2023.05.31

Web制作会社が初挑戦した、100ページ越えの紙パンフレット制作現場をお届け!

Ai Ishizuka

こんにちは、佐藤夏希です!

やっと少しずつ初夏を感じられる日がやってきましたね。今年も暑くなるそうで、ビールが美味しい季節がやってくるなと楽しみにしています。
実は家庭菜園をしているのですが、今年はゴーヤを育ててみたいと先日植えてみました。夢は夏の終わりにビールと、自分が作ったゴーヤでゴーヤチャンプルーを作り食べたいと思っています。育つといいな~。

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さて、早速Gear8お仕事風景シリーズをご紹介しようと思うのですが、今回は紙のパンフレット制作をお伝えしたいと思います。
ん?紙もの?と思った方も多いと思いますが、Gear8はWeb制作をメインにお仕事させていただいているのですが、実は意外と紙物制作も一緒にお願いできますか?とお声がけいただくこともちょこちょこあります。

恵和ビジネス様の社内報・ノベルティ
味覚園様の多言語三つ折りパンフレット

ショップカードや三つ折りパンフレットから社内報まで種類は様々ですが、今回はディレクターの待島・亜衣が100ページを越えるパンフレット制作をご依頼いただいき無事納品!ということで、その感想を聞いてみました。

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パンフレットは100ページ超え!枚数が多い紙物制作をした率直な感想は?

待島:Webと違って紙を制作する上で、デザイントーンの違いに最初は戸惑いがあったかな。Webは基本トップページに対して下層ページもトーンを合わせるけど、紙は中でそれぞれトーンが違って、コンテンツによってテンションも違う。文字組みも違うから、伝えたい要素を大事にしつついろいろ遊びを持たせることもできるので、それが知見になりましたね。

亜衣:とにかく原稿の情報整理が大変でした。ページ数が多いとそれだけ取材対象になる方が多いので、ヒアリングしてGoogleドキュメントで整理して、まとめたらクライアントさんとデザイナーさんに確認して修正いただいてと、最終的にファイルが80から90ファイルほどになっていました。進めていく上で途中からは、ファイルは必ずすぐダウンロードする・情報整理する時は紙に印刷して目で見て確認するというルールを自分で定めて、抜け漏れがないように作業を進めていました。

亜衣ちゃんが「印刷した資料はトートバックに入れて、他の資料と混ざらないようにして保管していました」とみせてくれました。

撮影管理は大変だったけど、現場に全員集まったことでデザインはどんどん良くなっていった。

待島:亜衣ちゃんがさっき話した通りページ数が多いので、取材撮影がものすごく多かったんだよね。取材対象の方・カメラマンさん・デザイナーさん・立ち会ってくれるクライアントさん・そして僕たちのふたりのスケジュールと5組の予定+撮影場所の確保をしないといけなかったので、スケジュール管理はすごく大変だったね。通常デザイナーさんはあまり立ち会わないのだけど、今回は「現場も見たい!」と言ってくれて、デザイナーさんも一緒に現場にきてもらってデザインのブレストを現場で行ったり、逆にアイディアをもらったりしていました。クライアントさんの考え方や理念に共感できるようにデザインにもその理念に沿った理由付けが必要と考えていたので、デザイナーさんが現場にきてくれて「なんでこのデザインのここにこの写真が入るのか?」とか写真の入る意味とかも、デザインする上では作業的には当たり前なんだけどしっかり考えてくれてたんだよね。

亜衣:私は撮影ディレクションはほぼ初めてに近い中、相当数の撮影にいきなり参加させていただいたので勉強になった事が多かったです。髪の毛のチェックや襟を直したりして、そんなとこまで見るんだ・・・っていう本当に細かいところまで、こだわって撮影していることを学びました。後半の方は、任せてもらえる機会があったので前半で取得した撮影ディレションの知識でやり遂げました。

台割はWebのワイヤーフレームと一緒、ベース作りはすごく時間をかけたかった。

待島:WebだとCV(コンバージョン)をとるための導線がわかりやすい事が多いけど、紙のCVというかゴールが見えてない時があってその時は紙のセオリーを勉強するために、資料になりそうな紙パンフレットをたくさん取り寄せました。

実際に取り寄せた資料たち。積み上げるとこんな高さに!実際はこの3倍くらいの量を取り寄せていたらしく、今はバックヤードで眠っているそうです。

待島:コピーとかも見たかったけど、まずは台割を知りたかったのが一番大きい。初めてやることだったので、充分に時間をとって検証したくて実際時間もめちゃくちゃかけました。Webも制作していく上で、なぜメニューボタンがここにあるのか?とか理由付けして設置していくことが多い中で、紙パンフレットの台割にもちゃんと理由付けをしたかったんだよね。その上で「こういう見せ方はおもしろいんじゃないかな?」やアプローチ方法の情報を少しずつ集めていったかんじです。

最大の心残りは、Webとの連動があまりできなかったこと。

待島:うち(Gear8)の強みであるWebと紙パンフレットの連携ができなかった事が心残りです。Gear8としての強みは、Webなのでスペシャルコンテンツだったりクイズというかインタラクション的なものを設けて、紙パンフレットを見た人に参加してもらえるようなコンテンツ作りをしたかったのはあります。

亜衣:今回は、優先順位が紙パンフレットだったので致し方ない部分もありますが次回またこういう機会に恵まれたら、Webとの連動は力をいれてやりたいですね!

待島さん&亜衣ちゃんの制作おつかれさまトーク。

待島:納品おつかれさまでした!まだパンフレットサンプルが来てないけど、一旦の区切りということで。

亜衣:おつかれさまでした!終わりましたね。
今回の制作思い出話というか・・・いつも打ち合わせ場所まで、オフィスを出て車で30-40分ほどので着くのですがこの冬の大雪で1時間以上かかることもあり、車内で待島さんとお話ししながら打ち合わせに行く事が多かったんですけど・・・

待島:すごい雪だったもんね!

亜衣:その時間が私にとって、待島さんへ相談出来る時間で貴重でしたね。私目線だとわからないことがあったりして、打ち合わせ後に「さっきはこういう意図があって、クライアントさんにこう伝えてたんだよ」とか裏話を聞いてるみたいで楽しかったですね。移動時間が長いことはいいことでした。

待島:確かに社内だと、そこまで細かく話すことが少ないかもね。

亜衣:待島さんから話し出してくれることも多かったし、コミュニケーションが多いほどアイディアも出やすかった気がします。

待島:亜衣ちゃんも忙しい中、自分で迷うことや相談したいことはあるだろうけど、何も調べないで聞くことがなかったのがすごいと思ってた。というか、聞くタイミングが上手だよね。煮詰まる前までいかないで、その少し前でちゃんと聞ける。

亜衣:聞いた方が早いなって思ってました。時間も限られていたので、口頭で聞くことが大事。早い。と思って待島さんに聞いていました。あと待島さん、Slackだと返信が・・・

待島:や!それは!Slackもちゃんと見てるよ!

亜衣:ははは。

「あと待島さん、Slackだと返信が・・・」と発言した時の亜衣ちゃん。可愛かったです。

待島:今回の紙パンフレット案件で、いろんなことを勉強できて知見がたまったから、またこういう機会をいただけたらもっと踏み込んだ提案が出来そうな気がする。その時は一緒に担当できたらいいね!

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待島さんと亜衣ちゃんがとても大変だったのが見せてもらった資料やスケジュールから読み取れたのですが、全然大変な素振りを見せないで「次はここにいかせそう」「今度はこれをやりたい」と、もう次のステップへ向けて動いてる姿が印象的でした。

ふたりの風通しの良い関係(むしろ風がビュンビュンでおもしろかったです)も垣間見ることができて、今後また一緒に何かの案件で組むことがあってもこのテンポで進んでいくんだろうなと楽しそうな未来をイメージさせてくれました!

それでは、また!次はどんなお仕事紹介になるのか楽しみにしててくださいね~!

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Ai Ishizuka

1995年札幌市生まれ。2018年に北海学園大学人文学部を卒業後、制作を学びたいと思いデザイン業界へ。グラフィックデザイナー、イラストレーターとしてデザイン会社等に数社勤務後、デザイン×ディレクション業務に興味を持ち、"ディレクションチーム"を謳うGear8に2021年入社。 主にWebサイトのディレクション・運用サポートと、デザイン業務を行う。イラストやデザインの経験からデザイン視点多めのディレクションが得意です。 人生のテーマは、自由でハッピーなこと!アートと文学、運動や旅行に関心が高めです。 休みの日には走ったり、絵を描いたりもしています。本は高校時代から好きで、ダニエル・デフォーから始まりました。