、持ち前の明るさで道を開いてきたと思っていました。しかし、インタビューを通して、冷静に自分の立ち位置や能力を分析し、自分が今すべきことを瞬時に吸収できるタイプだと知ることができました。その一面も、愛梨さんの魅力的な部分だと感じたインタビューでしたね。
さて、お待ちかねの水野さんに聞く、動物選定理由です。愛梨さんの動物はジェンツーペンギン!
「鳥類の中でもかなり特殊な生態を持っているペンギンと、愛梨の特徴的なセンスに同じ空気を感じたのでペンギンを選定しました。所属している分類が違っても自分の個性を大切にして、環境に適応しながら成長していく姿、もはやペンギンが愛梨にしか見えなくなっています。加えて集団を好んだり、仲間想いなところも似てますね。
その中でもジェンツーペンギンは、一際穏やかで仲間内での喧嘩はほぼないみたいです。あと鳴き声はラッパ鳴きと言われており、かなりの大音量らしいということで、愛梨の元気な感じと似てるかもしれません(笑)」
ペンギンという大枠の種類を決めたのは水野さんですが、このジェンツーペンギンがいいと希望したのは、実は愛梨さんだったとのこと。この性格を知って希望したのであれば、愛梨さんはすごいです(笑)。
新しく加わった愛梨さんとGear8を今後もよろしくお願いします。