こんにちは!佐藤夏希です。
いよいよ北海道も雪解けの季節がやってきましたね。春は暖かくなるので好きなのですが、シラカバ花粉に悩まされる私としては、辛い季節でもあります。マスクと花粉症の薬が手放せないですが、それでも花が咲いて空が明るくなってくるのは良いものですね。
さて、今回は待島さんに最近のWebデザインや技術で気になっていることや手掛けた案件についてお伺いします。
※過去に同内容で台湾のアンちゃん・タイの田澤さんにもお話を聞いていますので、よろしければ合わせてどうぞ!
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日進月歩のWebの世界、待島さんは今どんなデザインや技術が気になる?
夏希:待島さん、ゆっくり話すのは久しぶりですね!今日はよろしくお願いします。
待島:よろしくお願いします!
夏希:それでは早速なんですけど、最近のWebサイトで気になってるデザインや技術ってありますか?
待島:Gear8関係なくってことだよね、少し前なんだけどPOLAの母の日のサイトって見ました?
夏希:見てないですね・・・Gear8辞めてから、ギャラリーサイトとか見る機会がなくなってしまって。良いのですか?
待島:ここ1-2年で3Dで表現するサイトが増えてきたなっていうのは感じていて。このサイトの3Dを使ったメッセージの伝え方がすごく良かったです。デザインとアニメーションがこれだけ凝ってるのに(メッセージを)読むのを邪魔しない。想いを花で表現しているのも、伝えたいことの世界観が上手く反映されていて、こういう表現方法は参考になるなって思いました。
参考:POLA母の日サイトhttps://www.pola.co.jp/wecaremore/mothersday/
こちらが待島さんおすすめのPOLAさんの母の日サイト。確かにメッセージを伝えることを一番に考えてアニメーションを使用しているように感じます。
夏希:(POLAの母の日サイトを拝見)これはすごいですね。アニメーションの動きがダイナミックなのに、待島さんが教えてくれた通りメッセージの邪魔をしない。
待島:ウチで作ったものじゃないんだけどね(笑)
夏希:ちなみになんでこんなにアニメーションがダイナミックなのに、滑らかに動くんですか?Webサイトの読み込みも遅くないし。
待島:ざっくりだけど技術が進歩したのと、ブラウザの制約も少なくなってきて、処理に耐えられるようになってきたのがあるね。
夏希:なるほど。Webサイトの表現方法の幅が広がってるんですね。
待島:そうだね。あ、表現といえば、ノーコードって知ってる?
夏希:知ってます!有名なのはSTUDIOとかですかね。
待島:そうそう。STUDIOで制作したWebサイトのノミネートサイトって見たことある?
夏希:そこまでは見たことないですけど、STUDIOすごいですよね、友だちが何人かノーコードを使ってWebサイトを作っていて。制作したサイトを見せてもらったんですけど、クオリティが高くてびっくりしました。
待島:ね、このノミネートサイト見てすごいなって思って。「ホームページビルダー(1994年に発売されたHTMLやCSSなどの知識がない初心者でも、Webサイトを制作できるツール)」もノーコードツールの1つだけど、操作の自由度とソースの実用性の高さが当時よりも優れているから、誰でも、一見プロにお願いして作ってもらったと言われてもわからないくらいのクオリティにできる可能性があるよね。
夏希:これからは、Web制作会社に制作をお願いするっていうことは、デザインのクオリティももちろんですが、コンテンツ内容の充実などの付加価値がポイントになっていきそうですね。
待島:そうだね、ディレクション力が試される。これからもますます、クライアントとその先にいるユーザーの気持ちや伝えたいことを汲み取ってWebサイトやコンテンツを作っていきたいですね。Gear8が大事にしているのは、「クライアントの伝えたいことと、ユーザーの知りたいを繋げること」だから、そこはブレずに今後もやっていきたいよね。
待島さんの最近のプロジェクトをご紹介。
夏希:では、ここで最近の待島さんが担当した制作物の紹介をお願いしたいです。
待島:はい!じゃあ、3件紹介させてもらおうかな。最近担当させてもらったプロジェクトです。
KOLO 様
http://phonebooth.jp/
待島:2016年からお付き合いのある東京の株式会社オフィックス様からのご依頼で、フォーンブース「KOLO」のWebサイトリニューアルを担当しました。
商品のラインナップが増えるタイミングでのリニューアルで、来週写真撮影するんです、というところからご相談いただいて。何を撮るか、どういう写真があるとイメージが伝わるか、ということを伝えて撮影してもらいました。
直接現場に行ける撮影ではなかったので、Pinterestでベンチマークになる写真を集めて、KOLOの魅力や良さが伝わる写真のイメージをできるだけクリアにしようとしました。結果として仕上がってきた写真はとても良かったですし、サイトの構成も大きくブラッシュアップして良いプロジェクトでした。お問い合わせの数も増えているそうで、その点も嬉しいですね。
ClaGla 様
待島:札幌にあるボードゲームをメインに企画・制作されているClaGla様のショッピングサイトを制作しました。
実はボドゲにそれまであまり触れたことがなくて、実際にClaGlaのスタッフさんと一緒に打ち合わせ終わりにプレイさせてもらって、楽しんだ記憶があります。
ゲームをする中でClaGlaさんの会社の雰囲気を知ることもできて、Webサイトの見せ方やコンテンツを作るためのアイディアが出やすい空気感を作ってくれて感謝しています。
ちなみにウチの家族での一番のお気に入りはコトバーテルというゲームで、休みにボドゲを楽しむ習慣ができました(笑)
プロジェクトを進める時に、できるだけクライアントのサービスや商品を実際に買ってみたり、体験したりするようにしています。お客様目線でどう感じるかを知ることに繋がるし、クライアント自身が気がついていない改善点や見せ方のヒントを見つけるのに役立っています。
コンベンションビューロー 様
https://fam.conventionsapporo.jp/newluxury.html
待島:札幌コンベンションビューロー様のWebサイト内にある、バーチャルFAMトリップページのデザイン、動画制作、音声ナレーション収録を担当しました。
魅力的なスポットやコースを考えたり、動画だけでなく音声も使って魅力を伝えるというなかなか珍しいプロジェクトだったのだけど、水野とプランナーの山田と協力して原稿制作を行いました。Gear8の自社サービスのTrippino Hokkaido(※1)で得た知見を元にしつつ、移動距離と時間を考慮してモデルコースを作ったのは、自社の知見を活かせたポイントでしたね。
※1 自社メディアの北海道の魅力をタイ人向けに発信するオウンドメディア「Trippino Hokkaido」がきっかけで、北海道の魅力を知っているGear8さんにぜひ!とお声がけいただきました。
夏希:待島さんありがとうございます!仕事の幅がめちゃくちゃ広がっていますね。
待島:改めて見るといろいろなお仕事に携わらせていただいているよね。今日はありがとうございました!
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待島さんの最近のWebで気になる事や制作物の紹介をお届けしました。
久々に待島さんとゆっくりお話しをしたのですが、仕事の幅がさらに広がっていましたね。今回お話ししていただいた案件以外にも、Webサイト制作のお話しをいくつか伺ったのですが、どのサイトの話もそれぞれにエピソードがあり話してくれました。
全員が違うクライアントさんなので当たり前なのですが、それでもディレクション・デザイン・構築のすべてで、思い出せなくて言葉に詰まる案件がないというのがすごいと思います。1人1人のクライアントさんにしっかり向き合っているんだなと改めて思った今回のお話しでしたね。
さて、次回はどんなSummitをお届けできるのでしょうか。お楽しみに!