年齢を気にせず誕生日をお祝いしたい!
はてなロウソク文化をご存知ですか?
こんにちは、デザイナーの韓です。
最近、今までにない健康に気を付けた生活を続けております。
旅やエンターテインメントなど、多くの楽しみも一旦お預けとなってしまいましたが、その代わり今だからできることを発見したりして、できるだけポジティブに過ごしております。このまま大変な時期を乗り切れたら…!という気持ちです。
さて、お久しぶりの台湾文化第4回目は、ここ最近で起きた小さなカルチャーショックについて、イラスト付きで少しお話しできたらと思います!
数字?それともはてな?
Gear8 では、誕生日月の人にケーキと細やかなプレゼントでお祝いをする習慣があり、そんな準備の際で起きました。
―準備側の相談―
社員A「今月は2人でしたね、ロウソク何本にしましょうか」
han「2人の年齢も離れてますし、こういう時こそはてなロウソクを使いたいですよねー」
社員A「え、なんですか?はてなロウソク?」
…といった感じで、今まで自分の中では当たり前だった「はてなロウソク(問號蠟燭 ウエン ハウ ラー ジュー)」という物が、日本で通じないことに気づき、これはもうどこかの機会で紹介しないとと思いました。ちなみに地元では、ケーキ受け取りの際に無料のロウソクとして「何本必要?」ではなく、「数字?それともはてな?」と聞かれることが一般的です。
全国共通のケーキロウソク
ビビットピンクにビビットミドリ、ちょっと太くて、かわいいのかダサいのか?それすら気にしたことなかったぐらい当たり前のような存在。台湾全国共通で、一体いつ、どこで、誰が決めたのかも不明のまま、全国のケーキ屋さんはほぼみんな同じシリーズを使っています。噂では、あるケーキ屋さんからの依頼でロウソク屋さんが作ったものが、いつの間にか全国まで普及したようです。もちろん日本のように有料のかわいいやつも別で販売していますが、ほとんどの人はこのシリーズの方が多く使っています。
? の使い方
地元では、”もう年齢を秘密にしたい”と思ったその時から使い始め、上司の誕生日祝いや、サプライズ、ご年配の方など、男女問わず数字を気にしちゃう人への配慮として「?」で代用することが多いです。記憶では、むしろ数字より「?」を使うことが多かった気もします。
? も日本でひそかに流行っている?
近年、LCCの普及に伴って、台湾ブームもまだまだ続いているようです。台湾に関連する書籍と特集なども毎月のように出版され、台湾人として地元記事を読むのもまた一つの楽しみとなっていました。そんな流れから、こちらのはてなロウソクも本や記事に紹介されたり、台湾好きの間で使う人も少なからずいるようです。
instagram のハッシュタグに「#問號蠟燭」「#はてなロウソク」で台湾人と日本人の使い方が見れたり、セレクトショップやオンラインストアの棚などにも並ぶようになって買えたりします。このロウソクがあれば、プライベートでも、公開の場でも年齢なんて気にせずに祝えるのが良いですよね!この大変な時期が落ちついたら、次は仕入れて社内にも導入したいところです。
以上、はてなロウソクの魅力が少しでも伝わりましたか?
気になる方はぜひ「問號蠟燭」「はてなロウソク」で検索してみてください :)
では、また次回お会いしましょう!
他も気になる方はぜひ下のリンクまで:
・台湾文化#1 台湾の旧正月
・台湾文化#2 旧正月のお菓子
・台湾文化#3 神様に供えるお菓子