2024.03.08

ブランディングの成功事例から知る、目的別のブランド戦略のポイント

Fukumi Kitagawa

ブランディングは、企業や商品のイメージを形成し、顧客の心に残る印象を与えるために欠かせない戦略です。本記事では、成功事例から学ぶ、目的別のブランド戦略のポイントを紹介します。

競争が激しい市場において、差別化を図るためには「ユニークな価値提供」が重要であることが多くの成功事例から示されています。そのためには、ブランドの特徴や強みを強調するコンテンツを作成することがポイントとなります。

また、新規参入する企業にとっては、ブランド認知度の向上が最優先となります。この場合、有名人やキャラクターとのコラボレーションを行い、注目を集めることが成功への近道となります。

さらに、企業の社会的責任を果たすことを強調したブランディングが注目を集めています。例えば、環境問題に対して積極的な取り組みをしている企業のブランディング戦略は、消費者からの信頼度を高めることができます。

ブランディングには目的に応じた戦略が求められます。成功事例から学ぶポイントを押さえ、自社のブランディング戦略の改善につなげていきましょう。

ブランディングの目的と、ウェブブランディングについて

ブランディングの目的は、商品やサービスの魅力を伝え、顧客の心に残る印象を与えることです。これによって、顧客の購買行動やロイヤルティの向上を促すことができます。また、ウェブブランディングは、オンライン上でのブランディング戦略であり、企業のウェブサイトやソーシャルメディアなどを活用して、商品やサービスの情報を発信することが目的です。

ウェブブランディングにおいては、ユーザビリティやデザインの重要性が高く、目的に応じた最適なコンテンツや情報を提供することが必要です。より効果的なウェブブランディングを目指し、以下の事例を参考にしていただければ幸いです。

企業ブランディングの事例

BtoBブランディングの事例

BtoBブランディングの成功のためには、まずターゲット顧客を明確にし、彼らがどのような情報を必要としているかを理解することが重要です。その上で、ウェブサイトのデザインやコンテンツを、顧客にとって価値があるものとし、信頼性や専門性をアピールすることが必要です。

事例①:道路工業

https://gggggggg.jp/works/doko/

道路工業さまの約10年ぶりの2回目のリニューアルを担当しました。これまで運用の中で少しずつ改修を積み重ねてきた状態でしたが、これまでより明るい印象になるようデザインを一新し、スマートフォンで見やすく再設計しなおしました。創立100年を数年後にひかえ、歴史のある会社だからこそ新しく明るい印象にしたいという想いが込められています。

事例②:福津組

株式会社福津組メイン画像

https://gggggggg.jp/works/fukutsu/

担当したウェブサイトの主な目的は、第二創業期として会社の今を正しく伝えること。それに伴いこれからを担う若い世代の人材採用を積極的に実施することでした。「地方+建設」という難易度の高い条件で採用活動を行う福津組様をサポートする役割として、お声がけいただきました。

事例③:月永組

https://gggggggg.jp/works/tsukinaga/

函館に1940年に創業した型枠大工の職人集団、月永組様の採用を中心とした企業サイトを担当いたしました。型枠大工のなり手を増やすという目的のもと、特にどんなメンバーが働いているかを性別や年代に分けて紹介し、若手の採用に繋がるよう工夫を凝らしています。

インナーブランディングの成功事例

インナーブランディングの成功のためには、まず企業内で共有されるブランドのビジョンや価値観を明確化することが重要です。そして、そのビジョンや価値観を社員が共有できるようなコンテンツやメッセージをウェブサイト上に設け、社員のエンゲージメントを高めることが必要です。

事例:どんぐり

https://gggggggg.jp/works/donguri

札幌のローカルフード「どんぐり」のウェブサイトリニューアルを行いました。この機会に改めて会社について内側から見直し、「お客様に対してのどんぐり」と「働く場所としてのどんぐり」として、何をどう伝えていくべきかを考えるリブランディングを目的としたプロジェクトとなりました。

採用ブランディングの成功事例

採用ブランディングの成功のためには、まず自社の魅力をアピールすることが必要です。その上で、ウェブサイト上に社員の声や社風を伝えるコンテンツを設け、応募者が自社に興味を持つきっかけを作ることが重要です。また、応募フォームや面接の流れなど、応募者にとってわかりやすい情報提供も重要です。

事例①:サツドラ

https://gggggggg.jp/works/satudora-recruit

企業の魅力をじゅうぶんに伝えるために、クライアントと頻繁にミーティングを行い、サイトに必要なコンテンツはなにか、何を強調して伝えたいか、求職者にどんな印象を抱いて欲しいか、より興味を持ってもらえるコンテンツはなにかを考え抜きリニューアルしました。

デザイン面は今の時代や企業のフェーズに即したテイストにしつつ、コンテンツ面は社員の魅力をより伝えるためにTOPページや一覧ページは目を引くような仕掛けを施し、さらにもう一段階求職者からの興味関心を獲得するために「WAY診断」という独自の診断コンテンツを制作いたしました。

事例②:エア・ウォーター物流株式会社

https://gggggggg.jp/works/awlg

近い将来のさらなる採用難に対して、エア・ウォーター物流がどんな想いで、どんな仕事をしているのか、どんな人が働いているのかといった情報を整えることで、学生が安心でき、納得感を高めた状態で入社できるサイトにしたいとうコンセプトで、サイトリニューアルを担当ました。

サステナブル・ブランディングの事例

サステナブル・ブランディングの成功のためには、まず企業のサステナビリティに対する姿勢を明確にし、その姿勢をウェブサイト上で伝えることが必要です。具体的な取り組みや成果をアピールし、顧客や社会からの信頼を獲得することが重要です。また、ウェブサイト上での取り組みだけでなく、実際の行動にも繋がる取り組みを行い、組織としての取り組みをアピールすることが重要です。

事例①:海森計画

https://gggggggg.jp/works/shakotanumimoriclub/

積丹町全体を地域外の人が楽しみながら関わっていきたくなるような、新しいプロジェクト【SHAKOTAN 海森計画】のロゴマークやコピー、ウェブサイト、紙媒体などを担当いたしました。新しいプロジェクトの概要や想いを伝えられるように、積丹の魅力と可能性を感じられるデザイン・アニメーションを取り入れました。

事例②:マイボトルエコアクション

https://gggggggg.jp/works/my-bottole-eco-action-web/

北海道SDGs推進プラットフォームによる「マイボトルエコアクション」のプロジェクトサイトを制作しました。ロゴデザインと雰囲気を合わせ、エコアクションを身近に感じてもらえるデザインを意識しました。北海道のきれいな海をイメージしていただけるよう、海の中の生き物たちが泳いでいるようなやわらかいアニメーションを取り入れました。

商品・サービスブランディングの事例

リブランディングの事例

既存商品のリブランディングを成功させるためには、ブランドの新しい価値提供やターゲット層の変更などの目的に沿ったコンテンツの企画と設計が重要です。ウェブサイトのデザインや構造の改善、SEO対策、キャンペーンなどを駆使して、ブランドの新しいイメージを確立することが必要です。また、リブランディングに際しては、過去のブランドイメージを否定することなく、それを踏まえた上で新しいブランディングを展開することが重要です。

事例①:たかしま農園

https://gggggggg.jp/works/takashima/

深川市で農薬や化学肥料を使わずに米づくりをしているたかしま農場様のWEBサイトを新規制作させていただきました。長年、こだわりを持ってお米を作っていらっしゃったのですが、今より多くの方に美味しいお米を味わっていただきたいという熱い想いをデザインに落とし込みました。

事例②:匠龍木工社

https://gggggggg.jp/works/sho-ryumokkou-2/

北海道札幌市を中心に、家具のデザインと製作をしている匠龍木工社様のウェブサイトを担当しました。新しいウェブサイトでは、仕上がった家具を見せるだけではなく、その過程や、家具作りの考え方をお客様に知っていただき、他社との違いをさらに深く知っていただけるよう内容と表現を工夫しました。

新商品・新サービスのブランディング事例

新商品・新サービスのブランディングを成功させるためには、新しいブランドイメージを顧客にアピールすることが大切です。ウェブサイトのデザインや構造を工夫し、商品・サービスの魅力を伝えるコンテンツを充実させることが必要です。また、SNSなどのプロモーションツールを駆使して、効果的なキャンペーンを展開することも大切です。新商品・サービスが持つ独自性をうまくアピールし、競合他社との差別化を図ることが成功の鍵となります。

事例①:森のピタゴラス

https://gggggggg.jp/works/morinopitagoras

新しい知育玩具の価値を伝えるためのウェブサイトでしたが、この新しいおもちゃの開発背景のストーリーを見せるより、おもちゃとしての楽しさをまず感じてもらう方を優先したウェブサイトとロゴを開発しました。ロゴマークは、Instagram、FacebookといったSNSでも活用してもらっています。

事例②:チャペ

https://gggggggg.jp/works/chape

新しいコールドドラフト防止ヒーターのネーミング開発、ロゴデザイン、キャッチコピー、ウェブサイト構築、紙媒体デザインまでを広く行いました。暖房機器業界にインパクトを与える商品をつくる、そんな新しいコンセプトで開発された商品であることが伝わるよう、すべてのツールが連動されて設計されています。

事例③:lia Style

https://gggggggg.jp/works/lia-style

「それは会話から始まる家づくり」をコンセプトに掲げる新築注文住宅の新ブランド「lia Style」の2回目のウェブサイトリニューアルを担当しました。「なんか良さそうだね」と思ってもらうエモーショナルなコンテンツと、「なるほど、だから良いんだね」と考えてもらえるロジカルなコンテンツを配置することで、シンプルだけど厚みのあるウェブサイトに仕上げていきました。

Instagramにおけるブランディングの成功事例

Instagramは、商品やサービスのビジュアルな魅力をアピールするために有用なツールです。Instagramにおいてブランディングを成功させるには、投稿の頻度やコンテンツの企画、キャプションの工夫などが重要です。ターゲット層やブランドイメージに合わせたハッシュタグの活用や、インフルエンサーとのコラボレーションなども効果的な手段です。また、インスタグラムのストーリーズやライブ配信など、様々な機能を上手に活用することで、より多くのフォロワーを獲得し、ブランドの認知度を高めることができます。

事例①:Trippino CHIANGMAI

https://gggggggg.jp/summit/2018/04/25/4961/

世界中の旅好きな人たちがどんなスタイルでどんな場所を訪れているのかを探りながら、タイのチェンマイにより多くの日本人旅行客が訪れるような発信をするアウトバウンドメディア。Trippino CHIANGMAIでは、ウェブサイトと同じクオリティレベルを担保しながらInstagramで発信していくことでメディアとしてのブランディングを行いました。

https://www.instagram.com/trippinochiangmai/

地域・自治体ブランディングの事例

観光ブランディングの事例

観光地のウェブブランディングを成功させるためには、訪日外国人にも対応した多言語化に対応したり、ユーザビリティを考慮したサイト設計を行うことはもちろん、地域の魅力を伝えるコンテンツを充実させること、地元住民との連携を行い、地域に密着した情報を提供することが重要です。

事例①:ニセコリゾート観光協会

https://gggggggg.jp/works/niseko-ta/

世界から観光客・スキー客が集まる人気スポット、ニセコを紹介するブランドサイト。四季のニセコの魅力を伝えるオリジナル観光コース、スポット間の距離感が一目でわかるマップ、訪れるきっかけになる周遊パスやパンフレットなど、サイトを訪れたユーザーが楽しんで旅行プランを立てられる、お役立ちサイトにパワーアップしました。

事例②:白雲荘

https://gggggggg.jp/works/hakuunso/

ニセコのグランヒラフスキー場からすぐの絶景ポイントにある白雲荘さま。ホテル全体を大きく改築されるタイミングで、新しいホテルのイメージに合うデザインにリニューアルしました。ニセコひらふ開拓以来50年以上民宿を営んできた長い歴史についても、この機会に写真や文章を整理し直し紹介しています。

海外ブランディングの事例

海外での日本企業や日本商品のウェブブランディングを成功させるためには、翻訳の質にもこだわるのはもちろん、現地のユーザーやターゲット層に合わせたマーケティング・デザインを行うことや、ローカルな情報提供も行い、現地での信頼性を高めることが重要です。海外の検索エンジンに対応することも忘れてはいけません。

事例:ガイアバイオメディシン

https://gggggggg.jp/works/gaia-biomedicine/

九州大学発バイオベンチャー企業である株式会社GAIA BioMedicine様のサイトリニューアルを行いました。固形がんへの効果が期待できる免疫細胞療法の開発をされており、NK様細胞「GAIA-​102」の優れた特長や高い技術力を、世界に向けてより正しく発信する目的でロゴのリブランディングからご提案いたしました。

大学・学校ブランディングの事例

大学ブランディングの事例

大学のウェブブランディングを成功させるためには、まず大学の特色を伝えるコンテンツを充実させること、学生や保護者など、ターゲット層に合わせた入試情報などの更新を迅速に行うこと、社会人向けに情報提供を行い、社会人学習の場としての役割も果たすこと、これらの多種多様なターゲットが使いやすいUI/UXにも配慮したサイト設計を行うことがポイントです。

事例:北海道情報大学

https://gggggggg.jp/works/do-johodai

北海道情報大学様のウェブサイトリニューアルを3か年計画で担当しました。まずは情報更新のしやすい仕組みと体制づくり、膨大なページのあるサイト内を多岐にわたる対象者が迷わない導線設計、在校生・卒業生や関わっている地域プロジェクトの担当者が自慢したくなるようなウェブサイトを目指して、先進性を感じさせるデザインにリニューアルしました。

専門学校ブランディングの事例

専門学校のウェブブランディングを成功させるためには、専門分野の情報提供を中心としたコンテンツを充実させること、就職に強い学校であることをアピールすること、口コミや先輩の声などの信頼性を高める情報を提供すること、オープンキャンパス情報の更新を迅速に行うことなどがポイントです。

事例:北海道エコ・動物自然専門学校

https://gggggggg.jp/works/heco

100種類以上の動物たちとともに学ぶことができる北海道エコ・動物専門学校さまのサイトリニューアル。道内の専門学校で唯一の学内動物園と水族館があり、北海道ならではの自然と調和する動物たちや専門性の高さをウェブサイトで表現しています。

ブランディングにかかる費用・スケジュールについて

ブランディングにかかる費用やスケジュールは、その目的や規模、実施する方法によって大きく異なります。ウェブブランディングにおいては、ウェブサイトのリニューアルやデザイン変更、コンテンツの改修などが必要になる場合があります。

費用面では、ウェブサイト制作やデザイン会社に依頼する場合、制作費用やデザイン料、コンテンツ制作費用などが必要になるため、数百万円〜数千万円程度が目安とされています。また、ブランドアイデンティティの策定やマーケティング調査、広告宣伝費用などもかかることがあります。

スケジュール面では、ブランディングには一定の時間が必要であり、ウェブサイト制作においては、リニューアルやデザイン変更などの場合、数ヶ月から半年程度の期間が必要となることが多いです。ただし、目的や規模によっては、より短期間で実施することも可能です。

最も重要なのは、自社の目的や状況に合わせた適切なブランディング戦略を策定することであり、その際に費用やスケジュールも含めた具体的なプランを検討することが重要です。

自社の目的・状況にあわせたブランディング戦略を

ブランディングは、企業や商品のイメージを形成し、顧客の心に残る印象を与えるために欠かせない戦略であることがわかりました。成功事例から学ぶことで、目的別のブランド戦略のポイントを押さえ、自社のブランディング戦略の改善に役立てることができます。

自社のサイトやサービスについてブランディングを考えている方は、今回の弊社の事例を参考にしていただきながら、お気軽にご相談ください。

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Fukumi Kitagawa

1982年2月大阪生まれ。京都府立大学入学を機に京都に7年住み、2007年縁があって札幌に来ました。

両親ともにデザイナーで母は染色作家という家庭環境の影響と、学生時代の趣味の延長でウェブデザイナーとして社会人スタート。ウェブデザイナーとして3年、水野との出会いとなった前職でウェブディレクター兼デザイナーとして4年を過ごし、「北海道を旅立つ前の最後の仕事」という気持ちでGear8に入社(結局16年を札幌で過ごし完全移住)。Gear8ではディレクション、新拠点・オウンドメディアの立ち上げ、広報・採用でのブランディング面などほぼ全般に関わっています。

プライベートでは生田流箏曲の師匠試験に合格。週末はほとんど三味線と箏の練習ざんまい。音楽文化を通じた日本美の追求がライフワークです。