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株式会社バイオマスソリューションズ 様

デザインと写真の力で新技術を正しく伝えること

http://biosol.jp/

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新処理工場の完成でウェブサイトも一新したい

母体である渡邊清掃株式会社さまの「新規バイオマス事業」を行う会社のコーポレートサイトリニューアル。会社も事業自体も軌道に乗り出したこと、新たな処理工場が完成したこと機に、リニューアルのご相談がありました。

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難解な新技術を正しく理解してもらい取引先を広げること

まずは新しいバイオマスを使ったリサイクル技術の認知と理解をしてもらうためのツールが必要でした。リニューアル前のサイトでは、新規事業にかける社長の熱い想いは伝わってくるものの(そもそもこれが重要ですが!)、どう利活用できるのかが整理されていない状態でした。具体的にそれをどう経済活動で活かせるか、その結果社会にもたらされる恩恵をどのように伝えればよいかを考えました。

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技術やモノだけでなく未来へ繋がるストーリーを伝えること

まだ誰もやったことがない事を理解してもらうということで、コンテンツの構成には専門的になりすぎてもいけない、しかし技術的な裏付けもしっかり説明しなければならない、というバランスを気づかいました。

また、単に新しい技術ということではなくいかに今後の未来社会に意義のある技術であるかを伝えていく、そんな役割をもになっていると感じていました。デザイン面では決して「かっこいい」や「先進的」なイメージだけに偏らず、道東の風景やイメージ写真も取り入れて、人の活動や地域性も感じさせるものを目指しました。製品や技術のウラ側にあるストーリーに共感してもらえるものにしたいと思っていました。

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今回は展示会にあわせてCIも一新されるということで、より一層上記のようなコンセプトを考える時間を長くとりました。仕上がったロゴマークでは畜産物や農作物がリサイクルされる様を表現しました。

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プロジェクトの完成度を決める2日間の極寒撮影の旅

撮影を行ったのは11月の末、積雪がないぎりぎりのタイミングでした。(積雪問題は雪国の撮影ならではのいつもの悩みの種です)本社の別海、工場がある中標津と標津の3拠点を移動し、どんな技術やサイクルで製品が作られているのか、食料残渣を肥料や飼料にかえる各工程を追いながら2日間撮影を行いました。牛しかいない(笑)広大な土地を移動する中で、自ずとこの場所だからうまれた事業だということを肌で感じました。

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写真というのは、サイトで表現するものが凝縮されたコンテンツだと思っていて、たった2日間の撮影なのに前準備も含めて異常に濃い仕事になります。今回のプロジェクトだけではなく最近の傾向として、動画や写真を多用した直感的に理解されるサイトが多いので写真のもつ意味やクオリティが非常に重要になってきています。また、現場で見て触れてその場でヒアリングをどんどんできて、理解度が通常の打ち合わせの100倍くらい深まります。総合的に見て、短期間でプロジェクトの完成度を一気に高めたのがこの2日間の撮影でした。

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新技術には新技術を使用して対応

革新的な技術を世に活かす、ということで制作側でも大いに影響をうけました。制作過程では、ワイヤーフレームをくみ上げると同時にレスポンシブサイトの試作ができるblockというツールを試用しました。課題はあるものの、クライアント・デザイナー・エンジニアともっとも素早く構成を共有できるツールでした。

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展示会場での技術説明ツールとしてウェブサイトが活躍

直近の目的どおり、展示会では事業説明のツールとしてしっかり役割をはたし、商談をスムーズに進める事ができました。結果はまだこれからついてくる段階ですが、いま動き出している具体的な取引例などを増やして、よりビジネスにつながるものにしていきたいと考えています。

しっかりと私たちに寄り添って、伝えたいことを整理し、形にしてくれました。

以前のHPは会社の事業紹介ページでした。

作成当初はHPよりお問い合わせを頂き、受注チャンスにつなげたいという思い出作成をしていました。

あれから10年近くを経過しました。

3年前に代表者交代をし、会社の新たな目標と成長戦略を立て突き進んでいくうえでの大きな課題は「人」でした。

渡邊清掃はいままでも成長を続けてきており、今後も目標に向かって進まなければならない中で、どうやってこれからの「人材」を育てていくかを考えたときに会社の向かう方向を明確にし、そこに共感する「仲間」を広く募ることが大事だと考えました。

そのためには誰もがどういう会社かがすぐ分かる「ウェブサイト」が必要と思い、かねてよりお付き合いのあった「ギアエイト」の水野社長に相談をしたところ、すぐに会社にお越し頂き私の想いを理解していただきました。

すぐに製作をお願いすることとなりましたが、とにかく仕事の進め方が素晴らしい。

まずはスケジュールをたて、私が伝えたいと思っていることを整理してくれ、形に、具体的なイメージができるようにしていただきました。

臨場感を少しでもと、カメラマン同行で2泊3日のハードな道東撮影ツアーもこなしていただきました。

いまは色々な方に、会社の空気、目的がはっきりと伝わる素晴らしいホームページだとお褒めの言葉をいただいております。