2020.12.23

ローコンテクストなコミュニケーションでうまくいく。

Yuta Umeki

こんにちは、GEAR8 THAILANDの梅木です。
今回はローコンテクストなコミュニケーションについて、自分のタイでの仕事の経験もふまえてまとめてみたいと思います。

1、ローコンテクストとは

ローコンテクストとは、コミュニケーションや意思疎通を図る際に前提となる文脈や価値観が少なく、より言語に依存してコミュニケーションが行われること。「ローコンテクスト文化」や「ローコンテクストな社会」などとして使われる。

引用:シマウマ用語集

ローコンテクストの反対の言葉がハイコンテクストです。日本人のコミュニケーションはハイコンテクストになりがちといわれています。私たち日本人ひとりひとりがこれまで様々なバックグラウンドで育ってきた訳ですが、それでも価値を共有できることは意外と多いものです。

タイに来て初めのうちは、無意識にハイコンテクストなコミュニケーションをタイのメンバーと取ってしまい、上手くコミュニケーションが図れず自分もメンバーもフラストレーションを溜めてしまうことが多かったように思います。

ここ数年はローコンテクストなコミュニケーションを心がけることで、以前のようなフラストレーションはなくなってきました。
※メンバーのみんなはどう感じているか分かりません(笑)

2、ローコンテクストコミュニケーションで心がけていること

僕がローコンテクストなコミュニケーションを取るために心がけていることは以下の3つです。

1、結論から伝える
2、聞かれた質問に端的に答える
3、数字で伝える

どれも当たり前なことかもしれませんが、この3つを意識してコミュニケーションを取るようにしています。異文化で仕事をする際には相手の文化を理解した上で仕事をすることが重要とよく言われますが、僕たちがメインの仕事として行っている制作やウェブマーケティングの多くはロジックや数字で説明できるものがほとんどです。自分の場合これまで、下手に感情や熱意で押し通そうとすると、大概うまく伝えることもできないし、プロジェクトも上手くいかないことが多かったです。

3、ひとりひとり違うを前提にすることの大切さ

「結論から伝える」、「聞かれた質問に端的に答える」、「数字で伝える」この3つはタイに限らず多様化がどんどん進んでいる日本も含めて、仕事をスムーズに進めていく上で今後さらに大切になってくると思います。

そもそも日本人であっても外国人であってもみんなの価値観はバラバラであって当たり前だし、仕事という枠組みの中では価値観のすり合わせは必ずしも必要ではなく、あえてハイコンテクストな高次元のコミュニケーションをとることを避けることで、みんながストレスなく仕事を進められるのではないかと考えています。

 

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Yuta Umeki

1988年熊本生まれ、札幌育ち。弘前大学在学中にタイ チェンマイ大学へ留学。

GEAR8では、自社メディアTrippino Hokkaidoのサービスリリースをきっかけに、2016年から2022年までタイ法人の立ち上げから運営を行ってきました。

2022年8月から拠点を札幌に移し、主に海外展開を担当しています。「誰も知らない、だからやる。」をモットーに未知へのチャレンジを続けています。少しでもクライアントや社会の役に立てるよう、GEAR8という組織を通じて貢献していきたいです。