2025.09.30

採用から集客まで!SNS広告の効果を高める成功事例と改善のヒント

Akari Iwata

はじめに

SNS広告は、いまや多くの企業にとって欠かせないマーケティング手段になっています。
「認知を広げたい」「採用応募を増やしたい」「予約数を伸ばしたい」など目的はさまざまですが、ただ配信するだけでは思うようなSNS広告の効果は得られません。

私がGear8で広告運用を担当するようになって感じるのは、SNS広告は「一見シンプルだけど、実は奥深い」ということです。金額を投資しても、設計や運用の仕方によって成果は大きく変わります。だからこそ、私たちはクライアントと同じ目線に立ち、SNS広告の目的を共有しながら伴走することを大切にしています。

この記事では、私自身の経験をもとに、SNS広告の成功事例や、実際にあった失敗からの学び、そして運用のコツをご紹介します。これからSNS広告を始める方や、すでに運用しているけれど効果が見えにくい方にとって、少しでも参考になれば嬉しいです。

SNS広告で重視していること

私がSNS広告を運用するうえで一番大切にしているのは、「広告の目的に対して効率的に配信できているか」という視点です。

たとえば「予約数を増やすこと」が目的なのに、リーチやインプレッションだけが伸びて予約数が変わらないとしたら、それは効率の悪い広告になってしまいます。投資に対してどのように成果が返ってきているのかを確認し、「目的に直結しているかどうか」を常に意識することが欠かせません。

目的達成のために最初にすること

新規のクライアントでは、まず3〜6ヶ月のトライアル配信を行い、数値や反応の傾向を丁寧に把握します。業界ごとに平均的な傾向はあるものの、やはり企業によってSNS広告の効果は異なります。だからこそ、最初は「その会社ならではのデータを実際に取ってみる」ことが重要です。

その際、必ず行うのがペルソナ設定です。
「誰に届けたいのか」「その人はどんな生活をしていて、どんなSNSを使っているのか」――こうした具体像を持たずに配信してしまうと、広告はどうしてもぼやけてしまいます。逆に、明確なペルソナを設定していれば、ターゲティングから画像・動画・コピーの細部まで一貫性を持たせることができます。

成功事例:採用広告のケース

印象に残っているのは、SNS広告の事例としてよく取り上げられる採用広告です。
InstagramやFacebookを中心に広告を配信し、動画・写真・コピーなどさまざまな形式を試しながら改善を重ねました。

試行錯誤から見えてきたもの

当初は「動画の方が反応がいいのでは?」と予想していましたが、実際に配信してみると、動画と写真で大きな差はありませんでした。むしろ反応を左右したのは、「誰が写っているか」「どんな言葉で伝えているか」でした

具体的な成果

ある企業の採用広告では、社員が働く姿を写した写真に「こんな人と働きたい」というシンプルなコピーを添えました。派手な映像よりも“リアルな社員の姿”と“分かりやすいメッセージ”が応募者の心に届き、応募数が増え、最終的には実際の採用にもつながりました。

この経験から「SNS広告は媒体や形式よりも、“人に伝わる中身”が大事」という学びを得ました。これは私がこれまで海外や教育現場で培ってきた“人に届く表現”の視点を活かせた部分でもあります。

広告とオーガニック投稿の関係

SNS広告は、広告単体で成果を出すものではありません。むしろ、オーガニック投稿との連動が欠かせません。

たとえば、オーガニック投稿でエンゲージメントが高かったコンテンツを広告に活用すれば、費用対効果の高い配信につながります。逆に、広告で成果が出たクリエイティブを通常投稿に展開すれば、アカウント全体の活性化につながります。

「SNS広告は広告だけ」「オーガニックはオーガニックだけ」と切り分けるのではなく、両方を掛け合わせること。これこそが、SNS広告運用を成功に導く近道です。

苦労や失敗から得られた学び

もちろん、SNS広告には失敗や苦労もあります。
特に初期設定の段階では、クライアントのアカウントとの連携が複雑で、思った以上に手間取ることがありました。

ただ、その一度の経験からフローや注意点を整理しておけば、次回以降はスムーズに進行できます。これまで多くのSNS広告運用を支援してきた経験があるからこそ、クライアントには「初めての広告運用でも安心して任せてもらえる」状態を提供できるようになりました。

私は「初めての方にどうすればわかりやすく伝えられるか」を常に意識しています。難しい部分をやさしい言葉で説明することで、不安を安心に変える。それが私にとっての伴走のスタイルです。

これからSNS広告を始める方へ

これからSNS広告に取り組もうと考えている方に、まずお伝えしたいのは「目的をしっかり決めること」です。
なんとなく「とりあえず広告を出す」では成果は出ません。

そのうえで、目的達成に向けて「どんな指標を見て」「どんな改善を重ねるか」という考え方を持つことが大切です。最初は数字や用語に戸惑うかもしれませんが、それは自然なこと。私は、クライアントと一緒に数値を確認しながら「この場合はここを改善しましょう」と一歩ずつ進めることを大切にしています。

“同じ目線で話せる存在”として一緒に走ることで、SNS広告は少しずつ改善され、気づけば大きな成果につながっていきます。

おわりに ― まずは気軽にご相談ください

SNS広告は、ただ配信すれば成果が出るものではありません。
SNS広告の目的を明確にし、効率を意識しながら、オーガニック投稿との連動も含めて運用していくことで、本来の効果を発揮します。

「採用広告を出してみたいけど、何から始めればいいか分からない」
「自社でSNS広告を運用しているけれど、効果が出なくて困っている」
「まずは話だけ聞いてみたい」

そんなときは、ぜひお気軽に声をかけてください。
Gear8のスタッフは、一緒に考え、一緒に走り、時には立ち止まって軌道修正することを大切にしています。私もその一員として、皆さまの目標に伴走していければと思います。

Facebook
Twitter

Akari Iwata

1996年札幌出身です。担当動物はチーターです。大学卒業後はアメリカのWalt Disney World内のキャストメンバーとして一年働き帰国。その後、児童英語教室で先生として務めた際に、教室SNSを担当をしたことをきっかけにWeb業界への興味を持ち、未経験でディレクターとしてGear8に入社。

"Compass of your heart"という言葉と"Reach out your hapily ever after"という言葉を胸に、自分の心に従って生きていくこととその先に自分の幸せを見つけることを大事にしています。

海外渡航が好きで、今後はモロッコ、エジプト、アフリカに行ってみたいです。また、世界各国のディズニーも制覇したいです。