2017.07.06

外国人スタッフと共に。後編

Mizuki Yamada

日本人と働く日々をどう感じているのか?
気温33℃、タイ現地法人のオフィスビルにてタイ人二人にインタビュー。

 

こんにちは、Gear8山田です。前回は日本人目線でお届けした「外国人スタッフと共に。前編」。後編はバンコクのシーロム地区にあるGear8 Thailandに勤務しているスタッフに色々聞いてみました。

 

今までも日系企業で働いていた二人

バンコクオフィスで働く二人のタイ人スタッフは、Gear8のメンバーになる前にもタイにある日系企業で働いていました。ナットさん(写真左)はアパレルブランド、アムさん(右)はデザイン会社。
ですが、日本人と一緒に働くのは初めて。日本人と働くのって、やはり全然違うのでしょうか?

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ナット&アム
うーん…そんなに特別に全然違う!と感じたことは正直ないですね。Gear8 Thailandの場合はマネージャーの梅木さんはタイ語が話せるし、アイスさんというタイ人の先輩もいるので。
というより、きっとGear8は普通の日本の会社とちょっと違うかな?と思うんだけどそうですよね?

山田
おっと。普通の日本の会社というと?

ナット&アム
毎日暑いのにスーツを着てる感じの…

山田
あ、なるほど。確かに毎日スーツを着て働いてる人は少ないというか、Gear8にはいないですね。Web関連という業種もあるかもしれないけど…タイでの「日系企業」のイメージってやっぱりスーツ姿で汗を拭いてる人がたくさんいる会社、みたいな?

ナット&アム
そうそう。駅でよく見かけますし、私たちのオフィスは日系のレンタルオフィスの中にありますので、他のタイ人よりは日本人を多く見かけると思うんです。日本人と働くというと最初のイメージはそんな感じでした。

山田
実際はラフだった、と(笑)

ナット&アム
はい、ちょっと安心しましたね。

山田
仕事の内容で日本は独特だなと思うことはありますか?

ナット&アム
タイにもそのような会社もあるとは思うのですが、私たちは経験がなかったので、最初に驚いたのは全体でのミーティングです。ギアエイトは毎週月曜日に各自の動きとスケジュール共有する時間を設けていますが、タイではあまりないかも…。自分の担当しているセクションのスケジュールは確認をしますが、直接自分が関わらない仕事のことは共有しないことが多いんですよね。

山田
外国人スタッフと共に。前編
でも話題になったけど、ミーティングの仕方は結構違いがあるみたいですね。例えばどうやって進めるか決まっていない案件とか、ブレストのようなミーティングはないんでしょうか?

ナット&アム
うーーーーん(だいぶ悩んで)
決めることがはっきりしている状態で、必要な時に必要な分だけミーティングすることが多いかな…
「どうしたらいいか」というのをみんなで話すイメージはあまりないかもしれません。

山田
やっぱりそうなんですね。他には?

アム
働く上での違いとではないかもしれないけど、私は日本でも少し勉強したことがあるのでその時から疑問に思っていたことがあって。
それは就職活動についてなんですけど。
大学生は就職活動をするまではそれぞれ髪も好きな色に染めてそれぞれ好きな服を着ていますよね、でも就職活動が始まったら一気に皆同じ髪型とスーツ。
あれでは一人一人の個性がわかりにくいですよね?
タイの感覚ですと、働く会社だからこそ自分の個性をアピールして採用してもらった方がいいし、ライバルが多ければ多いほど印象に残るように個性を覚えてもらわないと、と思うような気がして…

山田
そ、そうだよね…確かに。あの姿は結構日本人でも不思議に感じますよ。

アム
そうですよね?だから会社に入るということは個性的ではないことを求められるのかなと思っていました。

山田
そんなことはないない、充分に個性を発揮してください(笑)
ナットさんは何か感じることはありますか?

ナット
私は日本語の勉強を始めたばかりなので、本来必要な日本の仕事のサポートがまだできていないかもしれない、それがちょっと不安です…

山田
それは私もで、タイ語がもっと話せたら…と思うことばっかりなので心配しなくても大丈夫。
私とナットさんで仕事を進めるのは、タイ人同士、日本人同士で進めるより今はまだ時間がかかるかもしれません。だけど、一緒に取り組むと面白いし、お互いの違う視点が入って新しいものが生まれるのは魅力です。これは言語の壁を超えて一緒に取り組もうという気持ちがお互いあるか、そして根気強く何度も繰り返してやりとりできるか、というところが試されますよね。特に私たちはスカイプやラインでのやりとりが中心ですし。

ナット
ですね、頑張りましょう。
あ、最後にひとつ日本人の特徴として感じるのが、タイ人が勧めた食べ物を、「すごく美味しい!」と言って食べてくれるのですが、翌日にまた同じものを勧めようとすると、「今日はいいです」と断りますよね? 昨日の「すごく美味しい!」の感想は嘘だったの?!と思うことが多くて笑っちゃいます。美味しかったら今日も食べたいでしょう?と思うので。

山田
(笑)
それは、日本人だからというよりマネージャーの好みの問題?かも…
すごく美味しい!というのも本音だし、だからといって二日続けては食べないかな、というのも本音なのでは…タイ料理は全部美味しいので、嘘ではないです(笑)

ナット
わかりました、それならいいんですけど(笑) 引き続き色々勧めてみます!

 

 

「外国人スタッフと共に。後編」、タイのオフィスでの会話からお届けしました。
実際に話を聞いてみると、国によって独特な文化などは違うものの、国というよりも個人がどんな人なのかという方が重要で、「この国から来た人はこういう人」という先入観はどんどん当てにならなくなっているかもしれません。
身近に外国人がいて、一緒に働くのが普通になっている私たちがお互いに良いところを吸収しあったり、理解できないところは理解できないことを伝え合うことで、より仕事が面白くなるのではと感じました。

仕事が終わる前に、真剣にタイ人スタッフが激論を交わしていたので何やら揉め事?かと焦って話に入ってみると、「この後何を食べるのか」という話題でした(笑)
その話題でよく白熱できるなと思っていたら、「仕事と同じくらい重要だからねこれは!」と言いながら笑っていたのが面白かったです。

自分の中の常識にとらわれずに、相手の「大事にしたいこと」を知り、尊重するのも多国籍スタッフと働く上で重要なポイントですね。何にストレスを感じ、何を楽しいと思い、何を重んじるのか。様々なバックグラウンドのスタッフと違いを楽しみ、さらに多くの国の方々とお仕事ができるようになりたいと思うこの頃です。

引き続き、弊社では外国人インターン生を募集中です。興味のある方はご連絡お待ちしています。

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Mizuki Yamada

1987年札幌生まれ。動物はシマウマ。広告代理店のインバウンド事業部で営業を経験し、北海道の魅力を外国人に発信する仕事の面白さを覚える。 タイ人向けのインバウンドメディア「Trippino HOKKAIDO」のローンチ直後のタイミングでギアエイトに入社。主にインバウンドマーケティング及びSNSやウェブ広告の運用を中心に担当。 プライベートではロードバイクのNPO法人理事を務め、北海道内を中心に自転車での旅を楽しむ日々。自分が実際に経験したリアルな北海道を伝えることを大切にしている。最近の興味関心は「新規事業の戦略立案」と「企業のストーリーブランディング」。好きな街はチェンマイとニューヨーク。