視界に入るもの、すべてがデザインだった!
こんにちは、はじめましてデザイナーの渡邉愛梨です!
(社内ではみんなからアイリと呼ばれています!)
今年からギアエイトでは、「Glocal8(グローカルエイト)」という新しい取り組みがスタートしました。
その第2弾として、海外拠点での交流を行うことになり、私はタイ経由でカンボジアを訪れることに。
私がデザインを担当させていただいた、カンボジアのクライアントさんにも訪問させていただきました!
英語は日常会話がほんの少しできる程度で、タイ語やカンボジアの公用語であるクメール語はまったく分かりませんが…現地の空気を笑顔で全力で楽しみながら過ごしてきました!
すべてが初めての経験ばかりで刺激的だったので、気持ちのままに綴ってみた記録です。
ゆったり読んでいただけたら嬉しいです。

初めてのパスポートを取得!

まずは旅の第一歩、パスポートの申請から。
戸籍謄本が必要なのですが、準備に少し手間取りつつも、なんとかスムーズに手続きを終えることができました。
(パスポートの申請には、戸籍謄本(本籍地のある市区町村で取得)が必要です。自治体によっては郵送請求も可能なので、事前に確認を!)
初めて自分の戸籍謄本を見て、「お父さんが届け出てくれていたんだな」と思い、少しだけほっこりした気持ちに。
顔写真ページがプラスチック製になった新しい旅券(2025年パスポート)は、2025年3月24日から申請受付が始まっているそうです。
そして、カンボジアに行くためにはビザが必要なのです。
今回一緒に同行したディレクターの梅木さんがカンボジアのビザ取得についての記事も掲載していますのでカンボジアに行くご予定がある方はこちらもチェック!
🔗2024年7月1日からスタート!カンボジアe-Arrivalでスムーズな入国にチャレンジ。|株式会社GEAR8
新千歳空港へ!
国内の旅行経験もあまり多くない私にとって、新千歳空港に着いた瞬間からすでに新しい発見の連続でした。

たとえばコンビニのサインに「便利店」と書かれていたのを見て、「あ、中国語だ!」と。
確かに「便利なお店」という意味、よくできてるなあと妙に納得。
そして何より驚いたのが、空港内のサインデザインの大きさ!

体調が悪いときに見る夢くらい(?)文字が大きくて、写真に撮ってもちゃんと読めるサイズ感です。
デザイナーとしては「何か入稿のミスがあったらとても目立ちそう…」や、「原寸でのチェックってどうしてるんだろう…」なんて、ついつい考えてしまいます。
※屋外広告や大型パネルなどの場合は、A3やA2に縮小印刷してチェックしたり、モックアップで全体感を確認するケースが多いようです。
しかし同時に、こんな大きなデザインに関われる日が来たら楽しいだろうなとも胸を膨らませます。
広々とした空間には、いろんな国の方が行き交っていて、換金所のスタッフさんが複数の言語を使いこなしている姿がとても印象的でした。(かっこいいな〜!)
インバウンドさんに向けたメニューもいっぱい!

新千歳空港では、訪日外国人向けに中国語・韓国語・英語の多言語表記が増えているそう。
空港全体がおもてなしのUIで素敵ですね。
日本のお土産屋さん

そらくうはんさんと言うお土産屋さんでは、海外の方から見たらこれが「日本らしい」というものが詰め込まれていました。
そして国際線のフードコートには味噌ラーメンの列に行列が…!
北海道といえば味噌ラーメン。
新千歳空港の国内線ターミナルには、“北海道ラーメン道場”という人気店が集まるエリアもあり、観光客からも高い人気を集めています。
(※今回は国際線側だったため立ち寄れませんでしたが、次の機会にぜひ行ってみたい場所のひとつです!)
新千歳空港がある北海道では春の気配が少しずつ感じられる4月でしたが、まだ寒さが残っていたので、あたたかいラーメンが恋しくなるのも納得です。
私自身もラーメンが大好きなので、海外の方にもその魅力が届いているのがとても嬉しく感じました!
カンボジアへ向かうため、まずはタイ行きの便に搭乗です。
飛行機に乗り込む前に、お蕎麦・納豆巻き・おにぎりなど、日本らしい軽食をいただき、いざ出発!
飛行機へ搭乗!
今回利用したのはエアアジアさんの飛行機。
キャビンアテンダントさんは赤い制服に身を纏わせ、背筋がピンと伸びてついつい見惚れてしまいました。こういった凛とした雰囲気が、アジアの航空会社ではスタンダードなのかもしれません。


エアアジアの機内に入ると、メニューやカトラリーのデザインがとてもポップで可愛らしくて、気分が一気に高まりました。
全体的に彩度が高く、切り抜き写真やグラフィックの使い方もうまくて、期待感をふくらませるデザインです。
女性をターゲットにしているのかな?と思わせるようなトーンで、ついメニューをじっくり眺めてしまいます。
日本では、柄やテクスチャを使ったデザインが多い印象ですが、こちらはもっとシンプルで、形や色の大胆さで魅せている印象です。
視覚的にわかりやすく、それでいてユニーク。
機内のデザインが直感に響き、気分が高まるひとときに。タイ到着への期待がさらに膨らみました!

このデザイン私が好きそうと教えてくれました。ちなみにですがとっても好きなデザインで、飛行機の中からワクワクが止まりません!
次回はタイ編
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。
今回のお話では、まだ日本にいる段階でしたが、
海外の方に向けたおもてなしや、大きな施設・空間でのデザインを目にすることで、
日々のデザインに対する視点が少し広がったように感じました。
Gear8では、旅メディア「Trippino」の運営や、タイ・カンボジア・台湾などの案件をお手伝いすることもあるため、実際にインバウンドの方の行動や、「わかりやすい」と感じてもらえるデザインを日本で体感できたのは、とても良い学びでした。

最近では、SNSでも飛行機の機内案内デザインが話題になっているように思います。
「わかりやすい」だけでなく、「旅の気持ちを高める」ことも、デザインの大事な役割のひとつ。
今回の体験を通して、そんなことにも改めて気づくことができました。
それから、今回空港でいろんな国の人や文化に触れる中で、
美しさの感じ方が少し変わったような気がしています。
日本では「これが正解!」とされているデザインも、場所や文化が違えば、まったく別の良さがある。
実際に見て、体感することで、「こういうのもありなんだな」「これも素敵だな」と思える場面がたくさんありました。
次回は、タイに到着してからの出来事をお届けします!
