2024.11.06

ホームページ年間費用や相場は?サーバー代やドメイン費など、かかる費用を徹底解説

Asaka Sato

ホームページは閲覧者が支障なく見ることができる状態に保つために管理を行う必要があります。そのためにはある程度の費用が必要になります。
ということで、年間でなにがどれくらいかかるのかをこの記事で解説します。

ホームページの年間費用や相場について

一般的なサイトであれば、月額1万円〜5万円程度が相場になります。

しかし、求めるサーバーのスペックやサイトのアクセス数などにより月額30万円以上かかる場合があることや、掲載内容の改修・サイト解析・保守など運用する中で行っていきたい事によっても費用が変わってきます。

それぞれどれくらいかかるのか、どんな内容や項目があるのかについては続きをご覧ください。

ホームページの管理費(維持費・更新費・集客運用費)の内訳や年間の相場について

一口にホームページの管理費といっても、その内訳には様々な費用が含まれており、大きく分けて3種類あります。(制作会社によって名称が異なる場合があります)

  • 維持費…ホームページを運用するために最低限必要な費用、ランニングコスト
  • 更新費…コンテンツ内容を更新するためにかかる費用
  • 集客運用費…集客のためにかかる費用

どこまで対応するかは会社により差異があるため、管理費の分かりにくさの原因になっています。

一般的に管理費に該当する内容を洗い出してみました。
それぞれの内容や相場を確認してみましょう。

レンタルサーバー費用

ホームページに必要不可欠なものの1つが「サーバー」です。
格安のレンタルサーバーが普及しているため、200円代から利用できるものもあります。

サーバーは月額払いのものが多く、年間契約をすると安くなるなど様々な料金プランが存在します。ホームページの目的に応じてプラン・費用を選択するのが良いでしょう。

本格的なホームページでない限り、「heteml(ヘテムル)」や「さくらのレンタルサーバ」が低価格でおすすめです。年間で数千円〜数万円に抑えることが可能です。

セキュリティを重視したり、アクセス数が多いホームページであれば、「CPI」や「AWS」を使用することもあります。こちらは年間で数万円〜数十万円かかる場合もあります。

また、メールを利用する場合はメールサーバーのスペックなども確認する必要があります。
そのほか、さまざまなオプションが準備されている場合もあるので、ホームページに必要な機能を予め確認しておきましょう。

ドメイン費用

ドメインとは、インターネット上における「住所」のようなもので、サーバーと同じくホームページ運用には必要なものです。

例えば、Gear8のドメインは「gggggggg.jp」。ホームページのURLやメールアドレスとして利用されています。

ドメインには「.jp」「.com」「.co.jp」など、様々な種類があり、それぞれ金額は違いますが、基本的には年間契約で料金が発生します。

「.jp」や「.com」は、信頼性が高いと人気のドメインですが、ドメインにこだわらない場合は「.cc」や「.xyz」など比較的低価格なドメインを取得しても大丈夫です。おおよそ年間数百円〜数千円が相場です。

SSL費用

SSLとは、インターネット上で通信を暗号化することで第三者による盗聴・改ざんを防ぐ仕組みのこと。

SSL化されていないホームページも存在しますが、これからホームページを運用していくのであれば必須になります。

検索エンジンの「Google」もSSL化を推奨しており、SSLを導入していないとGoogle Chromeで閲覧した際に、「保護されていない通信」と表示されてしまい、ホームページを閲覧できないエラーが表示される場合があります。

気になる費用について、有料のSSLを使用する場合は年間1万円〜十数万円が相場になりますが、「さくらレンタルサーバー」などのレンタルサーバーによっては無料で独自SSLを提供しているものもあるので、費用を抑えたい場合はおすすめです。

コンテンツ更新費用

ホームページの公開後に、テキストの修正や画像の差し替えなどを制作会社に依頼する費用です。

自分で修正できるだけの技術や知識があれば必要ありませんが、技術や時間がない場合、制作会社に依頼して更新を行う必要がございます。

  • テキスト修正1箇所につき〇〇円
  • 画像修正1箇所につき〇〇円

という料金体系もあれば

  • 修正作業〇〇時間まで△△円

など、時間単位の料金体系もあり、制作会社によって対応範囲が異なるため注意が必要です。
そのため、相場はいくら〜とお伝えするのが難しいのですが、気になる場合はホームページ制作時や依頼前に制作会社に確認してみると良いでしょう。

監視・障害対応費用

突然ホームページが表示されなくなった、身に覚えのないコンテンツがアップされている、などの障害が起こらないように監視システムを導入し、万が一障害が起こった場合でも、緊急で対応をしてもらうための費用です。

こちらも制作会社によって作業内容や相場が異なるため事前に確認しておくことをおすすめします。

CMSツールなどのメンテナンス費用

WordPressなどのCMSを導入している場合、CMSのアップデートに合わせてメンテナンスや改修を行う必要があります。
こちらも制作会社によって作業内容や相場が異なるため、確認しておくと良いでしょう。

アクセス解析費用

今月のサイトへの訪問者数や、検索から何人流入があったのかなど、ホームページのパフォーマンスに関する報告・レポートを提出してもらう費用です。

制作会社で行う場合もありますが、アクセス解析を専門で行っている会社もあります。
また、無料・有料のツールがあり自社で行うことも可能です。

ホームページの運用が活発であったり、ホームページでの集客が目的の場合は行うことをおすすめします。

こちらも会社により相場が異なるため、都度確認すると良いです。

SEOなどのコンサルティング費用

SEO対策やコンテンツマーケティングなど、本格的にホームページでの集客を行いたい場合の費用です。

こちらもホームページ制作会社がそのまま集客を支援することもあれば、ウェブマーケティング専門の会社に依頼することもあります。

本格的なサポートを依頼する場合は、月額数十万円の費用がかかる場合もあります。

ここまで、管理費の内訳をご紹介してきましたが、検討する際に気をつけたいのは「全てのホームページに全ての作業が必要というわけではない。」ということです。

ホームページの目的はなにかを主軸におき、運用プランを検討していきましょう。

ホームページでどこまで管理してもらうか考える上でのポイント

制作会社や管理会社にどこまで管理をしてもらうのかを検討する上で大切なポイントを紹介します。

1、価格だけで選ばない

費用を安く抑えようとすると、全然管理してくれない、いざと言うときにサポートがないなど困ることがあります。
自分のホームページには何が必要かを制作会社に相談しつつ、必要なものは保険の気持ちで選択しておくと良いでしょう。

2、必要かどうか検討した上で選ぶ

サーバーやドメインを選ぶ上でも「オプション」として追加できる機能がたくさんあります。本当に自分のホームページ運用で必要なのかを検討した上で選択することができれば、ぴったりと合ったプランを選ぶことができます。

ホームページ管理費を払い過ぎないために注意するポイント

ホームページの管理費は抑えられるところと、依頼したほうが安心してホームページ運用ができる部分があります。

1、レンタルサーバーとドメインは自社で契約してみる

自社で契約することで「契約代行費用」などを抑えることが可能です。
一方でなにかトラブルが起こった場合は自社内で対応する必要が出てくるため、ある程度ホームページ制作の知識をもった人がいない場合は、制作会社に依頼するのが安心です。

2、頻度に合わせて月額契約かスポットか選択する

年1度程度など更新頻度が高くない場合はスポット(都度)依頼をしたほうがランニングコストを抑えることができます。

コンテンツの更新頻度が高い場合は制作会社と月額契約を行い、更新作業を一任するのがおすすめです。都度の見積もりが不要になるので、その分早く対応してもらえることもあります。

3、オーバースペックを避ける

アクセス数やホームページのコンテンツ内容よりも容量が大きいものやセキュリティ機能が高すぎるものを選ぶと無駄に費用を払いすぎてしまうことに繋がります。

アクセス数や内容にあった適切なスペックのものを選ぶことをおすすめします。

4、信頼できる制作会社に依頼する

ホームページの内容に適切なスペックか、価格に対する根拠を質問すると説明してくれるようなところに依頼すると良いです。

まとめ:ホームページの年間費用はピンキリ!信頼できる制作会社へ相談したり、よく検討して内容を決めよう

ホームページの管理費は、ホームページの内容や運用でやりたいことによって価格が大幅に変わってきます。自社内だけで決めずに、相談できる制作会社に相談したり、よく検討して内容を決めると良いです。

Gear8では、新規制作・リニューアル含めて運用もお受けしています。
サーバー・ドメインの策定からコンテンツ更新の運用も合わせて行っていますので、気になる方はぜひご相談ください。

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Asaka Sato

1992年十勝生まれ。札幌市立大学デザイン学部を卒業後、GEAR8に入社。 ウェブデザイナーを経て、ウェブディレクターとして主に運用案件を担当。その他、ウェブサイト解析、ウェブ広告・SNS運用など幅広く担当している。2022年ウェブ解析士取得。