GEAR8 台湾の Manager、Ann です。
GEAR8 が大切にしてきた GLOCAL8 の文化については、すでに多くの方にご存じいただいているかと思います。海外拠点が成長していく中で、私たちは国や拠点を越えたメンバー同士の交流やつながりを、これまで以上に重視するようになりました。実際に現地を訪れ、顔を合わせて一緒に働き、意見を交わすことで、異なる文化背景を持つメンバー同士だからこそ生まれる、価値あるアイデアがあると考えています。
今回は、2025年4月21日から4月26日までの期間、タイ・バンコクへ出張した際の経験や気づきをご紹介します。少し時間が経ってからの共有となってしまいましたが、本記事を通して、今回の海外 GLOCAL8 の背景や目的について、より深く知っていただければ嬉しいです。
台湾からバンコクへ向かった経緯
これまでの GLOCAL8 や社内イベントは、日本本社を中心に展開されることが多く、台湾拠点やバンコク拠点も、日本チームとの交流を継続的に行ってきました。一方で、海外拠点同士が直接関わり、協力する機会は、まだ多いとは言えない状況でした。
各海外拠点が成熟していく中で、私たちは「日本との良好な関係を基盤としながら、海外拠点同士のつながりも、より強めていけないだろうか」と考えるようになりました。地理的な距離があっても、GEAR8 の理念や文化を共有し、すべてのメンバーが「一つのチーム」として前に進んでいくことを目指しています。
こうした思いから、2024年末に、日本代表の水野、バンコク Director の福村、そして台湾 Manager の私の三名で、海外拠点向けの GLOCAL8 を企画しました。GLOCAL8 の精神を引き継ぎ、各拠点からメンバーを順番に派遣し、現地で一緒に働きながらチームの雰囲気を体感すること、そしてもう一つの重要なミッションとして、拠点を越えた全員参加型の Workshop を開催することを決めました。
その結果、私が海外 GLOCAL8 の最初の参加者として、2025年4月に初めてバンコクを訪れることになりました。


Workshop|拠点を越えた共同創作の試み
キャラクターを起点に、GEAR8 の文化と価値観をつなぐ
今回の海外 GLOCAL8 Workshop では、「GEAR8 を象徴するキャラクターを創る」ことをテーマに設定しました。GEAR8 の文化や価値観を反映したキャラクターを形にし、オンラインと現地のメンバーが一緒に参加することで、拠点を越えた議論や協働のプロセスそのものを楽しむことを目的としています。
将来的には、このキャラクターを通して、タイ、台湾、そして今後増えていく海外拠点が、日常のコミュニケーションの中で自然につながっていくことも期待しています。「GEAR8 といえばこのキャラクター」と社内外で共通のイメージが生まれ、スタンプとして実際に使われることで、国が違っても距離を感じさせない、チームとしての一体感が育まれていくことを目指しました。

話し合いから成果へ、一歩一歩が驚きの連続
Workshop は一日がかりで実施され、バンコクのオフィスに集まるメンバーと、オンラインで参加する台湾メンバーが混在する形式でした。特に意識したのは、オンライン参加者も十分に関われる体験にすることです。
そのため、タイと台湾のメンバーを混合し、2人1組の小さなチーム編成としました。全員が自分の考えを発信し、実際に議論や制作に関われるよう工夫した結果、文化や言語の違いを越えて、各チームが自然と協働のリズムを掴んでいきました。
GEAR8 の多様性を包み込む世界観を表現したチーム、ネーミングに強い意味を持たせ、LINEスタンプのビジュアルまで落とし込んだチーム、GEAR8 を家族に見立て、各拠点を兄弟のように描いたチーム、さらには食文化と GEAR8 の精神を掛け合わせたユニークな発想のチームもあり、それぞれ全く異なる切り口でありながら、どれも印象的なアウトプットでした。
細かな運営面では改善の余地もありましたが、全体として非常に成功した Workshop だったと感じています。発表の時間には、現地・オンラインを問わず活発な意見交換が行われ、GEAR8 メンバー一人ひとりの創造力と個性の強さを、改めて実感する場となりました。
何より嬉しかったのは、この Workshop で生まれたアイデアが、その場限りで終わらなかったことです。後日、正式な企画とデザインを経て、GEAR8 の公式マスコット Goomon が誕生しました。
Goomon の誕生背景や今後の展開については、以下の記事でご紹介しています。
https://gggggggg.jp/journal/20365

台湾とは少し違う、バンコクでの働き方
今回の出張では、初めて実際に顔を合わせるメンバーも多く、数日はバンコク拠点の全員と同じ空間で仕事をすることができました。各自が集中して作業を進めながらも、必要なときにはすぐにデザイナーや Director と相談できる環境があり、GEAR8 が大切にしている「意見を自由に交わし、共に成長する文化」を改めて感じました。
特に印象的だったのは、日常的に飛び交う多言語のコミュニケーションです。日本語を使わないメンバーもいるため、タイ語・英語・日本語が自然に混ざり合いながら会話が進んでいく様子は、GEAR8 が国際的なチームであることを強く実感させてくれました。
また、ランチや買い物、仕事終わりに伝統音楽のバーへ誘ってくれた現地メンバーのおかげで、仕事以外の時間も含めた交流が生まれ、気がつけば自分もバンコク拠点の一員になったような、不思議な居心地の良さを感じていました。




タイの街を歩いて感じたこと|デザイン視点で見るバンコク
多彩で奥深い、デザイナーにとっての宝庫
今回の出張は、私にとって初めてのバンコク訪問でもありました。以前は、国際都市としての華やかさや、貧富の差といったイメージ、またデザイン面でも「鮮やかで装飾的」という一面的な印象を持っていました。
しかし実際に街を歩いてみると、大型商業施設や高層ビルだけでなく、路地裏には個性豊かなショップやカフェ、建築や内装の工夫が随所に見られ、想像以上に多様な表情を持つ都市だと感じました。そうした体験を通して、バンコクはアジア有数の国際都市であり、常に新しい刺激を与えてくれる場所だと実感しました。




中でも特に印象に残ったのが、Thailand Creative & Design Center(TCDC) です。一般的な観光地ではありませんが、デザインに携わる私たちにとっては、まさにインスピレーションの宝庫でした。グラフィック、Web、ファッション、プロダクト、アート、写真、映像など、あらゆる分野の資料が揃っており、時間を忘れて没頭できる空間です。
その日は Web デザインの歴史に関する一冊を手に取り、周囲で静かに作業するデザイナーたちと同じ空気の中で、数時間を過ごしました。本当は一日中いても足りない場所でしたが、限られた時間の中で、多くの刺激を持ち帰ることができました。




ついまた食べたくなる味
GEAR8 の一員として、現地の食文化を楽しむことも大切な体験の一つです。船麺、海南鶏飯、タイミルクティー、さまざまなタイ料理やコーヒーなど、出張中は本当にたくさんの味を楽しみました。
中でも特に印象に残っているのは、タイのデザイナーと一緒に食べたランチのパッタイです。屋外席で暑さはありましたが、それでも「また食べたい」と思わせる美味しさで、次にバンコクを訪れる際には、必ず何度も味わいたいと思っています。

交流とつながりを大切にしながら、次の一歩へ
創造的な仕事を続けていく中で、同じ環境に留まり続けると、どうしても視野が狭くなってしまいます。だからこそ、場所を変え、人と出会い、文化に触れることで、思考に新しい刺激を与えることが大切だと感じています。
今回のバンコク出張を通して、現地メンバーの働き方やコミュニケーションスタイルを知ることができただけでなく、今後さらに多くの跨拠点プロジェクトに挑戦していきたいという思いが強くなりました。また、バンコクのデザイン業界の成熟度や多様性は、GEAR8 台湾のデザインにも、新しい可能性をもたらしてくれるはずです。

今回の台湾・タイによる海外 GLOCAL8 は、ここで一区切りとなります。
次は誰が、どの国へ向かうのでしょうか。ぜひ、今年の海外 GLOCAL8 の展開にもご期待ください。



















































