こんにちは、広報の沖田です。8月8日は、私たちGear8にとって特別な日。
そう、みなさんご存知(笑)「Gear8(ギアエイト)の日」。毎年この日に合わせて、ちょっとした“ワクワク”を詰め込んだノベルティを制作してきました。
毎年工夫してノベルティを制作して皆様にお渡ししてきましたが、2025年はただのノベルティではありません。Gear8初のオリジナルキャラクター「Goomon(グーモン)」が誕生し、その第一弾としてLINEスタンプをリリースすることにしたのです!
- Goomonって、なに?
- なぜ生まれたの?
- どんな想いが込められているの?
今回のジャーナルでは、Goomon誕生の裏側を、代表の水野さん、そして企画・制作を担った台湾・タイのメンバーたちに話を聞きました。
「Goomon」誕生のきっかけは、“海外チームのつながり”だった

まずは代表の水野に、Goomon誕生の背景を聞いてみました。
水野: Gear8って、日本の札幌だけじゃなくて、バンコクやチェンマイ、台北など海外にも拠点があるんですよね。で、以前から“どうやって拠点間の心理的な距離を縮められるか”をずっと考えていて。そんな中で生まれたのが“Glocal8”というプロジェクトでした。
僕たちのチームって各エリア間でお仕事をすることもあるし、ミーティングは日常的にオンラインで実施しているのでコミュニケーションは常に取れていますよね。
ただオンラインだと直接顔を合わせたり、どんな環境で仕事をしたり暮らしているかを体感することはできない。
Gear8が掲げる実現したい未来のひとつに「世界にGear8のローカルができる」という項目があるんですが、これは自分が働いているエリアだけではなく、僕たちが展開しているさまざまなエリアのことを直接知ることで、愛着を持ち、地元のように感じる場所を増やしたいという気持ちを表現しているんですよね。
ただの旅行でも、ただの出張でもなく、その土地の文化や歴史をフィールドラーニングして自分のローカルを増やしていく旅をメンバーに体験してもらう、これが「Glocal8」なんですよ。
そのGlocal8の第6弾として、2025年4月、台湾マネージャーのAnnがタイのバンコクに赴き、台湾×タイ合同ワークショップが実施されました。これまでのGlocal8企画とは違い、はじめて日本が介在しない形で進めることになりました。
そのワークショップでテーマに選ばれたのが――
「Gear8のオリジナルキャラクターをつくろう」でした。
参加メンバーのAnnさんは、当時の空気をこう振り返ります。
Ann(台湾ディレクター): 初対面の人も多く、まずは互いを知ることから始めようと思いました。そこで“文化交流”の時間を設けて、お互いの国のお菓子や小物を紹介し合ったんです。それだけで場がすごく和みました。
福村さん(タイディレクター):アイデア出しの段階では、『夢のオフィス』『アジアのコラボ料理』なんてテーマもありました。でも最終的に、『キャラクターづくり』が一番みんなの想像をかき立ててくれると思って、テーマを決めました。
Ann: ワークショップ後も、Slackやミーティングで「この表情が好き」って自然に会話が生まれていって。キャラクターを介して、距離が縮まる感覚がありました。
その4ヶ月後、8月8日。
私たちはついに、“良い空気をまとうモンスター”「Goomon」をLINEスタンプとしてお披露目することになったのです。
「Goomon」ってどんなキャラクター?
沖田: 「Goomon」ってどんなキャラクターなんですか?

水野: 名前の由来はGood・Mood・Monster。“良い空気をまとうモンスター”という意味です。ベースの形は「8」。でも、色もフォルムも固定されていないんです。重なったときに生まれる色、形、それをあえて楽しむ存在です。
沖田:決まっていないことがキャラクター性になっているんですね
水野:そうそう。Gear8もそういう会社だと思っていて。固定されたカラーじゃなく、混ざって変化して、思いがけない面白さが生まれる——それが“らしさ”なんじゃないかと思っています。Goomonは、まさにそんな“空気”を象徴しています。
タイ・台湾・日本、それぞれのカルチャーを映した“仲間たち”
今回のキャラクタープロジェクトでは、メインキャラクター「Goomon」だけでなく、各拠点の文化を象徴する3体のキャラクターも誕生しました。
それらのアイデアを提案し、実際にデザインも手がけたGear8台湾のCarinaさんと、性格やキャラクター像のベース設計を担当したGear8タイのSINEさんに、制作の裏側について聞きました。
沖田:グーモンの世界には、サブキャラクターとして「Sui」「Mali」「Chami」も登場していますよね。それぞれの文化的な要素を反映していると聞きましたが、どんなコンセプトでつくったんですか?

Carina: はい、それぞれ日本・タイ・台湾を象徴する存在としてデザインしました。
- 「Sui(スイ)」は日本の水の精霊で、ピンクと水色をベースにしています。四季を感じながら穏やかに生きる、おだやかなキャラクターです。
- 「Mali(マリ)」はタイのジャスミンの妖精で、明るく愛情深い存在。服装も伝統的な要素を少し取り入れています。
- 「Chami(チャミ)」は台湾の茶畑をモチーフにしていて、葉っぱの耳で“空気を読む”のが得意。自然とともにあるキャラクターです。
沖田: かわいさだけじゃなくて、文化の空気感や価値観もちゃんと込められてるのがいいですよね。メインのGoomonについても、どんな風にキャラクター性を設計していったんですか?
SINE:Goomonは、どの拠点にも属さない“中立で柔軟な存在”として考えました。もし人間だったらどんな性格?どんな感情を持つ?というところから出発して、Gear8のメンバーの姿を重ねながら形にしていきました。最終的には、“個性がありながら、まわりの空気を調和させられる存在”になりました。性格の設計と並行して、チーム内でキャラクターの感情表現のパターンも洗い出しました。「喜び」「驚き」「困惑」などの感情をどう表現するか、それぞれアイデアを持ち寄ってブラッシュアップしていったんです。
沖田:確かに、グーモンって「自分を主張しすぎず、でもいるだけで場があったかくなる」みたいな不思議な雰囲気がありますよね。
Carina:まさにそれが理想でした。色や形を決めすぎず、見る人の気持ちや使うシーンに合わせて変わっていける存在にしたくて。
Goomonがつなぐ、コミュニケーションの未来

Goomonは今後、Gear8の共通言語になっていく予定です。スタンプには日本語・タイ語・中国語の3言語が入り、拠点を越えても伝わる仕掛けが施されています。
水野:言葉が通じなくても、スタンプを使えば“チーム”だと感じられる。Goomonが、コミュニケーションのハードルをちょっと低くしてくれるはずです。
今後は、カレンダー、ポスター、バッジ、卓上アイテムなどへの展開も予定されています。
最後に、おすすめのスタンプを聞いてみました!
水野: 特にお気に入りなのは“会議中”スタンプ。カメラをのぞき込むグーモンが、なんとも言えずかわいい(笑)。共通のスタンプを使うだけで、“今つながってるな”って実感できるのがいいですよね。

SINE: このスタンプには文字が入っていないんですが、『一緒にお仕事できてうれしいな』とか『友達になれてよかったな』みたいな気持ちを表しています。

Carina: 台湾のオフィスでほぼ毎日昼ご飯を一緒に食べますので、『何を食べたいですか?』とよく聞きます!

Goomonをきっかけに、もっと良い空気を

今回のプロジェクトを通じて、キャラクターを「つくった」だけでなく、「チーム」を再発見することができました。国も言語も違うけど、同じ目的に向かって笑い合い、形をつくる。それこそが、Gear8のものづくりの原点かもしれません。
水野:言葉が違っても、Goomonを使えば「一緒にやってる感」が生まれる。スタンプってちょっとしたことだけど、それが大事なきっかけになると思うんです。Goomonが会社の“空気”そのものになっていってくれたら嬉しいです。
Carina:Goomonは“無限の可能性”を象徴する存在。拠点が増えたら、新しいGoomonも生まれるかも。そう考えると未来もとても楽しみです!
SINE:“励ましの大使”のような存在になって、世界にポジティブな空気を届けてほしいです。
そして水野は、こんな風に締めくくってくれました。
Goomonを通して、“Gear8って、ちょっと愉快で、でもちゃんといいものを作る会社なんだな”って思ってもらえたら嬉しいです。 LINEスタンプ、たくさん使ってくださいね!