2024.08.26

インバウンドに喜ばれる接客7つのコツ「飲食店編」|北海道インバウンド観光トレンド#3

こんにちは。gear8の渡邊です!

今回で第3回目となる「北海道インバウンド観光トレンド」では、インバウンドのお客様が来ても安心して接客できるようになるための実践的なコツをご紹介します。

これは私がカナダでレストランでアルバイトをしていた経験をもとに執筆しています。移民が多いカナダでは様々な国籍のお客様が来店し、彼らの多様な文化に合わせて接客をしていました。私がどのように工夫して接客していたのかを皆さんにシェアしようと思います!

ぜひ最後までお読みくださいね!

事前に用意するもの🍽️

1|フォークとスプーンを用意する

アジア圏から来たお客様は、問題なくお箸を利用できる方がほとんどですが、その他の地域から来たお客様の中には、箸を使うのが苦手な方も多いです。

また、中国や韓国などのお箸を使用できる方であっても、「おかずは箸、白米はスプーン」など使い分けて食べる方もいます。どんなジャンルのレストランでも、フォークとスプーンをすぐに提供できるよう準備しておきましょう。

2|追加の香辛料を用意する

エスニック料理を好む方には、スパイシーな調味料を提供できると喜ばれます。

私がカナダの日本食レストランでアルバイトをしていた時も、「ホットソース」や「チリパウダー」などの香辛料を欲しがるお客様が多くいました。辛いもの好きな日本人がお寿司屋さんで「わさびを別でください」という感覚に近いかと思います。

インバウンドの方が求めるものを正確に提供することは難しくても、リクエストに応えられるようにいくつか調味料を準備しておくといいでしょう。

食事の提供時に注意すること😋

3|アレルギーに注意する

私が、カナダで驚いたことの一つが、アレルギーの方の多さです。注文を受ける際、アレルギーを持っているから食材をしっかり確認してほしいとおっしゃるお客様が多かったです。その中でも特に多かったアレルギーは「ナッツアレルギー」です。

アレルギーについては、人の健康に関わることであり非常に敏感な方も多いので、翻訳アプリなどを使ってしっかり確認すると良いでしょう。

💡ポイント英語

英語で「アレルギー」は「Allergie(アレジー)」と発音します。

4|ハラールフードを理解する

ハラールフードとは、イスラム教の方が宗教の観点から食べられる食材や調理方法のことです。イスラム教の方は、基本的に豚肉を一切食べませんし、アルコールも飲みません。また、鶏肉や牛肉などもイスラム教の戒律に則して製造されたもののみを食べられます。

イスラム教に馴染みのない方にとっては、どれがハラールフードなのかを判断することは難しいです。まずは、使用している食材の情報を開示し、食べられるかどうかはお客様自身に判断してもらうことから始めてみましょう。

5|ビーガン向けメニューを作ろう

ビーガンとは、肉や魚介類のほか、卵製品や乳製品、蜂蜜を含めた動物性食品を一切口にしない人のことです。海外だけでなく、日本人の中でもビーガンの方が年々増えてきているので、ビーガンメニューを用意すると良いでしょう。

上記のハラールフードをリクエストしたお客様に対しても、ビーガンメニューをおすすめすると喜ばれます。

お店のルールを設定しよう📝

6|持ち込み、持ち帰りはできる?

前述の通り、食べられないものがあったり嗜好がはっきりしている方の中には、食べ物を持ち込みたいという方もいます。お店のルールとして持ち込み禁止であれば、それを伝える掲示などの準備が必要です。

また、アジアや欧米など地域に限らず、食べ切れなかったものを持ち帰る文化が根付いている国が多くあります。持ち帰り用のトレーなどを準備しておきましょう。

💡持ち帰りの時に使える英語

  • 店内ご利用ですか?お持ち帰りですか?
    For here or to go? フォー ヒア オア トゥーゴー
  • お持ち帰りのトレーをお持ちしましょうか?
    Do you need a To-go box? ドゥー ユー ニーダ トゥーゴー ボックス

*お持ち帰りは英語で、To-go(トゥーゴー)、Take away(テイクアウェイ)、 Take out(テイクアウト)などと言います。

7|チップは受け取る?

特に欧米圏では、飲食店を利用した際にチップとして、合計金額の10~20%を支払う習慣があります。まずは、チップを受け取るかどうかのルールを決めておきましょう。受け取る場合は、「チップはその日働いたスタッフで等分する」などルールを明確にしておくとお客様もスタッフも安心です。

その一方で、「お通し代」や「お席代」は馴染みがないインバウンド観光客の方も多くいらっしゃいます。お通し代がかかるお店では、トラブルを避けるためにも事前に説明することが大切です。

事前の準備とおもてなしの気持ちを大切に!

インバウンドと一括りにしても、彼らの国籍、文化、宗教は多種多様です。インバウンドのお客様一人一人の希望に100%応えることは難しいですが、どんなリクエストが来るのかを予想できれば、事前に準備することができます。どんな要望に対して、どんなサービスができるのか、改めて考えてみることから始めましょう。

ただ、ルール作りや準備も大事ですが、最も大切なのはお客様を迎える気持ちです。心を込めて接客することで、インバウンド観光客の方々もきっと喜んでくれるはずです!

お困りごとがあれば、ぜひgear8までご相談ください!

gear8では、自社メディア「Trippino Hokkaido」にて、英語・中国繁体字・タイ語で観光客向けの旅行情報を発信しています。また、インバウンド対策を検討されている北海道内の各事業者の皆様に対して、コンサルタント業務も行っております。インバウンド対策に関するご相談や詳細なサービス内容については、ぜひTrippino Hokkaidoにご連絡ください。

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