言葉がなくても、ルールは伝わる。カンボジアのまちとデザインの話。
こんにちは、デザイナーの渡邉愛梨です!(社内ではアイリと呼ばれています!)
「旅ログ #02〜タイ編」に続き、今回はカンボジアでの体験をお届けします✈️
(途中から見ても楽しいです!)

カンボジア到着!移動手段は…?

空港を出ると、すぐに「タクシーどう?」という熱のあるキャッチ合戦が。
でも、観光客におすすめなのは配車アプリの Grab(グラブ)!
- 料金が事前にわかる
- アプリ内で支払いOK(現金不要)
- クチコミ・レビューも見られる
- 言語が不安でも、目的地入力だけでOK!
カンボジアで主な移動手段となるトゥクトゥクもGrabで呼べます◎
(※カード登録は日本で!eSIMで現地の電話番号になると認証が通らなくなることがあるので注意!)
どこか見覚えのある街並み

初めてのトゥクトゥク。日差しは強いのに、風が心地よくて最高でした。
街中を走っていると、エンジニアのKKさんがふと一言。
「信号、日本とそっくりじゃない?」
たしかに!
標識や信号のデザインが、驚くほど日本と似ているんです。
(同じものだというお話も聞いたり…!)
実はカンボジアも、日本と同様に、国際的な基準に基づいて道路標識の形や色の意味が整備されている部分が多いそうです。
さらに、日本はJICAを通じてカンボジアの交通インフラ整備や標識設計の支援も行ってきたそう。
そう考えると、似ているのも納得です!
👀 これは秀逸…!私的・推し標識

街で見かけたこちらのピクトグラム。
「交通量が多くて渡るのが怖い」という、腰の引けた歩行者の感じが見事に表現されていて…
思わず「今の私だ!」と重ね合わせてしまって、強く印象に残りました。
デザインっておもしろい!
現地で活躍する方との、素敵な夜ごはん

現地でお仕事されている今城さんと、
で夜ごはんをご一緒させていただきました。
ピンクの可愛いバイクに乗る姿とは裏腹に、
カンボジアの交通の阿吽の呼吸について語る今城さん。
かっこよくて、つい見惚れてしまいました。
たくさんの現地事情や文化についても、丁寧に教えてくださって、
カンボジアでの暮らしが少し身近に感じられるようになった気がします。
この日いただいたのは、イカスミのリゾットとワイン、
そして今城さんいちおしの「世界一おいしいサラダ」!
白菜の上に濃厚なチーズがたっぷりとかかっていて、
もはや“サラダ”というより、“食べるチーズ”。
忘れられない味になりました。
カンボジアに行ったら、また必ず味わいたい一品です◎
カンボジアで家系ラーメン!?

カンボジアの夜は早めに閉まる店が多い中、明るく光る一軒の看板。
それはなんと、横浜家系ラーメンの「町田商店(Machida Shoten Phnom Penh)」さん!
(カンボジではトゥクトゥクが主な移動手段なので、終電を気にすることがないのもポイントです!)
🍜町田商店(Machida Shoten Phnom Penh)
濃厚スープにパンチがありながらも、どこかやさしさを感じる一杯。そしてニンニクをたっぷりと。
現地の方は薄味派も多いそうで、
注文時に「ジャパニーズテイストでお願いします!」と伝えると、日本と同じ味に仕上げてくれるそうです。
ラーメンの卓上調味料に、「砂糖」…!?
カンボジアでは、麺料理に自分で甘みを加える文化があるらしく、
甘さ・辛さ・酸っぱさを“自分のバランス”で仕上げるのがスタンダードだそう。
文化の違い、興味深いです!
オーナーさんは日本の方で、異国の地でも安心して立ち寄れるお店でした◎
ハヌマーンビールもライトな味わいで、ラーメンにぴったりです!
次回はカンボジアのデザインとアート編
ここまで読んでいただきありがとうございます。
カンボジアでの滞在中、日本語を何度も耳にしました。
とくに印象的だったのは、「日本語の文字があると信頼感がある」と話してくださった現地の方の言葉です。
海外で日本語が安心の印のように受け取られていることに、驚きと嬉しさを感じました。

また、カンボジアで働く方々から伺ったお話もとても面白く、学びの多いものでした。
信号の使われ方や、カンボジアの人ならではの文化や考え方など、ひとつひとつが新鮮で自分の人生でずっと残る言葉でした!
さらに、現地ではウェブサイトではなくFacebookが主な情報源となっていることにも、驚きと納得。
どの媒体を使うかという文化の違いも、デザインや情報発信の視点から見てとても興味深いポイントです。
カンボジアの方々の笑顔は本当に素敵で印象的でした。
言葉が通じなくても、笑顔で「ありがとう」と伝えると、みんな笑顔で返してくれます。
そんな温かなやりとりが、この旅の中でも特に心に残った出来事のひとつです。



少しずつ文化の違いに慣れてきた頃、見えてくる景色もまた変わってきました。
次回は「デザインと暮らし」が交差する、カンボジアのデザインとアート編です!
お楽しみに〜〜!