2025.08.29

SNS分析のやり方と成果の評価方法|意外な発見から改善につなげる実践事例

Akari Iwata

SNSをビジネスに活用する企業が増えるなか、「成果をどう分析・評価すればいいのか分からない」と感じている方も多いのではないでしょうか。

Gear8では日々クライアントのSNS運用を支援し、「どの数値を追いかけ、どのように改善に活かすか」を一緒に考えています。この記事では、実際の運用経験を通じて得た知見をまとめました。

SNS分析の基本的な考え方

Instagram・Facebookを中心に分析

Gear8が主に支援しているのはInstagramとFacebook
なぜこの2つを重視するのかというと、どちらも日本国内の利用者数が多く、ビジネス活用に直結するからです。

  • Instagramは10〜30代を中心とした幅広いユーザーにアプローチでき、新規顧客や潜在顧客の認知獲得に強みがあります。
  • Facebookは40代以上のユーザーが多く、規模は限定的ですが、既存顧客や見込み顧客との関係を深める場として有効です。

クライアントのターゲット層や目的に合わせて、どちらを軸にするかを設計しています。

公式インサイト・外部ツール・GA4を組み合わせる

SNS分析は公式インサイトだけでも可能ですが、Gear8では公式インサイトだけでは見えない、より深いデータを取得できる外部ツールを利用し、細かなデータまで拾い上げます。

その後、Looker Studioに集約し、グラフやチャートで「一目で分かる形」に変換。これにより、SNS担当者だけでなく経営者や広報担当者も数字の意味を直感的に理解できます。

さらに重要なのは、SNSとWebサイトを切り離さずに分析すること。GA4を使って「SNSから来たユーザーがサイトでどんな行動をしたか」を確認し、送客や問い合わせにどの程度つながっているかを把握します。

アカウントの成長段階ごとに注目すべき指標

SNSアカウントには「フェーズ」があります。
そしてその段階に応じて追うべき指標を変えるのが、成果につながる運用のコツです。

  • 育成期(立ち上げ〜半年)
    最優先は「知ってもらう」こと。フォロワー数よりもリーチ数やインプレッション数を重視し、まずはできるだけ多くの人にまずは認知を広げることを目指します。
  • 成長期(半年〜1年)
    フォロワーがある程度ついたら、次に見るのはエンゲージメント率。すでに関心を持ってくれている人が「どれだけ反応してくれるか」を確認します。いいねやコメントが増えるかどうかは、投稿内容の質を測る指標でもあります。
  • 成熟期(1年以降)
    認知も広がり、関心を持つ人も増えてきたら、最後は**成果(CV)**に直結する指標を追います。Webサイトクリック数、Google MAPのタップ数、連絡先のタップ数など、最終的にビジネス成果につながる行動をどれだけ生み出せているかが焦点です。

👉 ポイント:アカウントの状態を無視してKPIを決めてしまうと「数字は伸びないし、何を改善すべきか分からない」という状態になりがちです。

SNSの成果をどう評価するのか

採用・ブランディング・集客など目的別評価

クライアントによってSNSの活用目的はさまざまですが、Gear8で多いのは採用ブランディング
「SNSを通じて会社の雰囲気を知ってもらいたい」「応募前に企業文化を伝えたい」といったニーズです。

最近では「ブランド認知から集客・問い合わせへ」という流れを期待するケースも増えています。SNSが販路や問い合わせの入り口になることは珍しくありません。

KPI(数値)と定性効果(ブランド認知)の両立

SNS運用で大切なのは、数字と体感の両方を見ることです。

  • 数値的なKPI:フォロワー数、CTR、CV数など。短期的な成果を可視化するもの。
  • 定性効果:ブランドの信頼感や共感。「SNSを見て応募しました」「雰囲気が良さそうなので来店しました」といった声。

どちらか片方に偏ってしまうと、運用は空回りします。
特に「バズる投稿ばかりを狙う」運用は一時的な数字は稼げても、ファンづくりやブランド形成からは遠ざかってしまうため注意が必要です。

月次レポートで成果を可視化・改善につなげる

Gear8では毎月レポートを作成し、運用結果をクライアントに共有しています。
単なる数値報告にとどまらず、「来月はどんな改善をすべきか」「どんなテーマが響いているのか」を一緒に考えるのが特徴です。

分析から見えてきた意外な発見

「自己紹介投稿」の方が反応が良いケース

多くの企業は、細かい情報(例:ホテルの客室紹介、レストランのおすすめメニュー)を発信しがちです。もちろん既存顧客には有効ですが、SNSは新規や潜在層にも届くメディア。

意外にも、「私たちは誰なのか」を改めて伝える投稿の方が反応が良いケースが多いのです。
「私たちはこういう想いでサービスを提供しています」「ここはこんなお店です」といった投稿が、新しい人の共感や興味を引きやすいのです。

👉 ポイント:月に1回は「改めて自己紹介」を意識した投稿を入れてみましょう。

Instagramは若年層、Facebookは中高年層に強い

SNSごとにユーザー層の特徴も異なります。

  • Instagram:10〜30代が中心。新しい情報や写真に敏感で、拡散力がある。
  • Facebook:40代以上が多い。情報の拡散力は限定的だが、クリック率やエンゲージメントは高い。

あるクライアントでは、Instagramではリール動画で新規顧客にリーチし、Facebookでは求人情報を長文で発信。結果、Instagramでは認知度が広がり、Facebookでは応募や問い合わせにつながるという好循環が生まれました。

プラットフォーム特性に合わせた改善事例

同じ投稿をそのまま両方に流すのではなく、プラットフォーム特性に合わせて見せ方を変えることが重要です。
Gear8では、投稿の切り口や文章量、画像の比率まで工夫し、より効果的な成果につなげています。

SNS担当者・経営者へのアドバイス

「誰に・何を伝えるか」を改めて考える

迷ったときは「誰に」「何を」伝えたいのかを見直すことが一番の近道です。
採用目的なら社員紹介や働き方を、集客目的なら来店メリットや商品体験を中心に据えると、成果が見えやすくなります。

数値だけでなくブランドのファン作りを意識する

フォロワー数やエンゲージメントは大切ですが、それ以上に重要なのは「ブランドを好きになってくれる人を増やすこと」です。
そのためには、商品・サービスだけでなく、企業の人や文化を伝えることが不可欠です。

まずはお気軽にご相談ください

SNSの成果を「きちんと分析して改善したい」と思っても、どこから始めればいいのか迷うこともあるかもしれません。

Gear8では、初歩的なお悩みから本格的な運用改善まで幅広くサポートしています。
「まずは話だけ聞いてみたい」という方も大歓迎です。

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Akari Iwata

1996年札幌出身です。担当動物はチーターです。大学卒業後はアメリカのWalt Disney World内のキャストメンバーとして一年働き帰国。その後、児童英語教室で先生として務めた際に、教室SNSを担当をしたことをきっかけにWeb業界への興味を持ち、未経験でディレクターとしてGear8に入社。

"Compass of your heart"という言葉と"Reach out your hapily ever after"という言葉を胸に、自分の心に従って生きていくこととその先に自分の幸せを見つけることを大事にしています。

海外渡航が好きで、今後はモロッコ、エジプト、アフリカに行ってみたいです。また、世界各国のディズニーも制覇したいです。