多国籍チームで働くことをスタンダードに。
自分の「日本人らしさ」とも向き合いながら、日々発見と変化を楽しむ環境。
こんにちは。Gear8の山田です。
弊社には現在4名の外国人スタッフが正社員として在籍しています。3名のタイ人と、1名の台湾人。その他、インターン生を含めると10名以上の外国人メンバーと共に、TirppinoHOKKAIDOのコンテンツ作りやタイ法人の運営、次なる海外進出の準備を進めています。
弊社恒例となった画面越しのハッピーバースデー。
時差に配慮しながら予定を合わせてテレビ通話でお祝いします。 国籍やいる場所を問わずにお祝いするスタイルが定番化してきました。
今回は外国人と働く日本人目線で感じることを前編、日本人と働いている外国人目線の後編の2回に分けて書いてみたいと思います。
え?そこがポイント?の連続
日本人の感覚ではそこに着目はしなかった・・ということが多く、新しい発見があるのが外国人と働くことの醍醐味。
育ってきた環境が違うから~♪とは本当にその通りで、スタッフ同士で日々のちょっとした価値観の違いを楽しんでいます。外国人の視点でおもしろいと感じるポイントを知ると、今まで知っていた場所や物もなんだか2倍楽しめる気がします。
特に、外国人観光客向けのWebサイトやプロモーションのお手伝いをさせて頂く時は外国人スタッフの意見を優先しています。
スタッフからよく言われるのは、「元の日本語の情報が多すぎる」という事でしょうか。伝えたいことはたくさんありますよね・・気持ちはわかります。ただ、本当の意味での多言語対応は文字を翻訳するだけで良いというわけではないと思っています。伝えたいことのポイントを外国人スタッフと話し合いながら、情報量やプロモーションの仕方を考えていくことが多いです。
例えば、Webサイトやポスターなどのメイン写真も、外国人スタッフの意見を聞いて差し替えることも多々あります。その方が伝わりやすく、効果が出やすいのも事実です。
ちなみに札幌に研修に来ていたタイ人スタッフのInstagramより。一緒に北海道内を移動していたりすると、思わぬ看板を写真撮影していたりするので面白いです。
札幌の方なら撮影場所がピンとくるでしょうか。
「日本人とはなにか」に向き合うことが多くなる
ちょっと大げさかもしれませんが、外国人スタッフと働くことで初めて自分の日本人らしさや無意識に行われている日本人同士の文化に気付かされます。
例えばミーティング。結論から先に述べるというのはビジネスシーンでよく言われますが、外国人スタッフとのミーティングは特に、「結局何をすればよいのか」というところから伝えた方がスムーズな場合が多いです。つい日本人同士だと、結局何をするのか、を導き出すために話し合いがちですよね。
インターン生と共にMTG。Webプロモーションの方法について話し合い、さくっと30分でミーティング終了です。
「お疲れ様です」=サワッディー?
「お疲れ様です」にフィットしている英語・タイ語・中国語が無い、というか日本語独特の表現「お疲れ様です」。
仕事が終わって帰るときも、仕事のミーティングのためオンラインでビデオ通話を開始するときにも使ってしまう都合の良い言葉です。「お疲れ様」のニュアンスに近い表現は外国語でもたくさんあるのですが、ぴったり一致する表現は無いようです。
先日タイ人スタッフに、「お疲れ様ですをタイ語で伝えたいんだけど、」と相談したら「全部サワッディーでOKです」と言われました。確かに、使えるシーンの多さは似ている?のかもしれません(笑)
+ではなく×の変化
外国人スタッフと共に働いていると、様々な角度から情報が入るようになります。多国籍なメンバーが増えたり、2つ以上の国で暮らしたことのあるメンバーが増えることでチーム全体の知識が増え、アイディアの幅も広がっていきます。彼らの価値観を通して日本の文化やスタイル、考え方を見つめ直すきっかけにもなります。
「知らなかったことを知る」だけではない変化が起きていくのが面白いです。
後編は、タイ現地法人で働くタイ人スタッフから外国人(日本人)と働く本音を聞き出そうと思います。 お楽しみに!