2025.07.25

採用サイトだけでは届かない“想い”を届ける、採用SNSアカウント運用の効果と実践ポイント

Akari Iwata

採用SNSの注目が高まる理由

近年、InstagramやX(旧Twitter)などのSNSを採用活動に活用する企業が増えています。
特に中小企業やベンチャー企業にとっては、採用サイトだけでは伝えきれない「企業の人となり」や「日常の雰囲気」を補完できる手段として注目されています。

とはいえ、「バズらせたい」「他社がやっているから」といった理由だけでは、本質的な成果にはつながりません。
本記事では、実際の経験をもとに、採用SNSアカウントを運用する理由や得られた効果、投稿づくりで心がけているポイントをご紹介します。

採用専用SNSアカウントを運用する理由と狙い

クライアント様からSNS運用のご相談をいただく際に、よくあるきっかけは「大手企業や競合が始めているから、自社でも始めたい」というものです。
もちろんその判断も一理ありますが、私たちが運用をサポートする際には、もう少し明確な目的を持っています。

それは、採用サイトや採用ページへの流入チャネルを拡充すること。
SNSは日常的な情報発信や、カジュアルな接点づくりに優れており、採用サイトとは異なる役割を持つ媒体です。

  • 採用サイト:企業の制度や理念を「深く・正確に」伝える
  • 採用SNS:日常や社員の魅力を「リアルで感情的に」伝える

両者の特性を理解し、多角的に求職者へアプローチすることで、企業の魅力をより立体的に届けることが可能になります。

実際に得られた反応と成果

SNSを通じた採用活動では、成果が数字や具体的なエピソードとして表れています。
たとえば、北海道でインテリアコーディネートを手がけるAI’Sインテリアデザイン様では、採用を主目的としたInstagramアカウントを開設・運用したことで、「SNSを見て応募しました」という声が増え、実際に採用へとつながった事例があります。

さらに、運用の過程で企業の新たな魅力や価値を再発見できる点も、大きな成果のひとつです。
採用サイト制作時とは異なる視点から「何が求職者に響くのか?」を見つめ直すことができ、結果として採用ブランディング全体の質が向上するケースも少なくありません。

応募者に響く投稿づくりで心がけていること

もっとも大切にしているのは、求職者の目線に立って情報を発信することです。

投稿に使用する写真や動画は、モノやサービスではなく「人」を中心に構成
社員の自然な表情や、職場の雰囲気が伝わるビジュアルを意識して選定しています。

また、キャプションやコピーも、話しかけるようなトーンで親しみやすく。
とはいえカジュアルすぎないよう、信頼感も伝わるようなバランスを意識しています。
採用担当者としての誠実さや人柄がにじみ出るような言葉選びを通じて、距離の近いコミュニケーションを目指しています。

採用SNSがもたらす、新たな気づき

SNSの運用を続ける中で、単に「見てもらえる機会」が増えるだけでなく、企業側の採用意識そのものが高まる効果も感じています。

  • どんな投稿が反応を得られるのか?
  • 自社のどのような一面が魅力として伝わるのか?

こうした問いを日々繰り返し、SNSを通じて可視化・検証していくことで、採用戦略全体の見直しやブラッシュアップにもつながります

採用サイト × SNS、両軸から採用ブランディングを支援します。

採用SNSアカウントの運用は、単体で完結するものではありません。
Gear8では、採用サイト・採用ページの制作とあわせて、SNSアカウントの運用まで一貫してサポートすることが可能です。

ウェブサイトとSNSの内容・デザインに連動性を持たせることで、企業の採用メッセージに一貫性が生まれ、採用ブランディングとしての相乗効果が期待できます。
さらに、複数のチャネルから得た反応をもとに、多角的な分析・改善ができる点も、私たちの大きな強みです。

これまで15年間にわたり、私たちは業種・業界を問わず、さまざまな企業の採用ブランディングをお手伝いしてきました。

「まずは話を聞いてみたい」そんな段階でも大歓迎です。
どうぞお気軽にご相談ください。

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Akari Iwata

1996年札幌出身です。担当動物はチーターです。大学卒業後はアメリカのWalt Disney World内のキャストメンバーとして一年働き帰国。その後、児童英語教室で先生として務めた際に、教室SNSを担当をしたことをきっかけにWeb業界への興味を持ち、未経験でディレクターとしてGear8に入社。

"Compass of your heart"という言葉と"Reach out your hapily ever after"という言葉を胸に、自分の心に従って生きていくこととその先に自分の幸せを見つけることを大事にしています。

海外渡航が好きで、今後はモロッコ、エジプト、アフリカに行ってみたいです。また、世界各国のディズニーも制覇したいです。